とうとうその日が来ましたね。今日、自民党総裁が決まりますが今の時点では誰になるのかわからない。
今回は最初から状況を注視してみていましたが、「権力闘争」って恐ろしいと思った。ましてや総裁選は「公職選挙法」も関係ない、何でもありの世界。かつては大金が動いたと言いますが、それは私達には見えないものの、「足の引っ張り合い」ってこれほど凄いのかと驚きました。
いの一番に「総裁選に出るつもりだ」と公言していた青山繁晴参議院議員は「泡沫候補以下の扱い」で、「存在していない議員」のような扱いだったのにも驚きでした。彼は無派閥でバックに業界や団体はおらず、後援会もないし、誰からも寄付金さえも受け取らない「自由な自民党議員」で、それでも彼が集めた「自民党員」は3年連続だったかトップを爆進中。彼の名前さえ知らない国民は多いかもしれないけれど、彼の人気度は無視できるレベルではない。
それだけ彼を推す国民が多いのに「無視」ですもんね。
でもそれは昨日今日始まったことじゃなくて、今は当選二期目ですが「最初から無視されっぱなし」だった。
ま、「自由な人」って怖いのはわかります。また「圧力の掛けようがない」からコントロールも出来ない異色な存在で「邪魔者」でしかないんでしょう。既得権益を持っている政治家、人、勢力から見たらとんでもなく邪魔なのは簡単に想像できる。
それは高市早苗氏もそうで、まぁ叩かれっぱなし。その理由は青山議員と同じだと私は思う。
今回の総裁選は「高市vs全員」みたいな印象を受けました。全員とは他の立候補者だけではなくて、政治家であり、官僚であり、企業であり、メディア。でも彼女を推す国民は半端じゃなく多かった。
つまり既得権益を大事したい勢力にしてみれば「彼女が革命を起こすかもしれない」恐怖があるわけで、何が何でも排除したいと思うのは理解できる。それは青山議員も同じだし、アメリカのトランプも同じでしょう。
でもそういう人だから「変革を起こすことが出来る」と期待する国民は多く、ま、無名と言っても良い人だから「泡沫候補」扱いだったけれど、時間とともにどんどん支持者が増えていった。
それと対象的だったのは進次郎で「ダントツの一位」と見られていたけれど「話すとボロが出る。バカなのがバレる」と言われていたけれど、そのとおりになった。
そして表からは見えない動きで恐ろしいと思ったのは「推薦人剥がし」でした。
これは青山議員も実情を話していたし、高市氏の推薦人剥がしも強烈だったのは多くのジャーナリストがしゃべっていた。
でもそれもどうにか乗り越えて立候補はしたものの、次は支援者の引き剥がしが目立った。
まさかと思ったのが岸田総理の動きで、恥も何も捨てて「高市つぶし」に動いたのがはっきり見えた。良くあの立場でそんなことができると、本当にあの世界って、というか「権力闘争」とはそこまでなんでもありなのかと思いましたっけ。
そして、進次郎人気が急激に落ちて、進次郎陣営はパニック状態で、バックに付いている「菅さん」を筆頭に重鎮たちが「露骨な勧誘」をしているという噂はずいぶん囁かれていましたね。トップ当選どころか、決選投票にも残れないのが見えてきて、ちょっと前までは「決選投票ではお願いします」と議員たちに頭を下げていた菅グループが、突如、猛烈で強引なアタックを開始したとあちこちのソースから聞いていました。
こんな感じ。
本当に権力争いって凄いと思ったし、そしてはっきりしたのは「日本の問題を解決しよう」と真剣に考えている政治家って本当に少ないのがわかったこと。
総裁選だからそれぞれの主張を特集したり、討論会みたいな番組もあって、「この人、こんなバカなことを考えているんだ」と思った候補者も少なくない。
その筆頭が進次郎で、本当に「軽いやつだ」「何も考えていない」と思いましたっけ。
それは石破氏も同じで、私はもう少しマシだと思っていたんですよ。ところが彼の得意な安全保障に関しての主張は「完全に論理破綻している」と思いました。これって総理にふさわしくないという前に、どうして長年、政治家をやってきたのに「こんな程度のことしかこの大事な時に言えないのか」と本当にがっかりしました。
そういう意味では、今回、上位に入ることもなかったけれど、「意外にまともだし、頭も良いと言われるのも納得」だと思った候補者もいた。
でも所詮、総裁選は「人気があるかどうか」だけが問題なのも見えた。「今後の選挙にその総裁で勝てるかどうか」が第一の条件なのもわかる。
私の願いだった高市氏が上位に食い込んできて、このままなら総理になれそうな状態なのは私としては「意外だった」と思うけれど、是非このまま総理になって欲しいと思っています。
でも欠点がない人でもないし、「言うべきことは言う人」だとは思うけれど、それによって起きるであろう問題の処理がうまく出来るのか。またそれによって不利益を被る勢力が「今まで以上に高市つぶし」に動くであろうことは間違いがなくて、それをうまくかわしながら目標に進める胆力とスキルがあるのかまでは私にはわからない。
でも彼女ほど「日本を愛し、日本のために働く」というのが見えて、主張は的を得ている政治家は多くはないと思うし、それによって起きる問題は「避けるべき」ではなくて「解決すべきこと」だと思うから、たとえ目先の動きで日本が良くない状況に置かれても私はそれを甘んじて受け入れて、「その次に来るもの」に期待したい。
でも既得権益を持っている勢力にしてみれば「冗談じゃない」ということになるのもわかる。それで食っている企業、多くの従業員、家族もいるわけで、彼らには彼らの論理があるのも理解は出来る。
でも何よりも大事なのは「日本の将来」だと思うから、彼女に大鉈を振ってもらいたい。でもそう思うのは、彼女のそういう動きから何ら私は不利益を被らないからそれが言えるのだろうとも思う。
日出る国、日本。
また日がきっちり登るのを私は見てみたい。
そして子どもたちや子孫にそういう日本を残すのが私達の義務だとも思う。
高市氏が言う「私達は過去の先人たちが夢見た世界に生きている」のは本当にその通りで、今の日本をこのまま放置するなんてことは絶対にできないと思う。
どうなりますか・・・。