マレーシアで手に入れる「ラード(豚の脂)」がイマイチ美味しくない理由

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皆さん、家で料理をする時に「ラード(豚の脂)」を使いますか?

我が家では結構使うんですよ。

健康的にどうかとか、カロリーがどうのとかそういうのは別にして、そもそもそれが気になるなら「脂けのあるものは食べなければ良い」と私は思っていて、どうせ食べるなら美味しく食べたいと思って「ラード(豚の脂)」を使うことが結構あります。

炒め物もそうですし、餃子も同じ。あるいは家で作るラーメン、インスタントでも「ラード(豚の脂)」を入れると劇的に味が変わる。

トンカツは我が家は「ロースカツ」しか頼みませんが、あのロースについている脂身がまさに「背脂」なんですよね。

ところがですね、「美味しいラード(豚の脂)」を手に入れるのが結構難しいのね。

日本の場合だと「A脂」「B脂」、あるいはC脂という区分があって、目的によってそれを選ぶことが可能ですが(プロはそうするから肉屋に頼めばすぐ通じる)」、マレーシアでは「どれもこれも豚の脂」という大きな一つの括りになっていて、選ぶことは簡単ではないのね。

A脂っていわゆる「背脂」のことで、B脂は「腹部や内蔵周りの脂」で、こういう違いがある。

 

 

【比較サマリー】A脂 vs B脂

比較項目 A脂(A-Lard) B脂(B-Lard)
採取部位 背中の脂肪(背脂) 腹部・内臓周りの脂肪(腹脂・ケン脂)
外観 純白に近い ややクリーム色がかることがある
風味・香り 上品でクリア、甘みがある 強く、野性的、パンチがある
獣臭さ 少ない A脂より強い
融点 比較的低い 比較的高い
主な用途例 繊細なスープ、高級加工品 濃厚で力強いスープ、炒め物
市場での位置付け 高級品、高価 汎用品、安価

 

扱いやすいのはやっぱり「瓶入り」なんだけれど、これは「豚の脂身」を溶かしたものなわけですが、中身がどんな脂だかわからない。そして何種類も今までに試しましたが「これぞ」というのに出会ったことがない。

また日本には普通に売っている「チューブ入りのラード」も使い勝手は抜群だけれど、マレーシアであの手のラードは見たことがない。

だから肉屋から「生の状態の脂身」、それも「背脂」を買うのがベストなんだけれど、これまたなかなか売ってないのね。「Lard」として生の脂身はどこでも売っているけれど、「背脂かどうか」は見た目で想像はつくけれど私には確証がないわけで二の足を踏んでしまいます。また「豚肉を買った時に着いている脂身」もロース肉ならそれに着いている脂身は「背脂」なのは「部位からも簡単に想像できる」わけで、あえて「脂身の多い肉」を買って、「脂だけ切り取って冷凍保存する」とか。それ以外の脂身は背脂ではなくて、「味も強く野性的(獣臭い)」であって積極的に食べたいとは思えない。

だからかつてはTTDIに行って「背脂=Back fat」を指定して買うとか、ワンモントキアラのビレッジグローサーの「ノンハラル売り場」で注文をしたり。

でも最近はShopeeやLazadaでも売っているのを見かけることもある。

ただ注意が必要なのは「背脂」として区別していないのね。でも説明欄にこんなふうに書いてあったり。でもそれは説明欄を見ない限りわからない。

Introduction: Pork lard cubes, pork lard is fat extracted from the back of pig and cut into small pieces.

これは「天天肉店」という結構良さげな店で、イベリコ豚も扱っている。

今日はたまたま、この「天天肉店」でこれを見つけたので、ブログに覚書としても書いておこうと思いました。

私がオススメなのは「餃子に(かなり細かく)刻んで入れる」方法ですかね。劇的に美味しくなると思います。もちろんラーメンに「背脂チャッチャ」をやるのも良いのでしょう。我が家はそこまでやりませんが。(笑)

炒め物にも最適ですが、それは最初に油を敷く時に、この背脂を細かく刻んだものを入れて「溶かせば良い」し、餃子に入れるには更に細かく切って餡に混ぜます。

私としては、それではなくて、「背脂チャッチャ」のあの背脂の状態にしてから「料理に使う」のが良いような気がしてならないんです。この方が美味しいんじゃないかと思うので、そのうち実験するつもり。

日本風ハンバーグを作る時に「合い挽きミンチ」を使うのは「牛肉に脂肪分が足りない」からで、そもそもジューシーなのは「脂分」と考えてもよいはず。だったら牛肉ミンチにこの背脂を混ぜてハンバーグを使ったらかなり美味しくなるんじゃないですかね。まだやったことはありませんが。

でもあの背脂チャッチャのあの状態にするのって結構面倒なんですよね。長時間煮込まないとならないし。「そこまでやるかぁ?」とやっぱり思ってしまう。でもやる。(笑)

プロがやっている方法。

これで「ブチュブチュに崩した状態」で【冷凍】しておいて、使うときには小分けして使うのがベストかも知れない。

そんな面倒なことをやっていられるかと思うなら、マレーシアで「エバラの背脂(粒状態)」は売ってますのでそれを使うのも良いかもね。ただこれは「味がついてるらしい」ので私はまだ試していませんが、その味に問題がなければこれを使うのが一番面倒がない。

前に何度も紹介している、我が家が「中国産の冷凍特大うなぎ」を買う店で売っています。「Suming Trading japanese Food Supply」。

でも私としては「背脂そのものは非常に安い」し、余計な味がついていない方が良いし、自分で作ったほうが良いと思う。面倒なら「細かく刻んでそのまま使う」手もあるし。

これを入れて作ったチャーハンは激旨だし、使い道はいろいろあると思う。

日本ではこういう「出来合いの背脂」を使ってこんなふうに使う人は多い様子。

この「けんますクッキング」というチャンネルですが、主はいつもふざけていますが、料理の内容としては結構使えるネタを出していて良いと思っています。

 

 

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