中国が近年制定した「スパイ法(俗称)」は恐ろしい法律で、「中国の不利益になる言動」はそれが中国以外の国であっても、そして【何人でも適用する】という「外国の主権を無視した法律」ですよね。
日本にやマレーシアに住んでいる私達が「中国の不利益になる言動」をすれば、「中国はそれを犯罪と認定する」こともあり得るということ。
だからといって日本やマレーシアに「捕まえに来る」とは思えないものの、識者の中には「中国と犯罪人引渡し協定がある国」の場合はどうなるかわからないと言う人もいるし、また各国で問題になっている「中国の警察の出先機関(その国は認可していない)」が各国にあることから「何らかの圧力が掛かる」かもしれないし、何も知らずに中国に渡航すると「逮捕される」なんてことも起きるのかもしれない。
そしてそれが起きた。日本人が捕まって、6年間、服役していたのがわかった。ただ、その日本人は「中国人から日本人へ帰化した人」だった。
中国当局が2015年に邦人女性を拘束した際、日本国内での行動についてスパイ罪を適用していたことが30日分かった。沖縄県…
中国当局が2015年に邦人女性を拘束した際、日本国内での行動についてスパイ罪を適用していたことが30日分かった。沖縄県・尖閣諸島を巡る見解を東京都内で中国側から聞いて日本政府側に提供した後、上海出張時に捕まった。国家機密の情報は含まれないと判断されたものの懲役6年の実刑判決を受け、服役した。複数の日中関係筋が明らかにした。国家安全を重視する習近平指導部の強硬姿勢が浮き彫りになった。
邦人の日本での行動に対するスパイ罪適用が判明したのは初めて。日本政府は事態を把握したものの公表していなかった。中国当局が証拠を押さえるため日本で情報収集活動を行った可能性も懸念される。 日中関係筋によると、女性は60代で、12~13年に在日本中国大使館の関係者と都内で複数回にわたり面会。日本政府による12年の尖閣諸島の国有化を受けた日中対立について意見を聞き取り、日本政府関係者2人に内容を伝えた。 上海市の高級人民法院(高裁)は19年2月の判決で、スパイ罪が成立すると認定した。(共同)
石破政権も岩屋外務大臣も「中国に寄り添う」のがはっきり見えますし、この件に関してはっきり抗議をしたり対抗策を練るとは思えず。良くて「遺憾である」ことを表明するのか、それさえもしないのか。
またその日本人は「中国人からの帰化人」であることも、「しょうがないんじゃね?」みたいな雰囲気が醸成されると思うし、一般人は「在日中国大使館」や「日本政府関係者」とつながりがないのも普通で、日本国民でさえも「他人事」で済ましてしまうであろうとも思う。
それもまた仕方がないような気もするけれど、【中国はそういう事を平気でする国だ】という事実だけは知っておいておく必要はあると思う。
トランプ政権が「ウクライナに関わりたくない」のも【東アジアにリソースを集中したいから】だとも言われていて、トランプ自身もトランプ新政権の布陣も「中国と対抗する方針」なのがはっきり見える。
中国としっかり手を携えてやっていくことを表明した石破政権がトランプ政権とどう付き合っていくのかが見もの。
でもま、トランプ氏が石破氏と会わないのも、「すぐに交代するであろう」と読んでいるからだという識者も多い。
とは言うものの、石破内閣の支持率は41.4%。
石破内閣の支持率が前回の調査から0.7ポイント下落し、41.4%だったことが最新のJNNの世論調査でわかりました。 不…
今までも「総理大臣にしたい政治家」に【常に選ばれていた人】だし、不支持率は55.2%だけれど、大方の国民はこのままで良いというのが「国民の意志」なんだろうと思う。そして国民民主とも維新とも連立政権は無い。しかし立憲との大連立はあり得るという。まさかと思うけれど、私は石破氏と立憲は「親和性がある」と思っていて、なおかつ立憲の野田代表は「増税容認派」で財務省ベッタリの石破政権とのタッグは財務省も嬉しいはず。
私には「日本がどんどん壊されている」ように見えるのだけれど、石破氏本人はもちろんのこと、多くの国民も「やっと願い続けていた日本に変わる時が来た」と思っているんでしょう。
日本の保守系政治家は少数派なのはわかるけれど、何を望み、何をしようとしているのかも全く見えてこない。
「中国と強いつながりを持ち、アメリカには虐められて、そして日本国内では増税し、支出は徹底的に減らし【プライマリーバランスの黒字化に走る】日本」がはっかりしているように思います。
私には「自殺行為」にしか思えないのだけれど、国民がそれを支持するならしかたがない。
相手と握手する時に、「両手で握る」ことの意味を理解していないのか。それとも「軍門に下る」意思表示をしたいのか。
それでいて他国のリーダーには偉そうな態度を取る。
中国では「カバみたいで可愛い」という評価を得ているらしい。
こういう「モーニングの世界の常識」も知らずに、「天皇の前に出てしまう人」が総理大臣であり、その閣僚。
石破氏は私より歳下だけれど、同じ世代で、挨拶の仕方や箸の上げ下ろし、食べ方は厳しく教えられた世代のはず。実社会でも「洋服がだらしがない」「靴が綺麗に磨かれていない」なんてのは常識以前の話。どういう育ちをしたのかと思うけれど、それより「長い政治家生活」をこれで通してきたのかが信じられないし、彼の政治家としての今までの言動、総理になってからの言動にも「こういうことなのね」みたいに思うし、それは今後も同じなんだろうと思う。
頑張ってください。
私としては今までもそうであったように、日本には何も期待せずに自らの手で未来を切り開いて行くつもり。当然、日本の年金を含む社会保障の世話になりたくないし、迷惑も掛けたくない。今年72歳になるけれど、年金を受給するつもりもない。苦労している若い人たちに申し訳ないという気持ちが強いし、私は私で生きていくから、若い人はどうにか頑張って道を切り開いて欲しい。
でも日本のパスポートだけは持っていたい。
いつか日出ずる国、日本が蘇る時が来るのを信じて・・・。