マレーシアの「所得に非課税」って半端じゃない爆発力がある どんな「人生設計図」を持つべきか

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マレーシアでは(大雑把に言って)「金融所得」「海外所得」には【課税しない】という税制。

つまり、定期預金や債券などの「利息、キャピタルゲイン」には課税されない。また海外で得た所得にも課税されない。この場合、当然、所得が生まれる源泉国での課税はあるわけですが、海外で無税ならマレーシアでも課税されないので丸々手取りとなる。

ただ近年、この税制も変わると言われていて、でも詳しいことは私はわかっていません。

先日、その手の話をしていたところ、「20%程度の課税ならしょうがない」という意見を聞きました。

これは確かにその通りとも言えるわけで、そこそこ稼いでいると「累進課税」で50%程度は持っていかれることがあって、オーストラリアもそうで税率というより【課税額が低くても率は高い】というのが困るのね。意味がわかりますよね。「所得、税率は同じでも税金が高い、安い」ということが起きる。

だからそういう人たちにしてみれば、【20%程度ならしょうがない】となるんでしょう。

ところがですね、これって率で考えたらダメだと思うんですよ。それは「収入と生活費の割合」で大きく変わってくるから。

一般的には「カツカツで生きている人」って世の中には多いわけで、100の手取り収入があっても90以上の生活費が掛かるのであれば、10%しか残らない。中には「残らないよ~」なんて人も多い。

私はこの「残る金額」をいつも考えていて、それを重視すると「所得税」が非常に重要なのがわかるはずなのね。

そもそも税率が50%のところだとすれば、200の収入があっても手取りは100。そして生活費が90とか95なんてこともあるわけで、稼いでも稼いでも微々たるお金しか残らない。

だから税率が20%程度なら良いと考えてしまうのかもしれない。

その場合、200の収入があって手取りは160だから、生活費が90,95でも「60以上が手元に残る」ことになる。

私は若い頃から「節税」には非常に興味があって、よく周りから「稼げもしないのに節税ばかり考えている」と笑われたもんです。(笑)

でも節税を真剣にやってる人はわかるはずだけれど、「稼いでから節税を考えても遅い」のね。

だから稼ぐ前から「稼いでも課税所得が大きくならない方法」を模索する必要がある。また「税率が低い所得を得る」のを常に頭に入れておくことも重要だと思うんです。

そういう生き方をしていると、20%の税率でも「どうにかならないものか」と考えるようになるわけです(笑)。頑張って「たくさん稼ぐこと」を考えるのが普通ですが、世の中では「稼いでも稼いでも苦しい」のが普通。

頑張って頑張って、どうにか125の税込み所得を得て、そこから20%の25の税金を支払い、でも生活費は90なんてのは良い方で、生活費は95以上。どうにかマイナスが出ないように維持できているのも「それでもラッキーかも知れない」と私は思うんですよ。それが普通の状態だろうと。

でもその20さえも払わないで良いことが「マレーシアに拠点を移す」だけで起きてしまう。当然、それは「所得の種類による」わけですが・・。

この場合、収入は125で変わらない。生活費は95だとすれば、そこで30の「純益が残る」わけで、これって【純益が5なのか、30なのか】というとんでもなく大きな違いがあって、【純益は6倍に増えた】ことになるじゃないですか。ましてや生活費を落とすことも可能だとすれば、この倍率はもっと高くなる。そしてそのお金を再投資に回して大きくしたら、とんでもない「大きな差」が出るのは間違いがない。

【マレーシアの税制を利用する】ということはこういうことだと私は思うんですよ。たとえ今現在20%の課税率でも「マレーシアに拠点を移すと6倍以上のスピードでお金が貯まる」ってとんでもなく凄いことだと想像するのは重要。

お金っていくら稼いでも「使ったら残らない」わけで、なおかつ税率が高ければ「稼いでも稼いでも苦しい」なんてことが起きる。

だから「まずは生活費の比率を下げる」ことが非常に重要で、これはどこに住んでいようが絶対にお約束なのは世界共通の常識。そして「税率を下げる方法を考える」ことをプラスすると、【同じ額を稼いでも、純益は6倍以上になる】なんてことさえ起きる。

「マレーシアに拠点を移す」というのはそういうことなんですね。

近年、ユーチューバーやアフェリエイトで稼ぐ人たちが「マレーシアに来る」のはそういうことでしょう。

またトレーダーも同じですが、「稼げる額」を多くの人は気にするはずですが、「世界のどこに住んでも同じ様に稼げる」ことを重視する人は非常に少ない。

これからの時代、「複数の収入源を持つ」重要性が高まるはずですが、単に「複数の仕事を持つ」と考えるのではなくて、【質が違う所得を得る】ことを考えないと意味がないからもしれない。それは大震災などの天災なり、地域的な経済や業界の衰退なり、あるいは自分の健康なり、【同じリスクを持つ複数の収入源】があったところで、「万が一の時には共倒れ」じゃ意味がないじゃないですか。

だから「違う通貨で利益を出す」のも重要だろうし、「全く違う業界」であることも重要。自分の身体になにか問題が出てきても、あるいは年齢的に稼ぐのが難しくなる定年がある職業を複数持っても危ないじゃないですか。また私がいつも書いているように、「景気が悪くなる状態でも利益を出す方法」はあるわけで(円が上がろうが下がろうがFXで利益を狙えるのと同じ)、その手段を真剣に考える必要があると思っています。

「質の違う収入源」を持つことによって、「生き残りの可能性は増える」かもしれない。

これがうまく行けば、「大好きなハワイで悠々自適に過ごす(こういう人は実はとんでもなく多い)」とか、「一年の半分は豪華客船に乗って世界を回る」とか、あるいは「本当に自分がやりたかった夢」を実現できるような投資をするとか、そんな道が開けてくるかもしれない。

悠々自適な生き方をする人はそれなりに世の中に多くいますが、彼らは「たまたまラッキーなのだ」と思ったら「それは自分のヤッカミでしかない」と思うべきで、彼らは「それが将来的に出来る可能性」を見続けて仕事も選んできたと考えるほうが良いと私は思う。彼らは「運を天に任せる生き方をしなかった」のかもしれない。

「どんな人生設計図を持つか」によって、将来は大きく変わるんじゃないですかね。

ユーチューブやアフェリエイトで稼ぐのは「今、良いだけの話さ」という人も多い。実際に「だんだん稼ぐのが難しくなっている」のも間違いがない様子。

でも「もし今、稼げている」のだとしたら、そのチャンスを最大限、活用するべきで、「マレーシアに行っちゃう?」なんてのも【リスクコントールの一貫】と考えることが出来るはず。

でもこのマレーシアのアドバンテージがいつまで続くかは誰にもわからない。でも「今、チャンスが有る」のは間違いがないとすれば、そのチャンスを見逃すべきでもないのではないかと。

「どんな人生設計図を持つか」ですが、それは【日本が沈没したらどうしよう】なんて夢想してみると、大事なポイントはすぐ見えてくるはず。

今、日本では「南海トラフ地震」は必ず来ると言われていますが、本当にそれが来たら「日本経済は壊滅する」とも言われているのをご存知ですよね。被害総額は東日本大震災どころの話ではなくて、日本の大都市、工業地帯も壊滅して「被災者を援助をする母体そのものがなくなる」とも言われている。でもそんな話を聞いても「本当にそんな事が起きるわけがない」と多くの人は考えている様子。かくいう私もそうで、「まさかねぇ」と思いますもの。

「お化けが出るぞ~~」という話を聞いて慌てふためくのと同じで、そんなことを前提として計画を練れるわけもない。

でも「想像をしてみる」のは非常に大事で、それをすると「今の自分の問題点が浮き彫りになる」かもしれない。それこそが重要な点ではなかろうかと。

こういう考え方を口に出すと、「なんと欲が深いのか」とか「足るを知れ」なんてことを言われることが多いです。このブログでも読者からそういうコメントを貰うこともありました。

でも「自分が生き残る」ことによって家族や愛する人達を救えるってことを忘れてはならないわけで、「一緒に困って悩んで傷を舐め合う生き方」が良いとは全く思えず。そしてその延長に、【日本を救うことさえ起きる】と私はマジに考えているんですよ。

イギリスを構成するアイルランドですが、歴史的にすごい数の移民を排出した国ですよね。そのアイルランドが財政的にも困った時に、アイルランドの血を引く人たちが「母国を救え」と大きく動いたなんて話を聞いたことがあります。

またユダヤ人を考えてみればわかることですが、ユダヤ人の結束の強さ、富に対する執着がイスラエル、世界の同胞を支えているのは間違いがないじゃないですか。ま、異常さを感じなくはないですが、【みんな横並びでリスク管理は苦手。運を天に任せる】のが好きな日本人的な生き方が良いとは「私には」思えず。

あの太平洋戦争ですが、多くの日本兵は「降参はしてはならない。捕虜にもなるな」と教え込まれ、無謀な万歳突撃をしたり自決した例は枚挙に暇がありませんが、中には「絶対に死ぬな。生きて日本に返って、日本の復興に命をかけろ」と部下に伝えた上官も少なくなかったそう。

自分が生き残ることこそが、他を助けることにつながるという「事実」を忘れるべきではないと思っています。

だから私には「足るを知る」ってことがないのね。いくらあっても足りない。(笑)

「足るを知る」という考え方は、「私が稼いだものは私のもの」という考え方が根底にあるからそうなるんじゃないですかね。そもそも仏教的な考え方って「自分が解脱する」のが中心にあって、意外に自己中な宗教だなんて思うこともあります。

私の祖母は仏教に生涯を賭けた人ですが、私が幼い頃に言われ続けたことがあります。「金山を見つけろ」と。そして「そしてその富を使って他人を救え」と。その祖母に影響を受けた嫁の母も似たような考え方を持っていました。商人の家だったからかもしれませんね。

考え方の基本に「金は天下の回りもの」というのがあるんですね。「自分のものではない」という考え方。

だから私は「ミニマリスト」の考え方ってまるで持っておらず、多くの人たちが世の中のことを思って作ったものやサービスを「自分が買うことで応援したい」と思う性格。(笑)

それで経済は回って、多くの人たちが「食べて生きることが出来る」と考えています。なんでもかんでも大量生産、大量消費が良いとは思わないけれど、私はミニマリストの考え方って一つの「生き残り戦略」としては良いとは思うものの、「デフレスパイラル」を誘発する非常に危ない考え方につながると考えています。日本の「もったいない」という感覚を持ちながら「生産と消費」を後押ししていかないと世界は萎んでしまうし、「無駄なものを排除する」のは「無駄な人間の存在」を認めることにもなってしまう。だからやっぱり「余裕のある世界」を私は目指したいと思う。

かなり昔ですが、ビートたけしが週刊誌のコラムを書いていて、「窓際族でも生きていけるから大企業の価値がある」というのが今でも忘れられません。無駄を排除する社会は「負け組を増やす社会」かもしれないとも思っています。

江戸っ子の「宵越しの金は持たない」って、本当は結構良いことかもしれないと思ったりして。(笑)

【富の循環】を促進する。貯めることではなくて「川の流れを早くする」ことが重要なのかもしれない。

でもま、実質所得が下がり続ける中で「消費を維持する、増やす」なんてのは自殺行為なのも間違いがないですもんね。

ここからは、投資そのものに関する話。

日本の個人金融資産って2200兆円もあるそうで、その多くを老人が持ち、投資はせずに預貯金として持っている。これが「日本経済の不調の原因」とも言われていて、だから「投資をしろ」という話になるんでしょう。

でもそれもおかしなもんで、その預貯金を預かった金融機関が投資をしているのだから良いんじゃないですかね。もし個人が直接投資をするようになったら、金融機関の飯の種が減るわけで、あっちを立てればこっちが立たない。私が金融機関なら、「自分で投資をしようなんて考えずに、私達に任せてください」というと思う。

でも金融機関も投資を勧めるってことは「その気になったカモの個人から儲けようとしている」だけのことじゃないかと。その方が手っ取り早いのかな?

いやいや、リスクは客持ちにして、自分たちは間違いのない手数料で儲けようという魂胆か。アドバイザー的な職業も同じかもね。

寝ているお金が問題だとするなら、「何でも良いからお金を使って、お金が世の中に回るようにしてください」というのが筋じゃなかろうか。

日本人が「よし、自分で投資をしよう」と外貨預金、海外投資をしだしたら【日本の安定が壊れる】可能性すらある。

投資をしろと言いながら、そのノウハウには一切触れない。私にしてみればこれって【こっちの水は甘いですよ~】と誘う「詐欺の手口」と同じだと思う。あるいは繁華街で「社長~。良い子いますよ~」という呼び込みみたいな。

自分では売買ノウハウも持たずに買って放置、あるいは他人任せでどうにかなるなら世界から貧乏人はいなくなる。

「甘い呼び込みに乗る」のは【自らが奴隷船に乗る】ことを意味しているのかもしれない。

ところで、「新たに投資をする場合、アメリカを対象に考える人が多い」ように私には見えますが、アメリカが崩れればそれは世界に伝播するわけで、今の状態は非常に危険だと警鐘を鳴らすプロも多い様子。

アメリカの動向が気になる人は、この動画は「必見」でしょう。

昨日の日記とダブりますが、世の中に「投資をしましょう~」という声が大きくなった時とは、「すでに投資をしているビッグプレイヤー」にとっては【刈り取りの時期が近い】という意味かもしれないと考えることも重要かと。

日本のバブル絶頂期に、買い物かごを持ったオバサン、学校を出て就職したばかりのOLたちがこぞって「株式投資の話をしていた」のを覚えている、知っている読者がどのくらいいるのかが気になっています。

「皆が買った後に、誰がその次に買うのか」

こういう考え方も重要かと。

1980年から今までの日経225の動き。

下のチャートのアメリカの過去の動きを見て、今後もそれが続くと夢を見るのも良いのかもしれないけど・・・・。

相場の格言に【大衆は常に間違える】というのがあります。これは【大衆はカモである】というのと同意語なんです。

2010年からのナスダックの動き。

もし「売買タイミングが何よりも重要であること」を理解し、「下げ相場でも利益を出すノウハウ」があれば、話は別。

せめてこのブログの読者は「火傷をしない」ようであれば・・・と願っています。

投資って「(トランプゲームの)ババ抜き」と同じかもしれない。「買って放置しておけば良い」なんてことで本当に利益が出ると思いますかね?

だから「何を買えば良い?」という考え方がそもそも大間違いなわけで、「入り口戦略、出口戦略」があれば、【投資対象は何でも良い】ってことなんですね。逆に「入り口も出口もわからない」とすれば、【何を買おうが危ない投資】となる。

これをギャンブルという。

 

 

 

 

 

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