「日本の財政はギリシャより悪い」と石破総理が国会で発言したんだそうですね。
小さな会合なりプライベートな環境でそれを言うのはアリにしても、国会でそれを言っちゃうまくないですよね。
一般国民がそれをそのまま信じてしまうこともあるんだろうし、私も何か気がついてない重大な問題があるのかといろいろ考えちゃいました。
自民党は「消費税の減税はしない」と決めたわけで、それに反発する意見を封じ込めるつもりなんでしょうが、国会でそれを言うなら「それなりの証拠」が必要とされるし、石破氏はどうするつもりなんだろうか。自民党が追い詰められているという点と、石破氏が無能だという点の両方がはっきりしたように思えます。
結局、自民党がその様に動くのも「後ろにいる財務省の意向」があって、そして「財務省の影響力を強めるために政界に入り込んだ財務省出身の政治家や財務省の意向通りに動く政治家」がいて、なおかつ彼らは「重鎮中の重鎮」で彼らがいないと石破氏は何も出来ない、何も言えない、何も決められない状態が見える。
「財務省解体デモ」も「財政の民主化運動」というように変えていくようですが、どこまで出来るのか。
参議院選挙で自民党を勝たせないにしても、参院の半分が改選で、その人達だけが犠牲となれば「大した痛手ではない」「その次の事を考えている」ってことだと思うし、それは私は「立民との大連立」ではないかと勘ぐっていて、その様に動いている様にも見える。
それとも「内閣不信任案」が提出されて可決されるようなことが起きるのか。またその時、石破氏は何を決断するのか。「解散総選挙」となったら自民党はボロ負けするんじゃないですかね。だから解散はしないとは思うのだけれど・・。
しかし「日本がどれほど落ちぶれたのか」「消費税の影響」を話していた「虎ノ門ニュース」ですが、グラフを見せられるとやっぱり「日本の酷さ」がよく分かる。
一番私がガックリしたのはこのグラフ。
「消費税の影響」。
そして「GDPの変化」。
「消費税による所得の変化」。
なんで日本だけがこうなっちゃったんですかね。お金もない、信用もない他の国々が伸びてきたのは「危ないギャンブルをしてきた」からなんですかね。
私は、今の日本に重要なのは「減税と財政出動」だと思うのだけれど、それは「ド素人の考え方」でしかなくて、本当に「減税と財政出動」でどうにかなるようなことでもないような気はするんですよ。何かもっと大きな問題を日本は抱えているんじゃなかろうかと。
もしそうだとして、「減税と財政出動」もするべきではないとしても、もし国民がそれを望むならその方向で動くべきだと私は思う。でも実際にそうやって「ポピュリズム」に走って破綻しそうになったはギリシャがまさにその通りだし、「減税と財政出動」と要点だけをいうのは簡単だけれど、現実的にそれをどう進めていくのかの「ノウハウ」が何よりも重要で、それが日本にあるのか無いのかが私にはわからない。
もしそうだとしても「国民が望む方に動く」のが民主主義だと思う。
「もっと儲けさせてくれ~~」と国民が調子に乗っているわけでもなくて、「このままだと本当に死んじゃうぜ?」みたいな状況なんだろうと思う。やっぱりそういう苦労をしている人達を救うのが政府の役目で、「政府は正しいことを進めます」なんて格好つけていてもここまで日本が落ちぶれてきたら「違う選択」も認めるべきだと思うんですよ。
少なくとも「選挙で選ばれたわけでもない連中」が日本の◯玉を握っているというのがおかしいと思う。
日本が駄目なら出ていくしか無いと考える人が増えてもしょうがないとも思う。かつての日本がそうだったように、「普通に頑張っている」だけで国の発展とともにどんどん豊かになって行くのだから。逆にあえて国名は出さないけれど、国が発展しなければその国でどれほど死に物狂いで頑張っても豊かになれないのはわかりきったこと。
実際に、地方から出て都心部に多くの人が流れ込むのも同じことで、生きるための選択を「正論」で止めるわけには行きませんよねぇ。
でも「逃げたくても逃げられない人達」が圧倒的に多いわけで、犯罪が増えるのも犯罪者だけを責めるわけにもいかないような気がしています。
アメリカに何か言われればすぐに「何兆円」のお金でも出すし、中国に何をされても「遺憾だ」と言うしか無いのは変わらないし、そんな時に「パンダをまた貸して下さい」なんて言う政府の重鎮がいる日本って、一体何を考えているのかと思う。アメリカや中国が日本をどう考えているのかも透けて見えるし、本当に情けない。
思い越せば、安倍さんてそういう自民党の政治家をしっかり抑え込んでいたのが今になるとわかる。安倍さんが暗殺されたら「豹変する人達」が続出ですもんね。
でもやっぱり「駄目な石破氏が総理になった」から悪いところがどんどん明るみに出てきたような気もするし、総裁選で「高市氏」が勝っていたとしても「周りは敵だらけ」で足を引っ張られるだけの内閣になっていたかもしれないと思ったり。
とにかく「国民が政府自民党にノーを突き付ける」のが重要だと思いますが、どうなりますか。
まだまだ伸びるポテンシャルは一杯な日本だと思うけれど、国そのものが「銀行管理になった駄目な会社」と同じで、がんじがらめで何も出来ない、お金も出さないとなったら、本当に将来は暗いと思う。
自民党政治を終わらせるのは「賭け」かもしれないけれど、明治維新がそうだったように「若い人たちの選択」に新しい日本を任せたいと思う。
頑張れ、日本!!