ヨメさんと二人で出かけた時に、車の中で【上海にオープンしたコストコ】の話になったんですよ。
あまりにも上海のお客が酷くて、開店後半日で閉めたという話は皆さんご存知ですか?
開店は2019年ですが、その時のTBSのニュース。
実際にはもっとひどい状態で、客が他の客の買い物カゴ(トローリー)から商品を取ったり、あの混雑ですから「お手洗い」に問題が出たのね。お手洗いに行くのが面倒だから「子どもの排便を近くにあるゴミ箱にさせたり」、「大人もその場でおしっこをしたり」ということもあったそう。
またその後ですが、「試食コーナー」も人が殺到して食べ放題状態になったり、並んでいる商品も封を開けてちょっと食べてしまったり、「返品」も中身を食べた後だったりが多発していると聞きます。
似たような嫌な経験は私もあって、あるお店で商品を見ていたところ、私とその商品の間の50センチにも満たない隙間に「横から入って私の目の前に立つ中国人」がいて、本当に驚きました。だって突然、私の眼の前が男性の背中と頭しか見えない状態になりましたから。また、マレーシアの「そごう」の前でタクシー乗り場で待っていたら、これまた割り込む中国人がいたり。でもマレーシア人は文句一つ言わないのね。私が一言言おうとしたら、ヨメさんが私の腕を掴んだのね。「やめて」という意味。
その瞬間、やっぱり並んでいた「白人女性」が「あんた、並びなさいよ」と言ったけれど何も起きず。
またヨメさんがマレーシアで洋服を買おうとワゴンに入った服を手に持って見ていたところ、その服をヨメさんの手から奪い取る中国人がいて、呆然としたこともあるとのこと。
全てマレーシアでの出来事。
そんな話を車の中でしていて、「日本でもマナーも法律も守らない中国人がごっそりいて、これからどうなっちゃうんだろうね」と。
その後、車を降りてコンド内にあるいつも行く小さなコンビニで買い物をしたのですが、支払いの時、初めて見た新しい店員がヨメさんに「シェーシェ(謝謝)」と言ったんですよ。気を使ったつもりなんでしょうね。
私達はその直前に中国人の話をしていたわけで、中国人に間違わられたヨメさんはカチンと来たのでしょう。「I’m Japanese」と結構大きな声で言った。叫んだって感じかな。
気持ちはわかるけれど、ちょっとびっくり。ヨメさんも思わず言ってしまった後に「言い過ぎた」と思ったんでしょう。作り笑いをしていた。
ま、海外では中国人や韓国人に間違われることはそこそこあるわけで、面白くないと思ったことは私も何度もあるけれど、それは「お互い様」で気にしないことにしています。そして私も「相手が何人か確認が取れない時」に余計なことは言わないことにしています。でもわかっている時には「その国の言葉をいう」ことは良くあるし、そういう時に、相手はニッコリするのね。
私はタガログ語(フィリピン)をちょっと話せるので、フィリピン人のスタッフとかなり盛り上がることがあります。「なんで日本人なのにタガログ語が話せるの?」と言われて、フィリピン人は普通「ノリが良い」のもわかっていますから、「俺のオヤジはピリピーノだし~」(フィリピンはピリピンと発音する)(ハワイやグアムではローカルと間違われる風貌だし)とか、「昔、すげー美人のメスティーサ(スペインの血が入っている女性)の彼女がいてさ~」とか冗談を言って盛り上がる。
そういえば、日本に一時帰国すると「英語で話しかけられる」なんてことも過去には何度かありましたっけ。かつてはいつも日焼けして真っ黒でしたし、日本へ帰っても「半ズボン」だし。(笑)
ま、今になれば中国人の不思議な行動には私も慣れてきて、「人が列に並んでいる時」に彼らの行動を観察する面白さがあるのに気がついた。見ていると「割り込みをしようとチャンスを狙っている中国人」がわかるのね。挙動不審でキョロキョロしていて、チャンスを見つけるとサッと前に入るのね。そして必ず「知らん顔」をするのね。そしてまたチャンスを伺って、たとえ一人でも抜いて前に行こうとしているのがわかる。
そういう人を見つけると、ヨメさんに「見てみて、あの人、面白いよ~」なんて二人で遠目で観察したり。(笑)
ただ不思議なのは「文句をいうマレー系の人」を見たことがないこと。なんなんでしょうか。また割り込みする人も「中国人にはしない」のかもね。下手をすると怒鳴り合い、つかみ合いの喧嘩になるのかもしれない。
こういうことが日本でも日常になる日が来るんでしょうね~。