海外に住んでいますと、どうしてもローカルの生鮮食品じゃ我慢できなくなるときがありますよね。
だからジャパレスに行くわけですが、これぞという生鮮品を出す店を私は知らないし、良さそうな店は「とんでもなく高価」で我が家は二の足を踏んでしまいます。ましてや酒を飲みますから、お酒が高いマレーシアでは下手をすると「料理代金と酒代金が同じ」になったりする。
ヨメさんに「お酒はちょっと控えてくれると助かる」なんて言いますと、【じゃ、いかな~~~い】ですもんねぇ。(笑)
昔、日本にいる頃なんて二人で飲みに行って日本酒を二升飲んじゃうこともあったような夫婦ですから、いくら歳を取って飲めなくなったとは言え、一人1合2合で終わるわけもない。(┰_┰)
だから家で・・・となるわけですが、輸入商から食材を分けてもらったり、日本酒も安くて美味しいのがありますから、その分、好きなものを食べられるわけで・・・。
ところが~~~。
近年の日本からの生鮮食品の値上がりが凄い。円安なのに・・・。(┰_┰)
それと「価格がほぼ変わってないものは品質が落ちてる」なんてことも頻繁に起きてるのね。
私の大好きな「マダコ」なんて、各社いろいろ扱っていますが、まず「美味しいと思うものがない」んですよ。旬鮮マーケット(JMG)なら「活マダコ」なんてのがありますが、価格を見ただけで撃沈です。ちょっと前ならその3分の1ぐらいの価格で「蒸しマダコ」で美味しいのがあったのに。
ヨメさんから「いくら」と「明太子」を買っておいてね、なんて言われていますが、私としてはどうも盛り上がりません。
明太子は旬鮮マーケット(JMG)で「切れ子」なる訳あり商品が安く売っているのでそれで良いにしても、近年、いくらがアウトで美味しいものに会ったことがない。千里に「もっと美味しいものはないの?」と聞いたら、【取寄できますが、かなり高いですよ~】なんて脅かされて、ビビって価格さえ聞いていません。(笑)
「どのお店も自分で味をつけ直してみたいですよ」とも言われて、我が家も昔はヨメさんがやっていましたが、今は全くやる気なし。私はと言うと、下手をすればもっと美味しくなくなるのはほぼ確実なのでやっぱりやる気なし。
マレーシアでは、日本ならどんなスーパーでも売っているようななんてことのない生鮮物が買えない。「無い」んじゃないのね。我が家の「手が出ない」だけのこと。
大好きな「マアジ」ですが、日本からのものはまき網で獲った安いものでも、一尾1000円を超えるんですよ。家族3人で「アジのたたき、お寿司、塩焼きを食べようぜ~~」なんて言ったら、アジだけで1万円超えで、なんだかやっぱりおかしいよねと思って手が出ない。
最近、マグロも食べてない。
そうかと思えば「真鯛が魚の中で一番安い」のね。もちろん養殖物ですが、2キロ超えの大きな真鯛の「活締め」でも1万円でお釣りが来てしまう。つーことは日本でも激安ってことなんだろうけれど、2500円程度で買えちゃうのかな?
あ~~あ、毎日、日本の海産物や寿司店の情報をユーチューブで見ていますが、ため息が出るばかりなり。
マレーシアに住んでいながら、山口県宇部市の魚市場の様子を毎日楽しみにしてチェックしているなんて変人は私ぐらいでしょうねぇ。競りの様子も見れるので、どんな魚がどんな値段で競り落とされているのもわかるのね。季節の変わりや旬の魚もわかるので、面白いなんてもんじゃないです。(笑)
マレーシアにはローカルの魚で美味しいのもあるんですよ。
でも6年も経つと、ローカルの生鮮物には興味がなくなってくるのね。
ヨメさんって出身が福岡の浮羽という内陸の田舎で、そもそも「刺し身が好きではない」のね。だから全く文句が出ないのだけれど、私はと言うと子供の頃から魚に囲まれていて(父はかつては築地の仲買人)、お寿司だったら毎日、朝昼晩、365日でも嬉しい男。
でも不思議なのは、ゴールドコーストで25年過ごしましたが、これほどの「日本の魚欠乏症」に罹ったことはない。
私が最後に日本に行ったのは2019年の夏で1ヶ月入院したときだけれど、もし今、日本に行ったら「もうマレーシアには帰りたくない」と大騒ぎになりそ。
安い回転寿司に行っただけで、嬉しさのあまりにおしっこチビると思いますわ。