お金の価値がどんどん減る どうしたら良いんですかね~

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世界的にインフレが凄いですが、「値が上がっている」というより【お金の価値が下がっている】と見るべきだと私が考えているのはいつも書いていることですが、本当にこれからどうなるのか。

株が上がってる、不動産が上がってるというより、それだけ「お金の価値が減っている」のであって、【お金を持つより何か買え】というのが私達家族が25年住んだオーストラリアの常識で、「インフレが常態化しているオーストラリア」ではそう考える人が多く、確かにその通りとは思っても、私にはそれは難しくて出来なかったし、今もできないし、将来も出来ないと思う。

その理由は「税金が高い」からと言っても良くて、「お金を増やす」ことに関してはどの国でも「貯蓄しましょう」という政策があって優遇措置があるけれど、「リスクは高く、決して簡単ではないのに、資産価値が上昇して出た収益にはしっかり課税する」のが普通。

これって私にしてみれば「詐欺」みたいなもんで、「インフレになると国が儲かる仕組み」がある。

インフレになると給料も上がるのが普通ですが、当然、「累進課税で税金は増える」わけで、【インフレの正体は貨幣価値が下がる事】だとしたら、どうにかインフレに追いつこうと頑張っても「税金で持っていかれる」って本当におかしな話だと思う。サラリーマンではない個人事業主は「自分で所得増を狙うしか無い」から、益々厳しい時代になるはず。

【インフレ分は所得控除しましょう】なんて話は聞いたことがないし。

でも「借金をしている場合」は「借金はインフレ分、毎年、価値が下がる」わけで、莫大な借金を持っている政府としては、もしインフレで10年間で50%の値上がりがあれば、借金は2分の1に減ったのと同じことになる。

これは個人も企業も同じで、オーストラリアってもともと「金利が高い国」で、私達がオーストラリアに上陸した1991年当時でも「定期預金の金利が10%もついていた」という異常さ。でもその前には16%の時代もあったと。

銀行にお金を預け入れてもそれだけの金利がつくということは、借金をしたらとんでもない金利になる。

それなのにオーストラリア人は借金をするわけで、住宅ローンなんて日本の「高利貸し」からお金を借りるのと同じようなもの。

でも彼らはそうやって資産を増やしたのね。

そういう国だというのはわかっていても、「自分もそうしよう」とは思えないわけで、なかなか長い間に染み付いた自分の中の常識って変えることが出来ない。

これは「過去の話」ではなくて、これからの時代も「常識が通用しない」のだろうと思うわけで、ではどうするべきかは私には全くわからない。

そして日本もアメリカも政府は「目いっぱいの借金」をしていて、それが減ることはあり得なさそうで、それどころか今まで以上のスピードでそれは増えるであろうことが見えている。

「プライマリーバランスの黒字化」があれば、借金は減るけれどそれには「増税、歳出減が必要」で、本気でそんなことをしたら経済は潰れる。家庭はもっと酷くて「自分の都合で収入を増やすことは出来ない」から「支出を減らすこと」ぐらいしか出来ない。

「今まで以上、どうやって減らすの?」となるし、世界ではどんどん「ホームレスが増えている」という現状がある。

なんだか、とうとう来るところまで来てしまった感がある。

だから「減税だ、財政出動だ」という声は高まるばかりで、それは国民の悲痛な声でそれを無視することはできないにしても、それは政府はもっとひどい状態になることを意味する。

歴史を見ると「大きな帝国も滅ぶ」ことが繰り返されていて、その動きと今の世界の動きは「同じ」だという。

不幸な人が増えれば「もう失うものはない。リセットするのも良いじゃないか」という考え方が広がるし、そして「戦争」も起きる。それが世界の歴史。

これからはロボットやAIが益々進化して、人間の働く場所も狭まってくるのは、この50年の歴史を見ても明らかで、私が若い頃は「一生懸命働けばどうにかなる」時代だったけれど、「働く場所も減ればどうにもならず」。

日本は「人手が足りない」状況だけれど、だからこそロボット、AIの開発に拍車がかかるし、アメリカを見ていると「移民を大量にいれる」のは【消費を彼らに下支えしてもらう】為なのは明らかで、トランプが狙う「国内産業を盛り上げる」のも長い年月が掛かるはずで、今までもアメリカはそういう政策をむりやり他国に押し付けてきたけれど(プラザ合意、日米構造協議、年次改革要望書など)、うまく行った例もない。

未曾有の大変換がいつか起きるにしても、「それはいつなのか」も問題で、来年なのか、3,4年先なのか、あるいは10年先なのか。それは「巨大台風、大震災」も同じで、その時期がわからなければ対処も出来ない。

あるいは「長い年数をかけて変化する」のだろうとも思うけれど、まさにそうやって「アメリカは坂道を転げ落ちてきた(日本も同じ)」わけで、そろそろそれの「行き着くところ」もおぼろげながら見えてきたような気がする。

私には「四面楚歌」に思えるのだけれど、これは私の年齢や心配性の性格が原因なのか。それもわからない。

結局、「その時その時の流れに乗るしか無い」といつも私が書くのはそういうことで、「予想」を元に計画を練ってもそれは【ギャンブル】と似ていて、勝ち続けることもそれで生き抜くことはできないのね。

でも「予想をする」のは「夢を見る」のと同じことで、人はそれなくしては生きられない。

ただ「どんな投資もサーフィンと同じ」だと私は考えていて、「波が来るであろう」という予想で波に乗ろうとするサーファーはいないのと同じで、「波を見てから乗る」のが常識じゃないですか。

1にタイミング、2にタイミング、3,4がなくて5にタイミングの世界で、出撃タイミングもわからず「撤退シナリオもない投資」で上手くいくほど世界は簡単にできていない。

私の夢は「波乗りがうまくなること」。(笑)

USD/JPYの2年間の動きを追うのも同じ。

S&P500の2~3時間の動きを追うのも同じ。

S&P500の2年間の動きを追うのも同じ。

S&P500の12年間の動きを追うのも同じ。

波は「常に起きる」のね。でもその波が上に行こうか下に行こうが関係なくて、眼の前の波に乗ることだけを考えていれば良いと思う。

上がり続けようが、大暴落が来ようが関係ない生き方をしたいと私は思う。

「買ったらそのままで結果を待つ」のは宝くじやギャンブル、他力本願の世界。

でも業界そのものがそれを推奨する。

なぜか?

それはカモは多ければ多いほうが良いから。「買うのは善」の世界。そうじゃないと「経済の根源である株式市場そのものが成り立たない」じゃないですか。

もしも多くの新規参入者が「なにか空売りしたらよい銘柄はないだろうか」と入ってきたらどうなります?

日本宝くじ協会もJRA日本中央競馬会も「買わないほうが良いです」なんて絶対に言わない。

それと同じ。

投資の神様だと皆が注目して来たウォーレン・バフェットでさえ何十兆円もの株式を売って現金化しているのに、そういうのは「バフェット信者でさえ見て見ぬふりをする」のって本当に面白いと思う。それだけ多くの人は「買わなければならない。売ってはならない」という【宗教】にどっぷりつかっているのだろうと思う。

なぜそれが「搾取の構造」になっているのに気が付かないのだろうかと思う。

でもそれを理解しつつ「勝ち組に残る計画、手段がある」のなら良いと思うし、予想で計画を立てるのも「思う通りにいかない場合のヘッジ、撤退」もその計画の中に入っているべきじゃないんですかね。

私はなぜあれほど「利益を見込めない宝くじ」が世界的にもとんでもなく大きな市場を形成しているのかがわからない。

それだけ「夢を見たい人たち」が多いのだろうと思うけれど、その延長線上で「投資」の世界に入ってきてしまっているのだろうと思う。

ちょっとしたことで「年収の数倍を得たり」「明るい未来が開ける」と夢見るのだろうけれど、同じ様に「年収の何倍も損したり」「立ち直れない将来を迎える」しかなかった人たちの方が圧倒的大多数なのには目を向けない。

これって病気としか言いようがないと思う。

  
 
 

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