毎度のことですが、前置きがヒジョ~~~~~~~~~に長いです。大事なことは下の方に書いてあります。
日本の円安がどれほど日本国民に影響を与えているのかを考えると、やっぱりどうにかしてもらいたいと思うのは当たり前ですよねぇ。
でも世界最大の「債権国」としての日本は、円安になればなるほど「海外からの利益も含み益も」どんどん膨れ上がる。そして日本の経済界としては円安は決して悪いことではないのは「数字」から見れば明白。そしてそれは「税金の増収」という形で現れる。
そこで「還元する」という案が出てくるわけですが、岸田さんの「増収分の還元」って「ただのバラマキ」だと思うし、【減税ではない】のははっきりしていて、一番国民が望んでいるであろう消費税の減税に関しては、【絶対に消費税は下げない】という、異常な理屈を振り回して【議論さえしない】のが国民に受け入れられるわけもないですよね。
私が一番腹が立つのは、実は「ガソリンのトリガー減税」なんですよ。これって価格が上昇しすぎたら多くの税金が課されているガソリンの税率を【自動的に下げる】という決まりのはずですが、それを【凍結する】って【トリガーなんて嘘だった】ってことじゃないですか。
消費税を下げるという約束は誰もしていない。でも「トリガー減税」は間違いのない約束で、【法律で決めたこと】じゃないですか。それを凍結するって「習近平か?」と私は思うくらい。
消費税を減税すると「元に戻すのが大変」だとか、「ここまで上げるのにどれだけ苦労したのか」とか、減税の理由にならないことをいう政治家が多い。「マジ?」って思いますよねぇ。海外ではフレキシブルに変える国は多いし、そもそもそういう税金であるような設計をするのが当たり前で、それはたとえ増税だろうと減税だろうと【必要があれば変更する】という原点は私は正しいと思うんですよ。
でもそういう議論が出ないように、「消費税で社会保障費を補填する」という【世界では非常に珍しい事】を決めてしまった。だから消費税減税なんて話が出てくると「では社会保障費はどうするんですか?」となって、話はそこで止まるようになっている。これを画策し導入したのはあの小沢氏だと言われている。
経済界もズルいなんてもんじゃなくて、消費税減税となれば経済にも活気が出て良いのではないかと思うのだけれど、「消費税減税となれば他の何かを増税しないとならない」という理屈を財務省は出すわけで、【法人税の増税】は経済界に大きな打撃になるし、社会保障税を上げれば【半分は企業の負担となる】わけで、どちらも経済界は面白くない。
そして「消費税増税に賛成してくれれば、法人税を下げます」とも言うわけで、経済界はそれに賛同するし、消費税減税には反対するという構造が出来上がる。
誰か、とんでもない影響力を持つ勢力が「裏で操っている」のは明白。
そしてその影響力は宗教にまで昇華されていると感じる人が多いのでしょう。だから巷ではそれを【ザイム真理教】と呼ぶ。
財務省って「日本のお金の出入りの両方を牛耳っている」わけで、これでは「一番怖い存在」なのは当たり前じゃないですかね。日本ってなぜか「旦那が稼ぐ」「嫁さんがお金を仕切る」という習慣が根強くありますが、これって【お金の出入りは別にした方が良い】という日本人の知恵だと思うんですよ。
これがもし、「稼ぐ旦那が全てを決める」となったら、随分、日本人の生活って変わるんじゃないですかね。
普通、稼ぐ旦那でも「毎月のお小遣いをもらう」し、【値上げ交渉はしても、駄目!と言われればそれに従う】し、お小遣いをもらう時には「有難うございました」と言わないとならないような雰囲気。(笑)
でも旦那が全て決めたら恐ろしいことになるかもしれない。当然、家庭内では「主従関係がはっきり決まる」んじゃないですかね。お金を稼いでくるのは旦那で、その旦那が家族に対して「お前たちには与えるのはこれのみ」と決めれば、全員が平身低頭して「有難うございます」というしか無いじゃないですか。嫁さんが「この額じゃ家計をやりくりできない」と言ったところで【駄目】と言われればその中でどうにかしなくてはならないし、ママ友と「豪華なランチ」なんて食べることも不可能。
でも旦那は「これが我が家にはベスト」と信じて疑わない。
私はこれが「今の日本の状態」だと断言しても良いと思っています。
そしてここにはとんでもない決まりがあるわけで、それは「もう我慢できない。離婚する」なんて夫婦のような事はできないってこと。そもそも夫婦は「この人とやっていこう」と思った時期はほぼ間違いなくあったはずで、「この人しかいない」なんて思うことも多くの夫婦の間では起きていたこと。
でも「全てを牛耳る財務省」に【好きにやってください】と頼んだ国民は一人もいないし、財務省の官僚を「選んだこともない」じゃないですか。
この「国民が選んだわけでもない」というのは大問題だと思うんですよ。せめて「国民が選んだ政治家が財務省の人事や方針も決める」様になっていればよいですが、あの「人事権を掌握した安倍政権」でさえも、「財務省は別」だったなんて【意味ないじゃ~~ん】の世界。
増税はしたくなかった安倍さんの苦悩は漏れ伝わって来ていたし、ある時、増税をしない為には国民の意志が必要(財務省の影響力を抑える)だと「解散総選挙」までしたじゃないですか。それに勝った安倍さんは【延期することは可能だった】わけですが、あの時の解散総選挙の時の安倍さんに対する風当たりの凄さを覚えていますかね。
「解散する意義がない」とかなり批判された。当然「財務省を黙らすためです」なんていえないし、ただただ安倍さんは解散を決行した。でも出来たことは「延期」でしかなくて、後に増税。
これって国民の目には「安倍が増税した」としか映らないわけで、安倍さんの後ろで腕を組んでニヤニヤしている存在のことなんか誰も考えない。
そしてそれは「アベノミクス」も同じで、安倍さんは「3本の矢」を掲げたじゃないですか。私はこれなら行けるかもしれないと期待をしていたのですが、第一の矢は放たれ、第二の矢も放たれ、こりゃ良いぞと思っていたけれど、【第三の矢は放たれなかった】。
嘘だろ~~~~~~~~~と思いましたよ。
金融緩和を頑なに拒んでいた日銀も金融緩和に動き、市中にお金が増えて、円安にもなって日本経済に活気が見えてきた。この恩恵を一番受けたのが【若者たち】で、それまでは「就職氷河期」だったのが【就職できるように大きく変わった】。だから安倍さんを支持する若者が多いのはこういうことだと思うのですが、でも残念ながら「企業が積極的に投資をして拡大しようと動きにはならなかった」のね。
これって「需給ギャップが大きいまま」なのは企業はわかっていて、投資を増やしたり生産設備を拡充しても【需要がない】のは見えていた。そして安倍さんは安倍さんで「国土強靭化計画」を出して、【災害に強い日本】も模索していたじゃないですか。でも企業も自治体も動かなかった。だから「公共事業を増やすのが重要」で、【需給ギャップが埋まらないのであれば、政府が需要を作り出すしか無い】のに、それは許されなかったのね。
「公共事業は悪」という考え方が強く残っていたし、単年度で予算を組んでも、来年再来年、その後はどうなるのかの見込みがない中で、どんなアホな企業も新たに人員を増やし新たな建設や整備が可能な状態にしようとはしなかった。当たり前ですよね。「今年はお金を出すけれど、その後はわかりません」というのに莫大な資金を投入して企業を拡充する経営者がいるわけもない。
この「政府が後押しをする」というのがまさに「安倍さんの第三の矢」だったわけで、第一の矢、第二の矢で「地固めが出来たところで、第三の矢が放たれる」ことがあれば、その波に乗って日本は大きく飛躍できたかもしれない。「誘い水を使う」のは国の仕事という考え方。
これってギャンブルと言えばギャンブルだけれど、それも必要で、他国はそれを乗り越えて細かく微調整をしながら「経済を拡大することに挑戦していた」のだと思うんですよ。
でも日本はそれをしなかった。【日本の借金をこれ以上増やすことは出来ない】の一点張り。その旗振りをしたのはもちろん財務省で、政治家やメディアもコントロールしたし、国民も「一人あたりの借金が800万円」だの聞けば、「そりゃやばいじゃん」と誰しもが思う理屈を日本中に浸透させた。
でも財務省は「借金ばかり大げさに言い、資産の方には全く触れなかった」じゃないですか。どんな小さな企業でも健全かどうかは「バランスシートを見る」のが世界の常識なのに、財務省の場合は【負債】だけを国民に見せた。
当時はこのままでは日本の国債は売られて大暴落するなんてことを大臣クラスの人も言っていましたが、今の今まで日本の国債が叩き売られたことは一度もない。理由は簡単で世界は日本のバランスシートを見ているから。(でもこのままで良いという意味ではないのは当たり前)
これってある家庭の子供達が「実はお父さんは1億円の借金があるんだよ」と言われたのと同じで、そりゃ子どもたちはヤバいって思うのが当たり前じゃないですか。でもお母さんが8千万円以上の資産を持っていることは言わない。でも子どもたちをびっくりさせた状態を保つ方が「父の言うことを聞くようになる」し「お金は使わないようにしようね」となる。借金を減らすにはこれが一番。
そのうち、「子どもたちの小遣いを減らす」とか「お前たち、稼いでこい。そしてそれを家に入れろ」というようになる。
これがまさに「社会保障費の削減」であり、「増税」であると思っています。
でも私のこの考え方と真逆の考え方もあるのね。財務省は正しいと。
これもわかるんですよ。実際に市場には「立ち行かなくなった企業ってたくさんある」わけで、その中で【銀行管理になった企業】って多いじゃないですか。こういう企業の内情って皆さんご存知ですかね。極論を言えば「経費削減は徹底的にやる」「新規投資はほぼしない」状態で、【額は小さくても借金を返し続けることを重要視する】のね。
だからそういう企業って全く目立たない存在になって、覇気もなく、社員のやる気もなく、夢もなく、ただただ「生き延びて借金を返すこと」だけが重視される。
まさに今の日本と同じじゃないですか。
でもそういう企業も、ある日ある時、解散が決まったり、買収されたり、そして分割されて「切り捨てるものは切り捨てる」ことがどんどん加速する。
これと日本も同じだと思うのですが、日本の場合は「国民を止めさせることはできない」わけで、しょうがないから「もっと低賃金で働く人達だけ」は海外から多くいれて、経費を上げない状態で現状維持を計る。
これが解決方法として最適だとは誰も思わないにしても、会社をコントロールしているのは「銀行から派遣された経営者」であり、一番の権限を持つ部署は「経理部」なわけで、誰も会社を大きくし、夢と希望に溢れて強く前進し発展させる【方法なんて全く知らない】のね。
でも中には「こうやって現状打破をしよう」と声を上げる人たちも出てくるけれど、【決定権はない】わけで、ましてや「お前たちに責任は取れるのか?」と聞かれれば黙るし、彼らのリーダー格は皆、銀行から派遣されている側としっかりくっついているから、「若くやる気のある人達を抑えること」しかしない。
でも安倍さんみたいに「俺が責任を取る」みたいなリーダーが出てきても、あの手この手で好きなことが出来ないように縛り付ける
「もうこんな会社は辞めてやる!」と思うのが当たり前で、残る人たちはその中で「甘い汁を吸える人のみ」になっていくんじゃないですかね。
当然、「甘い汁を吸う」ことだけが重視されるようになって、そのチャンスを増やしてくれる「他企業とは仲良くし、言うことを聞く」ようにどんどん変わっていく。
【これが今の日本】だと私は思っていて、だから「参政党や日本保守党」が世に出てきて、まさかと思うような支持を得るのじゃないかと。
今、参政党が揉めていますね。私は代表になった「神谷宗幣氏」は何年も前から注目していて、「日本人の魂を捨てずにいる珍しい人」と思っていますし、彼の行動力があるからこそ参政党が生まれ、躍進しているのだろうと思っていました。でもそれだけ「意志の強い人」のマイナス部分が今は表面化してしまって、内部分裂が始まってしまったように見えます。
皆が「熱い気持ちを持つ」が故に、【妥協できない部分】も出てくるのは必然だと思いますが、「心の奥底で強く願うことは共通している」という根本を忘れずに、どうにか乗り越えて欲しいと心底願っています。
そしてあの百田氏と有本氏が立ち上げた日本保守党。私はいつも百田氏と有本氏の情報発信は見ていましたが、あのLGBTQ法案で彼らはブチ切れた。もう我慢出来ないと。この思いは私も全く同じでしたが、まさか冗談で言っていた「新党を立ち上げる」なんてことがまさか本当にそうなるとは思いませんでした。でも嬉しかったです。
参政党と日本保守党の基本理念は非常に似ていて、違いもありますが、共闘できるところはしっかりやって欲しいと心底願っています。
でも今、参政党が揉めているのと同じ様に、「皆さん、強烈な個性」をお持ちですから、まさかと思うところで反目し合うなんてことも起きるのが心配です。そういうことって過去に多く起きているわけで、あの「チャンネル桜」もそうですよね。【この線で行く】という固執が非常に強いから、ちょっとでも違う考えを持っていると排除される方向に動いてしまう。今、参政党で起きているのもそれ。
【こういう事を繰り返していたらどうにもならない】のは皆がわかっているけれど、まとまるのって難しいのだろうし、また彼らを分裂させるようなことを「彼らの存在が都合の悪い人たち」は常に仕掛けるわけで、日本保守党の大阪梅田での街宣時に、「警察によって途中で止めさせられた」のもおかしなものを感じました。とんでもない数の救急車、消防車、パトカーが集結したのね。そして救急隊員が「けが人はどこですか?」と聞いていたという証言もある。でもけが人はでていない。
ま、参政党や日本保守党に期待を寄せる人たちが多いのは良いことだと思いますが、彼らに惹きつけられる岩盤保守層でも「自民党を推すべき」という人も多い。この考え方は私もよくわかるわけで、「政治の世界は数の世界」だから、【議員が少なかったらいないのも同じ】だし、各省庁もメディアも相手にしないのはわかり切っているじゃないですか。だから「駄目な自民党を変える為には、自民党の内部から変えるしかない」という岩盤保守層も多いし、そう思って自民党員になったり、自民党の国会議員になった人も少なくない。
でも参政党や日本保守党へ岩盤支持層は流れているのは間違いがなくて、自民党も大きな危機感を持ってくれると良いと思うし、今の動きから「まさかの高市早苗氏が時期首相」なんてことも囁かれるようになってきた。そんな事が起きたら私は非常に嬉しいのだけれど・・。自民党には素晴らしいと思う若手議員はごっそりいるし、いつの日か彼らが陽の目を見れる日が来るように、私も出来る限りのことをしたいと思っています。
と、ここまで長々と書いたのはいつもの【前振り】でしかありません。
要は、今の日本は「どうしようもなく良い将来が見えない国」だと私は思っていて、それは昔からそう思っていたから私は1991年に「海外に出るしか無い」とオーストラリアへ出たわけです。これは「オーストラリア行きを選んだ」というより「日本脱出を選んだ」というのが正解で、あの時点では「カナダ」も有力候補でした。でもヨメさんの「私、寒いところは嫌」の一言でカナダを断念。(笑)
今、多くの人たちが海外に出るのが加速していますよね。
これを「国外逃亡だ」という人も実際にいてこのブログのコメントにそう書かれたこともありますし、海外に出ることに関して「不安がある」という意味ではなくて【逃げて良いのか】と悩む人もいる。このブログの読者にもそう考える人がいる。
でも海外に出る人にもいろいろな考え方があるわけで、まさに「敵前逃亡」みたいな考え方の人もいれば(笑)、「避難でしか無い」「まずは自分や家族が生き延びなければ」とか、「海外で力をつけていつか日本に帰る」「日本が復興する時のために海外で力をつける」という【実は外国では歴史的に多く起きていた】ことも日本で起きつつあるのね。
今、イスラエルとパレスチナ(ハマス)の戦闘が大きくなりそうな状態ですが、そもそも「ユダヤ人」が何を考えて世界に散らばりそこで力をつけたのか、なぜイスラエルの拡大に拘るのか、世界の多くのユダヤ人がどうイスラエルを支援しようとしているのか、この辺を考えてみると、私達日本人にも「多様な考え方」が必要であって、「負けるなら自害を選ぶ」「日本とともに沈む」「降参はしない」という古い日本人的な考え方では【日本を救えない】のは間違いがないと思っています。
ま、そういうこととは一切関係ないにしろ、「自分や家族が生き延びる」ことは何よりも最優先されてしかるべきだし、「海外に出て大きくなる」ことが悪いこととは思えず。また、「日本に残る」と決めても「青色吐息の状態で何が出来るのか」ということもあるわけで、やっぱり【生き延びること】と【大きくなること】は世界のどこに住もうと日本に住もうと変わらないはず。
今、円安が問題になっていますが、「日本政府がどうにかするべきだ」という考え方が圧倒的に多い。
私は「それでどうにかなるんですか?」と思うんですよ。
そもそも「収入が少なくて苦しい場合、会社に【もっと給料を出せ!】と迫る」ことで解決するんですか?ってことなのね。「非正規社員じゃなくて正社員にしろ」というのも同じ、「職がないから仕事を与えろ!」というのも同じ。
【言えばどうにかなることなら言えば良い】のかもしれませんが、私は【それで解決することなんか世の中には無い】と思っているのね。「だから団結が必要なのだ」「武力を使っても現政権を倒すべきなのだ」と真剣に考えている人たちも日本だけではなくて世界には非常に多い。
どういう考え方を持ち、どういう行動を取るのもその人の勝手。
ただ私としては「自分の将来を他人に預けたくない」のね。【自分で決めたい】というのが基本にある。そして「利用されたくない」という気持ちも非常に強い。
だとすれば「円安」にしても、【自分で解決すれば良い】と思うんですよ。
そんなことできるか?と思う人は、「出来ないと信じている」だけで、手はいくらでもあるじゃないですか。
まず誰でも出来ることを書きます。
【FXを利用すれば良い】ということ。今は誰でもFXを利用できるし、近年は高校生トレーダーもいるそうで、高校や大学でトレードは「一般常識として教える」ことも多いはず。私の二人の息子たちは「オーストラリアの高校、大学の授業」でトレードを学びました。それでどうにかなるほど簡単ではありませんが、【こういうものがある】という基礎知識は持っているのね。
FXで儲けるのは簡単ではない。当たり前のことです。でも「儲けるのではなくてヘッジする」と考えると【見え方が大きく変わる】はずなのね。
たとえばこれはUSD/JPYの2003年からの動きです。月足。
1ドル70円の時代もあれば、今は150円。この動きの中で私達は嫌でも一喜一憂しながら生きてきた。
こういうチャートを見ながら、「どこで買ってどこで売るべきか」なんてのはわかるわけがないと誰もが思いますよね。それがわかるなら「世界から貧乏人はいなくなる」はずですから。
でもヘッジというのは「儲ける」のとは違っていて、【間違えてもリスクは少ない】のがわかりますかね。
たとえば「円が下がる」と思って米ドルを買ったとしますよね。この時、FXの場合ですと「キャッシュを交換するわけではない」ですから、定期預金を解約するとか、持っている不動産を売ってキャッシュに変えてドルを買う必要もありません。でも「ドルを買うための証拠金」は必要となる。
で、ドルを買ったのにドルが下がったとしましょう。この時、損失は出ないのね。だって「円は上がっている」のだから、円資産は含み益が出ているわけです。
じゃ、ヘッジってなんだ?ということになりますが、「ヘッジとは今のレートで固定する」ためのものと考えれば良いのね。だから「儲けもなければ損もない」わけです。だからヘッジとして区別するわけです。
円が下がると思い、ヘッジのためにドルを買う(円を売る)とします。そして円も下がってきたとする。
そうしたら円が下がったあるところで、この売った円を買い戻します。ここで利益が出ます。高く売って安く買い戻したのですから。でも「元々持っている円資産は下がって目減りしている」ので、ヘッジで出た利益と相殺すればプラマイゼロ。
意味がわかりますよね?つまり円安でもプラマイゼロということ。円高に動いても、FXで損を出しても円資産の含み益と相殺されてプラマイゼロ。これがヘッジ。
さてさて、ではタイミングをどう見るのか。上のチャートを見ても「その場になったらわからないだろうな」と思いますよね。
だから、チャートにいろいろ細工をするわけですよ。
これでも、どこで売ったり買ったりするのか、全くわかりませんかね?
下の画像をクリックすると拡大しますが、1分間だけ。30秒だけでも良いですから、じっくり見て頂きたい。
どうにかなるような気がしてきませんかね。
一目で、今は円高に動いているのか円安に動いているのかわかりますよね。当然、やって良いこと駄目なこともわかるわけで、チャートも手を加えるとかなり使えますし、そしてここからタイミングも見れるようになれば良いんですね。それなりに時間がかかりますが。
ただし、これは結果論なのね。
なかなかうまくは行かないのが現実。
でもヘッジというのは
◯ どちらに動いてもプラマイゼロ
ってことなのね。
でもそれは「円高に動いた時は、円高のメリットも無い」ということでもある。
そしてヘッジをするには「ヘッジ用の資金が必要」でもある。
ここをどう考えるか、面倒だから「放置すれば良い」となるのか。
でもヘッジからトレードの世界に入って、売買のキモがわかってくるとトレードで利益を出すノウハウもわかってくるわけです。
ただ、私は「運動神経がゼロ」と言われるくらい運動が駄目なんですが、トレードも同じで、全くセンスがない人も間違い無くいるのね。
でも今日の話の未来には、企業や国、他人に依存せずに、自分で自分の好きなように生きられる未来が待っているんじゃないでしょうか。
また為替は波で上がったり下がったりを続ける。つまりその円安になる部分の【ある一部をヘッジする】ことが出来れば、波が続いて、ヘッジもしている内に、【ヘッジで救った分がどんどん増えて大きくなる】わけですよ。だから「ヘッジを失敗すること」があっても長い間にはそれもカバーされる。
当然、円安になるときだけではなくて、円高に動く時に何もしないで良いわけだけれど、自信があればここで円を買うのも良いかもしれないのは、上のチャートを見れば誰でも思うこと。となれば、ヘッジで守るだけではなくて【利益が上乗せされる】ことも起きてくる。
ただし、ただしですが、円高になるからと円を買った時に、「もしも円安に動いた場合」は悲惨なことになります。自分が持っている円資産は円安で目減りするのと同時に、FXで買った円は「損失を出す」わけですから。
ですから「損切りが出来ない」ような人はやっぱり相場に手を出しては【絶対に駄目】なのね。間違いは誰でも必ずおかす。でもその時に、その間違いを認めてすぐに進路変更できないと「地獄まで連れて行かれる」のが相場の世界。これは株式投資もインデックス投資も全て同じ。
だから「近づかない」と決める人は多い。でもメリットをいかそうと頑張る人も非常に多く、近年、若者でもとんでもない大金持ちが出てきているのもそれ。
特に「為替」は私達の生活に直結するわけですから、「どうにか対処方法を考える」のは当たり前じゃないんですかね。これは日本在住の日本人でも同じだというのが、今回の円安で強く感じたことでした。
日本に住み、日本円の資産を持つということは、一つの通貨に全財産を賭けているのと同じ。
私達にとって「通貨とは全て外貨である」という発想が重要なのかもしれない。
そしてその値動きに翻弄されないためには、FXを利用するしか無い。外貨預金も良いけれど、為替変動をヘッジすることをしないのであれば、【ただのギャンブルと同じ】ことになりませんかね。
あるいは分散だと円とドルを半分ずつにする。でもそれは円とドルの交換レートを固定したというだけのことで、【円もドルも下がる】場合にはやっぱり泣くしか無い。
マレーシアに住んで、円とマレーシアリンギットと分散したほうが良いと考えた人は多いと思いますが、今、まさに【円もリンギットも下がっている】じゃないですか。これじゃリスクヘッジになっていない。
だからFXが重要になるわけですが、リンギットはFXで売買できない。私は必要最低限のリンギットしか持たないし、リンギット建ての資産も持たないのはそれが理由です。そしてポートフォリオ上の分散は、気休めにしかならないという考え方を持っています。ましてや「成長戦略を持つ人」に取っては選択と集中をせずに分散させてしまうわけですから、それこそが【リスクかもしれない】という考え方が重要だと思います。
でも「選択と集中」をするのであれば、リスクヘッジのためのFXが重要となる。そしてリスクヘッジのない選択と集中を世の中では「ギャンブル」と呼ぶ。日本に住み、海外に出ることを考えていない、だから日本円しか持たないというのも【日本に全てを賭けたギャンブルをしている】のと同じかもしれない。
特に、海外に出た人、FIREをした人、それらを目指す人には【FXは必須】かもしれない。誰も私達を守ってくれないわけですから、自分でどうにかするしか無い。
それとも祈るか・・・・。(笑)
実は私も良く祈るんですよ。
「絶え間ない努力が出来る強さを与えてください」って。
私はすぐに「楽をしたい」と考えるタイプですから。(笑)