最近、話題沸騰のAI(ChatGPT)を誤解していました

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もう頭の回転も危ういジジーが今頃AIに興味を持ってどうすんだよ、と他人に言われなくても自分でもそう思う。(笑)

でも知れば知るほど面白くて、これほどの「知的好奇心」を刺激されることって我が人生でもそんなに多くはありませんでした。

もう何十年も前になりますが「最近、インターネットなるものが面白いらしいよ」と友人にゴールドコーストにある大学での一般人対象のセミナーに誘われて行ったときのことを思い出します。「凄い!!」と思ったし、「世界が変わる予感」があったのね。(それと同じ様な衝撃を受けたのが「携帯電話」でした)

それからはすぐにインターネットに繋げて色々やりだしたわけで、後にそれを本業として会社も興して頑張っていた時期もあります。

世界でもインターネットの世界はどんどん大きくなり、多くのビジネスも立ち上がり、世界の様相が大きく変化したのは私達が見てきた通り。

この時の衝撃、ワクワク感を私は最近のChatGTPに感じたわけです。これを無視したらかなりヤバいぞ、と。

ブログにはいちいち書きませんでしたが、自分なりに動かして思ったことはChatGTPってまさにAIで、【とうとうコンピュータが知能を持ったのか】ってこと。

ところがですね、段々とChatGTPの理解が進むと、【とんでもないほどの利用価値がある】のはわかってきたものの、「実は、ChatGTPに私達が想像するような「知能」はない」のもわかってきた。

ではなぜあたかも知能があるような動きをするのかというと、簡単に言えば「知識を学んで理解しているのではなくて、【次に来る言葉の予測をしているだけ】だというのがわかってきた。つまり、今まで蓄積されたデータから「次に来る言葉を予測しているだけ」なのね。だから「過去データがなければ何も出来ない」わけで、ChatGTPが自分で考えているわけじゃないのね。

でも「あたかも知能が存在して自ら思考しているように見える」のね。

これに関してはマレーシアの10年以上前からの知人で(でも会ったことはない)、このブログにも良くコメントをくれる科学者でもあるHajimechannelさんが、コメントに書いてくれた

気をつけていただきたいのですが、AIは後出しジャンケンのスピードを上げるもので、じゃんけんそのものを変えるものではありません。なぜなら、AIは何らかの学習内容、現実の過去事例を必要とするからです。

という意味が今になってやっと理解できました。^^;

正直なところ「なんだぁ、そうだったのか」と思ったのですが、でも【利用価値があることに変わりはない】のね。

そして、私達が想像する「本当の知能を持つ時も来る」と言われていて、それにはこれから10年以上の歳月が必要だろうと言われている。

ま、先の話は横に置いておくにしても、今の時点でも利用価値はあるし、進化のスピードがかなり速い様で、この1-2年でも大きく変貌しそうな勢い。そしてこれに目をつけた人たちが、もうすでに利用開始しているし、ビジネス的にも使って「大きな利益を出しつつある」のも見えてきました。

嘘のような話ですが、今の時点でChatGPTが「医師試験に合格した」とか、有名大学の入試をパスした」なんてことが起きているようで、「専門家に聞かないとわからないようなことでも、ChatGPTはそれに答えてくる」ことが起きている。

これを学生が見逃すわけもなく、論文を書くにしても、ChatGPTに全てを任すことは出来ないにしても、【人間が手を食わえる】だけでかなりのものが出来るようで、そして「AIが書いたのか、人間が書いたのか判別は簡単ではない」こともあって、「ChatGPTの利用を禁止する学校」も増えている様子。

専門家でなければわからないようなことでもChatGPTが答えてくれるって本当に凄いことで、今までなら「弁護士に相談しないとわからないようなこと」でもかなりつっこんだところまでわかるらしい。

でもChatGPTが完璧なわけもなく、結構単純ミスも多いし、【聞き方一つで答えが変わる】ことから、私たちは「使い方をちゃんと学ばないとならない」のね。結局、「道具ではなくて人が重要」で、使いこなし方を私達がしっかり学べはかなり面白いことになる。でも使い方のノウハウを学ばず、ただ単に「聞いてみる」だけでは使う意味がないんでしょう。

でも「ただ聞いてみる」だけでも十分に使える部分があって、私達がいつもやっている「検索」と比べれば、あるいは併用すれば、「とんでもない武器になる」「時短になる」のは間違いがない。(返ってくる答えに間違いも多いようで、確認が必要なケースがあるとのこと)

お題目を入力することを「Prompt」というらしいのですが、その書き方で結果が大きく変わるから非常に大事で、そこを学ぶのを「Prompt Engineering」と呼ぶようで、様々なアドバイスがネットに溢れています。で、この「Prompt Engineering」の理解、使いこなす力量が問われることになる。

このAIエンジンを利用したAIが広がって、それは「絵、画像、動画を作る」こともすでに出来るし、「小説、エッセイ、絵本」ももうすでに多く発表されている。音楽も同じで、作詞作曲まで出来る。

これが「プロを脅かすことはない」にしても、「AIを使った素人が業界に入ってくる」のは間違いがなくて、中途半端なプロは駆逐されるだろうし、簡単な仕事は「AI+素人」でも出来てしまうから、その業界の平均賃金も下がるだろうと言われている。

私の次男坊は「監査法人」で働く公認会計士ですが(専門は統計)、【この仕事はいつかAIに取られる】と真剣な顔をして言っています。

自分が今、どんな業界にいようと「AIの進出」を想像するべきで、自分の進む道をしっかり考えないと「ふるい落とされる事が起きる」のは学生も同じだろうと思います。

非常に怖い時代になったのと同じ様に、AIを自分の手足のように使えば「成上がれるチャンス」でもある素晴らしい変化なわけで、絶対に無視はしない方が良いどころか、どっぷり浸かってみる必要があると思っています。

さて、私達ジジババはどうするべきか?

今更競争の世界で生き残らなければならない切羽詰まった感はないとは思いますが、世界の動きを見ていないとならないと私は思うし、「趣味や芸術、遊び」の方面での利用を考えるのも良いと思っています。そしてそれが「ビジネスに繋がること」もあるかもしれない。

ま、私としては「投資やトレード」にAIをどう使うべきかが気になっています。

ただこの業界へのAIの進出はもうすでに歴史があって、大手の投資家はすでに利用しているはずですが、私は意外に楽観しています。

そもそも「私達雑魚は大手と競争すべきではない」「同じ土俵で戦うべきではない」と思っていて、ある意味「私のやり方は裏通りでチマチマ稼ぐ世界」ですから、そもそも「大手は入ってこない世界」なのね。

株の短期売買で数百億円の財をなした若いBNF氏ですが、彼の手法では「60億円を動かすのが精一杯」とテレビの番組の中で言っていたのが忘れられません。それ以上を動かすと、それで市場が動いてしまうからなのね。だから数千億円を動かす機関投資家が入ってくる世界ではないということ。

私のトレード方法は「物理法則に則っている」と言っても良くて、【ボールを投げると放物線を描いて飛ぶ】【地面に落ちれば必ずバウンドする】【その方向は急には変わらない】というような現象が値動きにあるからそれを利用しているだけです。

でももしも将来、「大きく動いていた値が突然止まる」とか、「一瞬にして動く方向が変わる」とか、「値がバウンドしない」とか、もしそういう物理法則に反するような動きが出てくるようになったらアウト。

でもどんな優秀なAIが登場しても、AI対AIの戦いは起きるわけで、「その動きは物理法則に従うだろう」と思っています。為替にしても1ドル130円なのが、1分後に150円になり、そして15秒後には120円になるみたいな動きが起きたらアウトですが、「世の中に攻防戦が起きる限り、トレンド、大中小の波は必ず形成される」と私は考えていて、「多分、いつの時代にも自分の出番はあるだろう」と楽観しています。

でもAIを上手く使えば、自分の世界で、自分の手法を効率化することは可能なんだろうなとは思っています。

ま、とりあえず、今の時点でChatGPTというクソ面白いAIがあるので、これをブログに使ってみようと思います。また画像、映像を作り出すとか。簡単な小説、絵本も作ってみようとか。

ああ、アマゾンではすでにAIが作った作品が売られているんですってね。

人工知能(AI)を使って制作した絵画がコンテストで優勝作品に選ばれたことがあったのは皆さん御存知の通り。新人アーティスト部門の「デジタルアート・デジタル加工写真」分野で1位に選ばれたのがこれ。

審査員も他の参加者もこれがAIが描いた絵であることは誰も知らなかった。

面白い世界になったと思っていてワクワク感が半端じゃなくて嬉しいのですが、反面、ビジネスの世界の真っ只中に自分がいなくてよかったと本当に思います。

これからも進化するAIを自分が使いこなせないと、天国と地獄の差が間違いなく出ると思っています。

------- おまけ -------

歌詞も曲も背景画もAIに作らせた歌。歌声も合成。

ここまでにするのはかなり面倒そうだけれど短時間で作り上げたらしい。

私もコンピューターミュージックは好きでかなりやっていましたが、この伴奏のイマイチ感も「実音に近い音源」を使い、「アナログっぽく微妙にリズムをずらす」ことによって本物感はもっと強くなると思います。

亡くなってしまった奥様の面影を、残されていた写真から作った「絵」。

写真に見えるけれど、これも絵。

AIを使って【5日間】で作った30ページの絵本。

ねとらぼ

AIを駆使して5日でできた30ページの絵本 実験的作品に注目集まる 作者「現在の精度ではまだできることが少ない」…

作画作業の9割をAIが担った絵本初回限定版の予約販売スタート

プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES

株式会社 楽人塾のプレスリリース(2022年12月7日 15時25分)作画作業の9割をAIが担った絵本初回限定版の予約販…

写真から作った「たった一枚の絵」と「自分で作った音源」からAIが生成したミュージックビデオ。

こういうアニメも「膨大なデータ」があるから、それをAIが読み込んで利用しているんですね。そしてその多くのデータは「日本にあるデータ」らしい。

これらの殆どには「著作権がある」わけで、存在するアニメをそのままパクることは無いにしても「そのアニメのエッセンス」を利用しているわけで、ここに問題が無いのかあるのか。

ChatGPTも同様で、著作権が存在する論文や文章から「キモになる部分」を引用した集大成であるわけで、ここに問題はないんですかね。

本来なら、「この部分はこれ、この部分はあれ」と引用した元の文章を明記しないとならないはず」で、あたかもAIが全てを考え出したようにみえるけれど、じつはパクリの集合体でオリジナルでないものを放置するっておかしくないですかね。

もしAIが世界にはびこるようになると、「引用ばかり」でそれなりのものが出来てしまうから、「オリジナルのものを作り出す研究者は減る」なんてことが起きないんですかね。そしてオリジナルを作っても、それのところどころを引用したAIがもっと素晴らしいものを作り出すかもしれない。

特許、実用新案、著作権とかその辺の法整備は必要だと感じます。

また、データはネットの世界に膨大な量のものが蓄積され、それを利用するAIが「あたかもAIが考え出したようなもの」を作り出して、それをそのAIのオリジナルとしてよいのかどうか。そのAIを使った利用者のオリジナルとしてよいのかどうか。

どちらにしてももう動きだしたものは止められない。後戻りすることはないんでしょう。

泥棒をすれば犯罪となりますが、小さな小さなものをチョットずつあちこちから盗んだ泥棒AIは罪に問われないみたいな。AIの時代とは世界70億人のこそ泥時代となるような気もします。なおかつAIがAIの生成したものをまたチョットずつこそ泥をして、何十、何百の「盗んだもので作り上げたもの」には著作権が発生するなんてことも起きるんでしょう。

ChatGPTがマイクロソフトの検索エンジンであるBingに搭載されましたが、これを見るとこの辺の問題も見えてくるのね。

Bingに質問を打ち込むと、答をAIが返して来ますが、AIは何をしているかというと、「検索でヒットしたサイトの内容をあちこちからピックアップして一つの答えをだしている」のがわかるし、【AIの答えの内容はどこのサイトからの引用であるか、そのサイトに飛べるようになっている】のね。

これって非常にありがたくて、引用元を知ることが出来るのは良いことだけど、今のAIが返した答え全てがそうあるべきかもしれない。

例えばアニメにしても、「目がXXXXのアニメそのもの」だとしても問題はないんですかね。AIが生成するアニメですが「ジブリ風」という指示を入れると、まさにジブリのアニメに出て来そうなアニメが作られる。

こういうのって全く問題はないんだろうか。

AIを使う方は世界中からエッセンスを引っ張り出せるわけだけれど、世界全体で見ると「オリジナリティがなくなる」ような気がしないでもない。でも「オリジナリティがあるような微妙な変化」をAIが考える事もできるはずで・・・・。

こういうことを考え出すとキリがないですが、「世界中がAIによってコソ泥の集まり」になってしまった時、自分はそれを利用しないと言い切ることが出来ますかね。利用しないやつは馬鹿だ、なんてことになりはしないか。

学校でChatGPTの使用を禁じるところが出てきたってのはまさにそこに問題があるからじゃないですかね。

AIって「麻薬」みたいなものかもしれませんね。そりゃ「素晴らしい~」と世界が絶賛するのは当たり前で、「自分で学び考えなくても良い時代になる」わけですから。【なんでもわからないことは聞けば良い時代】となる。

実は私は「ほとんど文字を書くことはない」ようになってしまい、【ややこしい漢字は読めても書けない、思い出せない】んですよ。ほとんどすべて「文字入力の自動変換」に頼り切っていますから。

AIでも同じようなことが起きるのは【必然】じゃないんですかね。

【知識も豊富で頭の良い人】と【AIを使うのが上手いだけの人】の区別が出来なくなる。

だから【学校ではAIの利用を禁止する】なんてのは当たり前のことだと思うわけですが、でも今の時代、ワープロを使って文章を書くのが当たり前だし、計算するときに計算機を使うなという人もいない。

AIの時代は「文章そのものもAIが作ってくれる」、「計算もせずに答えそのものを出してくれる」、そういう時代になるってことですよね。大まかなところだけ指示すれば、細かいところはAIが世界から探し出して「あたかもオリジナルみたいなものを生成してくれる」時代。

地道に学ぶ人達は馬鹿にされ、AIを駆使するすべを持つ人達がもてはやされる時代になるのも見えるような気がします。AI時代の過渡期にはそうなるのは当たり前じゃないですかね。

アフェリエイトで稼ぐためにブログを書く人は大勢いますが、もうすでにAIに書かせて「ブログを大量生産する」人たちが出始めています。そのやり方、ノウハウまでも出回っている。

なんだかヤバい時代になりそうだ。

でもAIを無視するわけにはいかず。

今のAIに色々質問して出てくる答えは【左寄りの傾向がある】と言われています。そして社会の一般常識に反するような答えは出さないように調整されている。当たり前ですよね。

でもそれって「プロパガンダに使える」という意味でもあって、AIに読み込ませる「元のデータを制限する」ことによって、「主義主張までコントール出来る」ことを意味する。

中国は「自由に世界のデータにアクセスできないように制限している」のは誰でも知っていることですが、中国内に蓄積されているデータを元にしたAIは、「中国共産党寄りの答えを出す」ことになるとのこと。

そして人々は「自分で考えるよりAIに任せたほうが正確だ」と考えてしまったら・・。

ヤバくね?

【人類すべてがサファリパークに飼われる動物と同じ状態になる】

AIというのはNew World Oderを推し進める勢力の大きな力となり、人類のほぼ全てがAIによって【洗脳される】時代に突入したといっても間違いがないんじゃないですかね。

メディアが私達に「真実を伝える」と言いつつ【洗脳している】のと同じ。

そして様々なAIが戦い、マウントを取ろうとする?

もし「朝日新聞のAI」と「産経新聞のAI」があったとすれば、それらのAIが出す答えにどういう違いがあるんだろうか。

ChatGPTも間違えることが多いようで、それを利用者が修正するようになっているみたいだけれど、ある勢力が、その勢力に都合の良いような内容をAIが出すように【AI対策部隊】が編成されて、そういういくつかの勢力が競い合うようになるとか?

どちらにしても我々一般人は「自ら深く考えることなくAIに頼る」はずで、恐ろしい時代になるのは間違いがないと思うわけです。

でもその動きはもう止まらない。

 

 

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