70歳を超えた途端、「待ってました～～」と言わんばかりに体の調子が悪くなって「手術」も連発。
「前立腺からの大出血」と「心臓冠動脈にステントを入れる」の2つ。
術後の経過はまぁまぁだけれど、また「次なるもの」が出てきた。
皮膚病は皮膚病なんだけれど、細かい説明は無しにしても「今まで経験したことのない症状」。
いつものパンタイ病院に行って皮膚科の先生に見てもらったのだけれど、「どういう病気なのかわからない」様子。こんなのってありか？
私が想像していた「病名」を言っても、「それじゃないと思う」との答え。ではなんなのか。それがわからない。
ということで細胞を取って「生体検査」をすることに。
【皮膚がんの可能性もある】と。(￣口￣∥)
でもねぇ、私が素人ながらこれまでの経過と現状をネットで調べるとそんなややこしい病気には思えないのね。
ところが「皮膚癌かもしれない」と聞いて、皮膚がんを調べてみると、それこそ今まで私が常識的に知っていたのは「氷山の一角」でしかなくて、それはそれはとんでもない種類があって、私も皮膚がんの可能性を否定はできなくなってきた。(┰_┰)
でも問題は「皮膚科の専門医でさえもわからない」という点。こんなことってあるんだろうか。「見たことがない症状」だとしても皮膚科の専門医なら「ああ、これはあれでしょう」なんて言いそうなもんだと思うけれど、「わからない」という。
ま、下手に知ったかぶりされて断定されるよりかは「可能性を見つける」という考え方は正しいとは思うのだけれど、私としては不安なんてもんじゃない。
日本の大学病院にでも行けば、「これはあれです。治療法にはXやYがあって・・」なんて簡単にわかるんじゃないかと思ったり。
それも想像でしか無いけれど、日本の皮膚科の専門医がなんというのか聞いてみたい。
とりあえずは「組織を取って生体検査」をすれば、一体何が起きているのかはわかるのだろうとは思うけれど・・。
歳を取るって「想像していた以上の、今までとは違う世界に入ること」なのを実感している毎日。
世の中には年寄はごっそりいるけれど、「自分がどんな問題を抱えているのか」をいちいち言う人はいないにしても、皆さん、とんでもない問題を抱えているのだろうと思ったり。
日本で皮膚科の専門医の診察を受けてみたい。それも場合によっては有りだ思う。
しかし有り難いのは「息子」の存在。
病院に行くときには必ず付き添ってくれるし、家で「消毒と処置」は真夜中でも嫌な顔ひとつしないでやってくれる。
ヨメさん？
どうにもならない時には助けてくれるけれだろうけれど、私としては「長男」の方が遥かに安心。（笑）
長男がいなかったら我が家の「マレーシアの生活」は成り立たないと思う。
今、姉は日本旅行に行っていて、前にもブログに書いた「スイスでしか治療できない癌に掛かった親友」と落ち合うことになっている。で、昨日、Lineが来たのだけれど、これまた親友の「プロゴルファー」も癌に掛かっていて、今はもう意識もほとんど無く「緩和ケア」の施設に入っていたと。
こういう話って決して「他人事」じゃなくて、誰にでもいつか起きることなんだろうと思うし、それはマレーシアで最後を迎えた私の両親も同じ。
「海外移住」は楽しいもの。いつか経験したいもの。というのもわかるし、私も30代で家族と共に日本を脱出してオーストラリアに渡り、今はマレーシアだけれど、「海外移住」も【生き方の一つの選択】でしかなくて、北海道に住みます。沖縄に住みます。横浜に引越しますというのとなんら変わりはない。そして「何かを得るということは、何かを諦めること」でもあるというのが【間違いのない事実】で、それの優先順位をどう考えるかでしかない。
でもそれも「自分の体が自分の言う事を聞かなくなる時」が必ず来るわけで、健康体だった人はそんな事を考えたこともないわけで、【自分の生き方は自分の健康状態によって決まる】のが真実なんだろうと今になると思う。
やっぱり【今を大事に生きる】ことが重要なんだろうと思う。
と同時に、歳を取れば取るほど「見えない偉大なる何かに感謝しなければならない」という気持ちがどんどん強くなる。そして私は昔から「自分に課されたやるべきことがある」と思っていて、「人生は一度きりなんだからやりたいことをやって楽しめば良い」という考え方は一切ない。でもそれは「自分が課したのか、何かに課されたのか」は私にはわからない。また「輪廻転生がある」「人生は修行の場」「徳を積む必要がある」とも全く思っておらず、でもなぜか「思い、魂は永遠に続き存在する」という考え方を持っている。
自分は「生きている」のか「生かされているのか」も今の私には良くわからない。
でも思う。
「全ては御心のままに・・・・」と。