まだアメリカの「取り付け騒ぎは進行中」。困りましたね~~。

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激動の2023年ですが、一体これから何がおきるのか。

3月の度重なるアメリカ銀行の破綻。そして欧州にも飛び火して、クレディ・スイスも吸収合併される異常事態。

アメリカ政府もFRBも全力で「金融クライシス」を止めようとしていて、今は一服したような感じはしますよね。大きなニュースは入ってこない。

でも表には出て来ないところで、何が起きているのかを数字で見てみると、いろいろ良くない方へ進行しているのが見えて来る。【銀行が融資基準を高くした】ことから貸出額が大幅に減っているし、リセッションに入る傾向はもう見えている。そして、そりゃ急激に金利も上がりましたから、企業も個人ローンも借金が多いところは真っ青なのは想像できるし、当然、新規の借り入れは減る。

そして金融不安はまだあるわけで、企業、個人の破綻が増えれば銀行の不良債権も増える。不動産の値下がりも見えていて、そしてそれは「金利の上昇と密接な関係」があって、個人の莫大な不動産ローンでも破綻が増えたら銀行そのものが危ないと誰しもが考える。

となれば、投資資金の引き上げや預金の引き出しは増えて、また「取り付け騒ぎが起きる」んじゃないですかね。

これを世間は簡単には考えていないはずで、実際にアメリカで銀行が破綻し、スイスのクレディスイスもその波に飲み込まれたのは世界がしっかり見ていた。

早い内に逃げたほうが良さそうだ、ぐらいのことは誰でも考える。

さて、数字からその動きを見てみましょう。前に紹介した「レバナス一本リーマン」さんの動画。

私は今の状況をメディアが煽るまでには至っていないと思いますが、すでにリストラが増えていること、企業の収益も落ちていることから、そしてFRBはまだ金利を上げることになっていて、今の問題はこれから大きくなるのであって、簡単に収まるとは思えません。

なんだかFRBそのものが、アメリカの首を絞めているような気さえしてきます。

このままではアメリカの株式市場も下がるだろうし、パニックが起きるような金融クライシスだって起こりうる。

かと言って、FRBがお金をばらまきつつ、180度、方向を変えて金利を下げたら市場は大喜びだろうけれど、そんなことをしたらインフレも再燃し、元の木阿弥となる。そして当然、米ドルは下落するわけで、第3世界が米ドルの権威を失墜させようとしなくても、自滅する。

というか、第3世界が人民元を使う、あるいはロシアのルーブルのように自国通貨を広く使おうとしても、信用度と実績で大きな問題があるわけだから、【米ドルを相対的に弱くするとんでもない大チャンスの到来】じゃないんですかね。

私が習近平なら、このチャンスを逃すまいと思うし、中国は巨大な金をアメリカに持っているはずで、それを動かせば、かなりアメリカ金融界にインパクトを与えることができるんじゃないですかね。

ま、その辺の話は陰謀論になってしまうから、適当なところで止めておくにしても、【アメリカはかなり危険な瀬戸際にある】ことには間違いがないんじゃなかろうか。

銀行も「今は身軽になったほうが良い」と考えるわけで、とんでもない額の資産を大量売却しているのが数字に出ている。

さて、私たちはどうしたら良いのか。

そんなことが簡単にわかるわけもありませんが、「銀行が資産を投げ売りする」のであれば、私達も【キャッシュポジションを大きくする方が良い】と私は思うし、いつか「大きなチャンスである買い場が来るのを待つ」のが良いんじゃないですかね。

ではそのキャッシュをどこに置くのか。下手な銀行に移したら、そこが破綻するかもしれないわけで・・・。

私が最近、よく紹介する「Nobu塾」でも、「慌てるな、買い場はまだ先だ」というのをかなり前から言い続けていて、その理由は上に紹介したような「実際の経済や銀行の動きとは違う見方」ではあるものの、「何が起きるか」に関して意見が一致している。

今は「嵐の前の静けさ」かもしれず、これから何が起きても慌てずに、また世界がパニックに陥ったところがまさに私達が出動を考えるべき時なわけで、あるいは大事にはならないにしても先行きがみえるまではジッとしているのが得策だと私も思っています。

去年から書いていましたが、今年の3月は「我が家にとって正念場の月」で、前は「高金利が続いて欲しい」なんて呑気なことを書いていましたが、現実は人生最大の損失を出してしまってそれどころじゃないのですが、今、大きな決断をしなくてはならない状態にあります。

ここで下手に動くと再び大怪我をしそうですので、ジッと我慢をして世界の動きを見ながら「時を待とう」と思っています。

でも「資産運用」とか「長期投資」は非常に難しい時期にあると思いますが、【これから資産を作る】場合は【波乱こそがチャンス】ですから、今から戦闘準備に入るのは良いと思っています。

私は二刀流で、A資金、B資金と全く性格の違う運用をしているのは常連さんはすでにご存知のことですが、大きな痛手を負ったB資金はちょっと休憩。でもA資金の方では「このチャンスは逃すまい」と真剣に考えています。

でも今、私はまだ後遺症を抱えていて、精神的にはもう大丈夫だとは思っているものの、突然、大きな後悔と不安に襲われています。そして今まで持っていた「全ての自信が消失する」みたいな感じで、結構厳しい状態。

それを乗り越えないとならないと思う気持ちは重要だと思うのですが、実はそれが逆に作用しているのもわかりました。

やっぱり「取り戻したい」という気持ちを捨てることが出来なくて、「無意識の内に強欲になっている自分」を感じるんですよ。A資金の方で、10万20万、稼いでも何の役にも立たない。もっとずっと上を狙わなければならないと、知らないうちに考えている自分がいます。

これってまさにギャンブルで負けた時の心理と同じで、あるいは株でもFXでも大損した時は同じことを考えるのね。

そんな欲望を全面に出してうまくいくことなんて私は一度も経験したことがないのに、心理状態はそういうふうになっている。

こういうときこそ自分に「足るを知れ」と言いたいのだけれど、野球で言う負けてる試合の9回の裏。4番打者に打席が回ってきたのに、【バントをしようとしている】ようなもんで、やっぱり勝負をしなくてはならないみたいな感覚から逃れるのは簡単じゃないのね。

投資もトレードも勝負をしてはならないのを今回のクレディスイスで再確認したばかりなのに、私はまた勝負をしようとしている。

これがまさに「転落へのスパイラル」なわけで、どうにかそこから抜け出して、強欲に負けないように、しかし着実に小さな利益でも積み上げることができるような冷静さが必要なのがわかるのだけど、それは簡単ではない。

私は早くから独立して零細企業をやっていましたが、20代の終わりごろには「自分は経営者の器じゃない」と自覚していましたし、会社を大きくするチャンスはあっても「あえてそれに乗らない」なんてこともしていました。それが「分相応」というものだと。それはゴールドコーストに渡ってからも同じでした。

あれから何十年も経ったいま、私には投資家、トレーダーとしての器もないんだろうなと思う。

これは決してマイナス思考ではなくて、「自分の身の丈を知る」という非常に重要なことだと私は思っていて、だから諦めるのではなくて、「アホで器も小さな自分はどう生きるべきか」を真剣に考えて行動しないとならないと思うわけです。

そして祈ろうと思います。

こんな私を馬鹿だと思うでしょうが、やっぱり今まで私は見えない何かに見守られていたという実感があるし、チャンスもたくさんもらったし、危ないことからも何度も助けてもらった。そして家族もいて、皆が幸せに生きていることには感謝するしか無いのね。

馬鹿は馬鹿なり、器の小さいのはそれなりに、今までのことを、そして現在を感謝して、欲張ることもなく人としてやるべきことが出来ますように、進むべき道をお示しくださいと祈ろうと思う。

後は神様にお任せ。

-----(追記)-----
 

皆さん、ビットコインは見ていますか?

動きそうだな。乗ろうかなぁ・・なんて思ってみていたのに乗り逃してしまった。(AIで遊んでた ^^;)

ビットコインというと「大きく儲けよう」と考える人が多いみたいだけれど、そんなことは考えなくてもボラティリティも大きいから、こういうちょっとした動きをこまめに取るだけでも良いと思うんですよ。

でもねぇ、乗ると動かない、乗らないと動くなんてのも日常茶飯事で、なかなか・・・

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