アメリカ経済はどうなるんですかね。やっぱりアメリカがコケると世界もコケると思うので気がかりです。
市場のセンチメントとしては決して悪くないと思うのですが、様々な指標は「ヤバいことが起きる」と読める。
JPモルガンのCEOも顧客に対して「アメリカ経済がハードランディングするストレスに備えるように要請する」と言っているらしい。この言い回しっていかにもアメリカらしいですが、「危ないから注意しろ」という意味でしょう。
でも経済崩壊がもう起きているわけじゃない。
でもすぐ「眼の前に来ている」かもしれないのは様々な指標から想像することは可能。
こういう見方があるのは絶対に頭の片隅にでも入れておく必要があると思います。
中国は中国で大騒ぎですし、中国の不動産業が崩壊してもそれがそのまま世界に多大な影響を与えるとは私は考えていないのだけれど、それは私の周りには「中国には一切投資をしていない」「投資をしようと思ったことさえない」ような人ばかりだからかもしれない。
かつて投資をしていたとしても、「中国はもう危ない」と言われて何年も経っていますし、それを裏付ける数字は出ていたわけですから、欧米流のリスクコントロールをする投資家であるなら、もうすでに「中国からは手を引いている」と思うんですよ。
今でも中国に多く投資をしているという人は、半端じゃない「リスクテイカー」だと思うし、私の周りには一切そこまでのリスクテイカーはいません。
だから私は「中国の不動産業が崩壊」しても、それは日本のバブル崩壊と似ていて、「世界に大きな影響はない」と思っています。
【影響があったら困る】わけですから、「そんなことは起きないはずだ」と自分の都合の良いように考えてしまっているのかもしれませんが、リーマン・ショック時のような、金融業界での「信用崩壊」みたいなことはないんじゃないかなぁ。
でも「回り回って投資資金は中国に入っていた」なんて大手の機関投資家や銀行があるかもしれず、どこからボロが出てきてそれが広がるかはわからない。
今は「本来なら倒産して良いような企業を倒産させない」方針を中国共産党は取っているわけですが、これってもしかしたら「逃げるチャンスを与えてくれている」と考えることも可能かもね。
なんて思って【China Evergrande(中国恒大集団)】の株価を見てみたら、ほぼゼロ。ま、上場を維持している方がおかしいわけですが、債券はどんな値がついているのだろうか。もしかしたらそれらを今買うのは宝くじよりかは楽しませてくれるかもしれないと思ったり。(笑)
不謹慎なことを書いて申し訳ない。m(_ _)m
アメリカ経済の衰退ですが、問題は、「起きるか起きないか」ではなくて、【起きたらどうするか】を想定しておくことが重要かと。
ま、私としては出来ることは少ないわけで、せいぜい今の米ドル高で受けている恩恵を「利益確定しておく」のは良いと思う程度。
しかし中国はとんでもない額の不良債権が表面に出てきて、それは地方自治体も同じで、それだけでもおおごとなのに政治的にも何かおかしなことが起きているような雰囲気。
こんな時に習近平が一発大逆転を狙わなければ良いなと思っているわけですが、来年のアメリカ大統領選ではトランプが復活しそうな勢いですし、「動くなら今しかない」ような気がしないでもない。
このブログの読者には「積極的に投資をしている」とか「トレードを頑張っている」読者がそこそこいるわけですが、皆さん、準備はできていますか~?
もし今の時点で、「危険に晒される投資はない」としたらラッキーで、下手に動くべきではないかもしれませんね。
もし「トレード中心」であるならば、これから「この世の春」が来るかもですね。
市場が荒れる時には、短い一分足などで見ると「大きなトレンドが繰り返し押し寄せる」状態になりますから。
もし興味があったら【911同時多発テロ時の株式市場】なり、【311東日本大震災時のドル円相場】なり、【2016年のアメリカ大統領戦(ヒラリー対トランプ)で、トランプが勝った時の株式市場】【武漢ウィルスの恐怖を世界が知った時】【ロシアがウクライナ侵攻をした時】の分足でも見て研究してみたら良いと思います。
混乱する時には様々な読みが交錯して市場が荒れますし、それを「日足」で見ていると上だ下だと目が回る様に見える。そして上下の「ヒゲ」も長くなる。
つまり、分足で見ると大きな山と谷が連続して押し寄せるということ。デイトレーダーに取ってこれほどのチャンスはないと思います。
このブログも昔は「波乱こそがチャンス」なんてことを書いていましたが、今の私はもう老いぼれてしまいましたので、「穏便にお願いします」と言いたいのが本音。(笑)