中国が【緊急事態宣言】を発令? 「S&P500を買え」とシドニーの次男坊が騒いでいる

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中国が【緊急事態宣言】を発令したと、いつもブログで紹介する「レバナス一本リーマンさん」が動画をだしているので驚いて調べてみましたが、緊急事態宣言は出ていない様子。でもま、それと「同等」だと言える動きがあったということなんでしょう。

レバナス一本リーマンさんは「警鐘を鳴らす」ことが多いですが、彼は「データから解説する」人で、逆に「それは違うだろう、大げさだろう」と思っても彼に反論するデータを私には見つけることが出来ないでいます。

だから彼の主張をそのまま受け入れるということではなくて、「彼の言うようになる可能性はある」と考えるしかないと思っています。「想定だけはする」ということですね。決して「予想」ではない。

私の中にも「彼の言うようなことは起きないで欲しい」という気持ちは非常に強いわけで、【耳をふさぎたい】と思うこともあるのね。でもそれじゃ「カーナビも地図もなく知らない土地で、勘に任せて運転する」のと同じで、やっぱり無視は出来ない。

しかし本当に世界はどう動くのか。

私が悲観的なのはレバナスさんと同じで、どう考えてもアメリカも中国もこれから良くなる、株式市場ももとに戻るなんて全く考えられないし、では1,2年の我慢、あるいは「トランプ政権が終わるまで待てば良い」のかとも思えない。結局アメリカや中国が潜在的に抱えている問題って根深いものがあると思っていて、当然、今までのような「バラマキ政策」が続けられるわけもなく、「借金経済の終焉」が来ると思うんですよ。あるいはもし、次の政権がバイデンと同じようなことをしたら、本当にアメリカは破滅に向かって進むと思うし、取り返しのつかない大惨事になると思う。

でもトランプがどこまで改革できるかも疑問で、イーロン・マスクがDOGEで頑張ったにしても、パフォーマンスとしては成功かもしれないけれど、「実利」としては氷山の一角をちょっと削っただけみたいに思うし、大勢に影響はないかもしれない。それどころか、トランプも結局は「お金をばらまくしか無い状況に陥る」可能性も非常に高いと思うくらい。

でもトランプが仕掛けた変革って始まったばかりで「これからが本番」だと思うし、それに対して中国が、あるいはBRICSがどう動くのかもわからない。ロシアに対してはやっぱり言うことを聞かないのが見えるとトランプは強力な抑え込みに動き出したし、ロシアの弱体化もはっきり見えていてこのままの戦争継続は無理で、それはウクライナとて同じで「我慢比べ」をしているように見える。

本当に世界がどうなるかわからないと思う。そして将来に不安があったらそれにいち早く反応するのが株式市場なのに、皆は安心しているように見える。

株式市場を見ていると「強気な勢力も多い」様に見えるのね。私はこれが不思議で仕方がないのだけれど、私がどう考えようと「株価は勝手に動いていく」わけであれやこれや考えても無駄で、「流れに着く」しか無いのはいつも書いている通り。

トランプの「課税の90日間停止」にしても市場が大喜びするほどのことかと思うけれど、市場は強気に見える。またもしも「関税問題」が大事になること無く収まったにしろ、アメリカや中国が内包する大問題に変化はないと私は思っていて、これからは「茨の道」で益々、厳しい情勢になると思っています。レバナスさんも【関税が問題なのではない】というのは私もそう思う。

私が思うに、「儲ける連中は儲けることしか考えていない」のは今まで通りで、彼らは「世界の中でいかに儲けるか」を考えているわけで、「アメリカが破綻しようが、それをまたチャンスとして儲けに走るだけ」に見える。だからこそ、こんな情勢でも強くでるということは問題を先延ばしにしているのと同じで、いつか将来的に本物の暴落が来るということかもしれないと思ったり。勝ち組たちが「一斉に狩ることに走る」時が来るかもしれない。しかしそんなのは「妄想」と同じで、何度も書きますが、「上がったら買う、下がったら売る」しかなくて「相場の行く方向についていくだけ」が私の相場との向き合い方の基本。それはデイトレも長期投資も同じ。

今、株式市場の流れは良い方向へ動いている。私のチャートでは「買ってはならない形」から「売ってはならない形」になってきた。これは「下がらないという読み」ではなくて、ここから下げ波動がきても「ショートはせずに静観してやり過ごす」という意味。逆を言えば「買い場を探すべき動き」とも言える。

週明けにはいろいろ見えてくるんじゃないですかね。

S&P500 E-mini 日足

ただ上のチャートは「S&P500 E-mini 日足」だけれど、日足なのは多くの人がそれを見ているからそうするだけのことで、私が長期で動きを見る場合でも「4時間足を見る」のはいつも書いている通りで、その変化をいちいちブログに書くことはなかったけれど4月23日の朝には「買いサイン」は出ていた。

私は長期投資はしないので4時間足のサインも何も関係ないのだけれど、「大きな流れは把握する」のは当たり前でチェックはしています。

でもシドニーの次男坊が騒ぎ出したのね。それはまさに4月の23日。

Lineで「S&P500を買うことを考えても良いんじゃないか」って。

当然、私は「無視」したまま。返信もしていない。そもそもまだ勉強中のクセして彼が簡単に口に出す金額にも腹がたった。こういうオッチョコチョイがある日ある時大失敗して泣くことになる。全責任を取る必要がない立場の場合、平気でこういう事を言う。実は一般的に言うとすればトレーダーに向いている性格なのは次男坊なのね。度胸が座っているのだけれど、「ギャンブラー気質」とも言えるし、私はそれがうまくないと思っていて、逆に私がトレーダーとして育てたいと思った長男は慎重派、堅実派で絶対にギャンブルをしない性格。トレーダー向きじゃないからこそ、理想的なトレーダーになると思った。私達が目指すのは「どんな時にでも生きる糧を得るスキルを持つ」「チリツモ(塵も積もれば山となる)で良いから資産を徐々に増やす」ことであって、大勝ちして\(^o^)/することではないのだから。

ま、タイミングとしては次男坊もちゃんと見ているなとは思ったものの、S&P500を買えというのは我が家の方針と全く違うわけで、前にも私には何も言わずにオーストラリアのETFに投資していた時もそうだけど、やっぱり「長期投資」が彼の頭から離れないのね。

今までどれほどの時間を費やして「長期投資は駄目だ」と言い続けたかわからないほどだけれど、やっぱり通じていない。彼にデイトレをする十分な時間が無いのはわかるけれど、ダボ家としては「長期投資はしない」と決めているのに、まだそれを言う。

いや、買うのも良いんですよ。

彼はETFのつもりで言ったのだろうけれど、いつも売買している「E-mini」の先物でも良いわけで、買おうと思えばすぐに買えるし、ただ単に「デイトレとは時間軸が違う」だけの話で、チャートの売買ポイントの見方も同じなんだから。

長期投資って難しいと私は思うのだけれど、いや、「怖い」というべきか。万が一のときには「大打撃を食らう」のね。それは何度も書いていることだけれど、「要人の発言」ひとつで流れは一気に変わるし、ウクライナ戦争で一大事が起きれば当然その動きも恐ろしい。これは「停戦合意」なんて嬉しいニュースも同じで、上がるにしても下がるにしてもとんでもなく大きく動くと怖いのね。当然、買い注文でも売り注文でも「損切り注文(IFD注文)」を同時に入れるのはお約束にしても大きく動くと安心は出来ない。

そしてそれは「いつ、何時、起きるかわからない」わけで、それなのに毎日、24時間、ポジションを持ち続けるのは私には恐怖、苦痛以外の何物でもない。そしてそれは私にとって「ポジションの大きさは関係ない」んですよ。「ポジションがあるのに大きな動きを見逃す」ということそのものがトレーダーとして能力がない、バカ丸出しだと思うから。

去年の8月の日経225の暴落でビビった人は多いと思うけれど、あの程度のことは頻繁に起きるし、旅行にでも行ってボーッとしていたら逃げることも出来ない。本来は「ショートで利益を出すべき」なのがトレーダーのあり方なわけだし、買いポジションがあれば「逃げる場所」なのもあの当時、ブログに書いたはず。

私は怖がりなんだろうと思うけれど、実際に911のNY同時多発テロでも311の東日本大震災でも「破産した人は大勢出た」のを知っているから「そんないつ出るかわからないお化けを怖がる必要はない」とは思うものの、私としては「そういう危ういことに近づきたくない」のね。

もし「S&P500 E-mini」を1ロットだけ買うなり売るなりすると、S&P500 E-miniのコントラクトサイズは50倍だから、今、S&P500 E-miniが5700ポイントだとすると「285000ドル」、つまり4000万円以上の売買をするのと同じなのね。こういう額を「ポジションを立てたままのんびり生活する」なんてことは私には絶対に不可能。そういう馬鹿なことを20年以上前にやっていたけれど、毎日、数十万円単位の増減は普通で、大きく動くときには百万円単位で動くわけで、結局、精神的にもおかしくなるし、それから逃れるために「値動きさえチェックしなくなる」なんて考えられないことも起きた。ま、そんなことは普通起き得ないのかもしれないけれど、私には実際に起きたのね。

じゃ、E-miniじゃなくてサイズは10分の1の「E-micro」にすれば良いじゃないかとなるけれど、そうすると今度は利益が出ても損が出ても「小さい」わけで、妙味がない。どうでもよくなって「放置する」なんてことも起きる。ではE-microを5ロットにすれば良いじゃないかとなるけれど、それなら2000万円ぐらいの投資になるわけだけど、それでも「長期で持つ」ことそのものが私には「恐怖」であるし、「1日中、動きが気になる」わけですよ。ここが問題。

そんなことは「乗り越えるべきことでしかない」という声が聞こそうだけれど、デイトレーダーの私としては「デイトレと比べたらどうか」と考えてしまうのね。そして理屈抜きに「ポジションが立っている間は気を緩めていはならない」という【絶対のお約束】が私の中にはある。

私はS&P500 E-miniじゃなくて、Nasdaq100 E-miniをトレードするのが今は主だけれど、S&P500 E-miniは下のチャートの様に時間軸で言えば100ティック足を見ながらトレードします。この一時間の内に「世の中が大きく変化することはない」と考えて良いし、もしなにか起きても、デイトレのチャート上では「何が起きたのかわからないけれど必ず反応する」んですよ。第一報を受けた人は必ず相場で利益を狙うから。そして動きは段々と大きくなって、一勝負終わった頃に「何があったかの情報が入ってくる」という感じでしょうか。そして数時間後にニュースとして出てくる。次の日に多くの人が大騒ぎする頃には、デイトレーダーは何度も勝負をし終わっているのが普通。ただしFXの場合は「情報の伝達が早い」というか、大手のプロの参加が多いからかもしれない。

それの内容がわからなくても「トレンドとしてその動きが出てくる」から「上げ下げの理由はわからなくてもトレンドフォロワーとしてはそれに乗るだけ」なのね。だからこそ「逆張りを中心にするトレーダー」はやられるときにはごっそりやられるわけです。実は私も「逆張り派だった時代」があります。そこから脱皮するのも3~5年は掛かったはず。逆張りって当たると気持ちが良いなんてもんじゃないのね。「俺は天才か?」なんて思う時もある。(笑)

かなり昔ですが、「豪ドルの下げもここまでだろう」なんてブログに書いたら、本当にそこから上がりだして、読者から「ダボさん、どうしてわかったんですか?」なんてコメントを貰ってニヤニヤしたことを覚えています。でもそんな読み方で売買しているといつか「ごっそりやられる」のね。

当然、予定されている「指標発表時」「要人の談話」のときには「数秒の間に大きく動く」こともあるから、何もしないで「高みの見物」をするようにしています。

これだとY軸の目盛は2ポイント単位で、それはコントラクトサイズが50だから、一マス動けば1ロットで100ドルの損益ということ。この1時間ちょっとの間に利益を狙えるチャンスがどれほどあるか(このE-miniはほぼ24時間動いている。上の時間帯は金曜日の市場が閉まる直前)。またポジションを持つ時間も長くても10分かそこらなわけで、その瞬間だけ緊張していれば良いというのは気楽なんですよ。そしてやる気が出なかったら何もしなければよいし、眠ければ寝れば良い、遊びに行きたければ遊びに行けばよいというのは本当に気が楽だし、その状態を保つことがトレーダーには非常に大事なのね。

だからこそ、そういう「瞬間芸」だからこそロットを上げることも可能なわけで、利益を溜め込んで10ロット、20ロットと増やすこともできる。でも上に書いたように「長期戦」となると私はポジションがあれば同じ様に緊張するわけで、それが24時間、毎日続いたら3日も持たない。そして「緊張しないような自分になったら駄目だ」とも思うわけです。その緊張のあるなしが「危険地帯と安全地帯を分ける大事なポイント」だと信じているから。たとえそれが意味のない「宗教」みたいなものだとしても、そこだけは絶対に譲れない。たとえ私の車に「自動運転装置」が着いたとしても、私はそれに任せて寝ようとは思わないのと同じ。(笑)

つまりですね、やっぱりダボ家としては「狙うべきはデイトレード」であって、その道から離れてはならないと思うのね。

でもそれが息子たちに通じないということは、「デイトレのメリット・デメリット」「長期投資のメリット・デメリット」も彼らがまだ理解していないからだと思うんですよ。それぞれの注意点も違うわけで、それを総合的に考えて「デイトレが良い」という結論が私の中にあるわけで、それもまた経験しないとわからないことなのだろうと思う。

でも私は「息子たちがそういう経験をして育つのを待つ時間はない」んですよ。デイトレなら数ヶ月でも覚えることは多いけれど、長期投資となればそこそこわかるようになるのに5年や10年掛かるのが普通。下手すりゃ20年やっていても初心者のままなんて人はごっそりいる。

だから「禁止は禁止」で、「禁止の理由がわからなくても、とにかく禁止」という線でやっています。そして彼らが「デイトレーダー」として一人前になった時に「ちょっとだけ長期で他の銘柄を売買してみる?」というのは良いと思うし、デイトレは時間的にも身体的にも制約があるし、いつか「卒業するしかない時は来る」のね。でもその前に「デイトレならまかせてくれ」というトレーダーになって欲しいわけです。だからこそ、デイトレの手法も「長期投資で使える手法」にしてあるわけで、銘柄によって合う合わないがある(だから私はNasdaq100 e-miniをトレードする)にしても、将来的にも使える、汎用性のある手法が重要だと考えています。FXも同じ(FXの場合は5秒足を使ったスキャルに似た手法を取る)。そして時間軸が変わっても使い方は同じという基本になっている。ただ実際は銘柄が変われば、また時間軸が変わればセッティングを変える、調整する必要があるのは当然のこと。

ここで重要なのは、長期投資で10年の経験があってもそれをそのままデイトレには活かせないのね。でもデイトレで2,3年もやって実績も出せるようになっていれば長期投資に移行するのはそのままできる。ただし、精神的にどうやって安定を保つかが長期投資は難しいのね。金額が小さいうちはなんてことないけれど、額が大きくなると「夜も眠れない」なんてのは普通に起きる。土日はソワソワするし、家族と長期旅行なんて行ったら病気になるかも(笑)。だからどこへ行くにもPCを持って出かけるようになるし、ネットが繋がらないところには絶対に行けないのね。

始めたばかりの人はそんなこともわからないから気軽にやるけれど、ある日ある時、壁にぶち当たるのが普通だと思う。というかそこに至る前に脱落する人が圧倒的大多数なのがこの世界。遊び金で気楽な投資をする人たちは別だけど。

ま、そんなこんなで息子たちを育てるのにそれなりに苦労していますが、「絶望する」ぐらいの失敗を経験しないと何も覚えないにしろ、私が元気でいる内に伝えたいことは伝えたい。それがすぐに理解できなくても、いつか何か起きた時に「あああああ、オヤジがうるさく言っていたのはこのことかぁ」と思えばしめたものだと思っています。

私もそんなふうに育ってきたし、私にああせいこうせい、あれは駄目これも駄目と言ってくれた人がいたわけで・・・。でもデイトレを始めてから専業になるまでは10年以上の月日が必要だったし、その後、20年、回り道もいろいろしましたし、未だに発展途上。それが「肥やし」になっているのは間違いがないものの、それと同じような回り道を息子たちにさせたくないのね。「大事なところに気がつけば年月は関係ない」と今になると思うから。

今回も本来はブログにはっきり書くべきではないことまで書きましたが、本音、事実を書かない限り、一般論の羅列で終わって、私が読者に伝えたいことが伝わらないと思うから。

これがこのブログの私の流儀です。

それが気に入らなければ、「もう読まない」という貴方の権利を行使して頂きたいと思います。 m(_ _)m

たった一人の読者でも「なるほど、そういう考え方があるのか」と思って頂ければそれだけで私は嬉しいし、私もそうやって学んできましたから、世の中への恩返しのつもりもあるんですよ。

でも「そんな考え方、やり方じゃ駄目だろう」と思う人もいるはずなのね。そりゃ考え方も手法も千差万別で「これが正解」というのはないと思う。

だた息子たちには「強制」してでも私の考え方、手法を押し付けます。(笑)

そしていつか基本が出来たら、後は好きに発展させればよいと思っています。

ただし、「逆張り」と「ドローダウンが大きな手法」だけは絶対に認めない。当然、基本は「トレンドフォローのみ」です。

誰がなんと言おうと、そこだけは絶対に譲れない。(笑)

どこの凄腕のプロがなんと言おうと、100人のトレーダーの内、99人が言おうと、「駄目なものは駄目」です。(^_^)v

要は「他人がその体に合わせて仕立てた服」も「既製服」も自分には合わないってことなのね。でも私は息子たちの性格も得手不得手も常に見ているから息子たちに何が合うか合わないかも分かるわけで、それに合わせて「ダボブランドの服」を彼らに合わせて作っているという感じでしょうか。

この写真はシドニー在住の次男坊の写真ですが、私も30数年前のゴールドコースト時代はこんな感じだったのを思い出します。まだトレードのイロハもわからない頃だけれど、誰でも同じだけれど「俺ならできる」なんて自信だけはあるのね。息子たちには是非とも私の後を全力で走って追い抜いて欲しい。その時が来るのが私の何よりの楽しみです。

 

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