ハヤシライスって本当に美味しいと思う。
私はハヤシライスを作ることはなくて、ほぼ100%ヨメさんが作るのですが、別に凝っているわけでもなく普通に玉ねぎとシメジ、そして適当な牛肉スライスを炒めて市販のルーを入れるだけ。
でもこれが抜群に美味しい。
不思議なのはカレーやシチューだとすればいろいろ具材を変えたりスパイスを変えて「味変」したいと思うことが多いのだけれど、ハヤシライスだけは「余計なことをしない」のが良いと思う。
ただ希望があるとすれば、「良い牛肉をたっぷり使って欲しい」ぐらいか。(笑)
多分、私は「デミグラスソース」が好きなんだろうと思う。
ハヤシが残れば残ったで万々歳で、ハンバーグにそれを使えば絶品ハンバーグになるし、ローストビーフに使うのも良いと思う。だから「余れば冷凍しよう」と思うのだけれど、なぜか余ることはほとんど無い。
それとも、いつか「より良いハヤシライス」を求めて実験してみますかね。
でも何をどうしたら良いのか、アイデアも全く出てこない。
不思議なのは、ハヤシライスは「牛肉の薄切りを使う」のが日本の定番のようだけれど、なぜ「肉の塊を使わないのか」もわからない。そしてハヤシライスは「日本料理」で欧米にはない様子。「ハッシュドビーフ」が由来だというけれど、なんとなく私はそれに納得できない。
この不思議なハヤシライスを進化させてみますかね。
でもいろいろ実験して、結局は元に戻るような気がしないでもない。
ハヤシライスって「外食」で食べた記憶が全く無いのだけれど、レストランのハヤシライスも食べてみたい。
鶏肉を使ったらどうなんだろうか。
レバー、レバーパテを崩していれてレバー風味を付けたら美味しそうな気がする。
実は私が小学生の頃、つまり60年前の話ですが(笑)、父がゴルフをするのに着いていって、それは伊豆の川奈だったのだけれど、ホテルで食べた「鶏肉のクリーム煮パスタ」にレバー風味が着いていて、「こんなに美味しいものが世の中にあるのか」って思ったのが忘れられないんですわ。大人になってからそれを再現しようと思っても出来ないし、似たようなものを外食で食べたこともない。
でもなんとなく「デミグラスソース」が入っていたような気がするし、思い出してみると「ビーフストロガノフ」に近かったような気もするし「ハヤシライスの素+クリーム」を使ったら出来るような気がしないでもない。
小学生の頃に食べて美味しいと感激して記憶に残っているものって、それ以外には「家の近所の洋食屋のハンバーグ」で、それも考えてみたらデミグラスソースが掛かっていた。
自分では意識したことはなかったけれど、やっぱりデミグラスソースに異常な執着があるのかもしれない。
デミグラスソースで作る料理って何があるんだろう。あああ、私が作る「ビーフシチュー」って「仕上げにハヤシライスの素」を使うことが多いのだった。でもなぜか「ビーフシチューの素」って好きじゃない。
ハヤシライスってのは頭から外して、「デミグラスソース」を中心に考えて何か作ってみましょうかね。
楽しみ、楽しみ。