やっぱり「もしトラ」から「ほぼトラ」、そして「確トラ」と言われるほど「トランプ大統領誕生」の読みが広がってきて、トランプが大統領になったら何をするかを基本に市場は考え出しましたね。
またアメリカの状況も前回のCPI発表から見方が変わってきた。金利はどう動くのか?景気は一体良いのか悪いのか。インフレはどうなるのか。
かといって私には「方向性が固まった」様にも見えず、「動き出した」としか言いようがなくて、それぞれ株式にしても為替にしても商品にしてもはっきりした方向性があるとは【まだ】言えないと思っています。
でも為替は大きく動いた。
USD/JPY 日足
金 先物 日足。高値を更新し、新しいゾーンに突入。
ビットコイン 日足
アメリカ国債 10年物利回り 日足
日経225 日足
S&P500 E-mini 日足
長期投資をしている人は、こんな動きに一喜一憂しないと決め込んでいるか、利確をしておいたほうが良いかとか、これからどう動くのか考えてると思いますが、我が家は長期投資は「債券のみ」ですから、気になるのは「金利の動向」のみです。
これもいろいろな読みがあって、やっぱりダボ家の男3人が悩んでも何がわかるわけでもなく、とりあえず「キャッシュポジションを多くしていた」のは終わりにして、「米ドル建て債券(既発債)」を本日、二銘柄、買いました。ここのところ安全を重視してきたので平均イールドが下がっていましたので、今回はリスクを取って二銘柄とも「欧州の米ドル建てAT1債」。危ないやつね。でもイールドは7%以上を確保。
どうなりますか。クレディ・スイスの二の舞いになるのかどうか。
とにかく、世界の流れが変わってきたような感じはしますね。
やっぱりダボ家は「短期売買に徹する」のを最近、息子たちとも確認を取りましたし(逆張りもしない再確認)、それは今後も続くはずで、そのスタンスでいると今の動きは「全く気にならない」状態です。
当然、日足でトレンドを読みますが、売買をするつもりは皆無。
ちなみにこういう動きの時に「デイトレーダー」はどういう状況下にあるかというと、こんなUSD/JPYの動きの中で日銭を稼ぎます。
USD/JPY 1分足
右端の価格一マス10銭のチャート設定ですが、一マス値が動くと1ロット(10万ドル)で100ドル。10ロット(100万ドル)で1000ドル。(日本の証券会社はロットサイズがこれの10分の1のはず。要確認)
デイトレを出来る状況に無い方が大半だと思いますが、だからといって諦めてしまうのではなくて、ヨーロッパ時間、アメリカ時間でも市場は動いていますし、動きは対象によって大きく違うもののチャンスはあるはず。
集中すべきはその時間だけで、気が乗らなければ何もしないのも良いし、明日、明後日、市場がどう動こうと関係なし。当然、来月再来月、あるいは来年どうなろうと、誰がアメリカ大統領になろうと、金利が上がろうと下がろうと、ウクライナ戦争が大きくなろうと収束しようと、こうやって市場は毎日動くのね。
今回みたいな大きな動きで「一方通行」みたいな動きは少ないにしても、こういう特大ボーナスも時々出るわけです。
我が家が短期売買しかしないのはそれが理由。動きについていくだけで、将来の予想もする必要がない。「常時建玉があるわけじゃない」から、真夜中や祝祭日に何が起きても関係なく、快眠できる。もちろん数日、数週間、家族と旅行に行こうが「市場を気にする必要もない」し、「出かける時には必ずPCを持って歩く」必要もない。「1日一度の市場チェック」も必要ないし、「ニュース」を気にする必要もない。
そんなトレードに興味がある方は、是非、いつも紹介している「Nobu塾」を見てください。
またこれから市場は、世界はどう動くのか気になる方は、「石原順氏」のユーチューブ動画を見て、彼の市場に向き合う姿勢を考えてみるのも重要だと思います。「買いなのか売りなのか」「上がるのか下がるのか」とそんなことばかり考えても良い結果はでない。当然「買って放置すれば良いんだよ」なんて方法でどうにかなるほど世の中、甘くない。
世の中を見渡すと、「専門家による予想」が氾濫していますが、それが本当に私達に必要なのかどうか。まず、一度そこに疑問を持つことは重要だと思います。
私達のような雑魚には雑魚の生き方があるはずで、大企業や機関投資家、エコノミストやその他の専門家の言うことを聞く必要があるのか無いのか。
ちなみに私は昔から「魚釣り」が好きなのですが、いまだかつて「大船団で世界を回り多くの漁獲高を狙う大企業」の考え方を参考にしたことは一度もありません。私に必要な情報は、たとえば「マダイ釣り」だとすれば、どうやって安定して常に2,3匹釣れるようになるのかであって、何十、何百トンもの魚を一網打尽に捕ることを考えたこともないし、気象レーダーもいらないし、海の専門家、漁の専門家と共に釣りに出ることもない。
でも投資の世界で多くの人は、そういう大手や専門家のいうことを一生懸命聞いて、理解しようとしているのね。
もし貴方が他人のお金を含む何百、何千億円を動かし、顧客や上司に報告義務もある、責任ある立場ならわかります。エコノミストやストラテジストの言う事を無視することは出来ない。
でも自分は好き勝手に自由に出来る状態なのに、そういう人達と一緒になって考え、悩み、行動するってなんかおかしくないですか?
チャートの見方、使い方ですが、我が家の場合はデイトレでも長期でも「全く同じ」で、デイトレなら1分足を使えばよいし、日足で見れば中期投資で使えるし、長期投資なら週足を使う。
デイトレをしようが数日~数週間のスイングトレードだろうが、数ヶ月~数年に渡る長期投資でも「基本は同じ」で、好きなようにすればオッケイ。
USD/JPY 週足
どうしてそこに気が付かないのかといつも思うし、だから私はそれをブログに書き続けるわけです。
人の行く 裏に道あり 花の山