次の総理大臣は誰になるのかな~

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とうとう石破さんが退陣表明をして一段落ですが、今回、思ったのはそういう「結果」だけを見ていくのではなくて、そうなるに至った経緯とか重要人物の動きとか、そういうのを見ていかないと何もわからないのと一緒じゃないかと。

退陣表明も「自画自賛」で本当にこの人って・・って思ったけれど、歴史に残るのはそういう主だった「表明」だろうし、こういうのを【言ったもん勝ち】というのでしょう。

また日本人って「去るものに追い打ちをかけるのを善しとしない」文化があって、「もう辞めるんだから良いじゃないか」と考える傾向がある。これって犯罪者でも謝ればそれで終わりみたいなもので、何をしたのか、何があったのかの事実の全てを明らかにすることは不可能にしても、大事なのは「背景」だと強く思いました。また気になったのは「いつ辞めるのか」がはっきりしていないこと。

また総裁選ですが、どんな形でいつ行われるんですかね。あああ、10月4日に国会議員投票ですか。それもフルスペックで。

私が気になっているのは「フルスペックだとしてもかなり偏るのではないか」ということ、「自民党員が随分減っているらしい」のも気になる。これの数字は公表されていないようだけれど、この1年でいささか自民党に頭に来た党員がやめている様子。まさに参院選でも参政党が大躍進したけれど、それは今までの浮動票をとっただけじゃなくて、「コアな自民党支持層も他党に流れた」んじゃないですかね。

コアな自民党支持層と言えば、私を含めて「安倍さん推し」だった人たちだと思うけれど、今の時点で旧安倍派の議員は少ない、党員も少ない状態で「フルスペックの総裁選」をやったらどうなるのか。

高市人気は凄いというけれど、問題は「票の数」ですよね。

そういう意味で、「小泉総裁」の芽はかなりあるんじゃないかと思ったり。

私は小泉ジュニアはアホじゃないかと思うくらい駄目だと思っていて、何年経っても「1分も話すとボロが出る」のに変わりはなくて、なんで彼があれほど人気があるのかが私には理解不能。でも政界って「数が何よりも重要」だから【勝ち馬に乗る】のが基本で、「誰が日本にとって良いか、誰が総裁に適しているか」というより「誰に着けば自分が生き残れるか」を考える世界に思えてしかたがない。

それって政治家を馬鹿にした言い方だけれど、どうしても「政治家が気になるのは自分の選挙がどうなるか」だという思いが捨てきれません。

結局、安倍さんが仕切っていた時代も「安倍さんは選挙に強い」からそれが出来たはずで、「安倍さんに着いていればOK」という力学が働いていたのは間違いがないと思うんですよ。逆に「睨まれたらヤバい」と誰しも考えたはずで、でも安倍さんが暗殺されたら【自民党は大きく変わった】と思ったし「変貌した」という方があってるかもしれない。それは私には「裏切り」にか見えなかった。

今の、安倍さんを支持してきたような自民党議員は少ない状態、コアな保守派の自民党員も減っている状態で「フルスペックの総裁選」ってどういう結果が出るのか想像できません。

高市氏の名前が出ているものの、反高市派って半端じゃなく強大だと思うし、また再び「高市だけは駄目だ」という動きが出てくると思う。「駄目な理由」は未だに変わっていないわけだし。世の中は高市氏に向かって風が吹いたにしても「高市は邪魔なまま」じゃないですかね。

麻生さんが高市氏を推しても大した大きな力にはならないと思う。

高市さんって「保守派ではっきりした考えを持っている」のはわかりやすいし良いと思うだけれど、それだけ「硬い」というイメージもあるし「相手と敵対してしまうことも多いタイプ」なのは昔から見ていると感じること。安倍さんみたいにニコニコしながら「相手を抱き込んでしまう上手さがない」と思う。これって古い価値観で言うと「妥協しているように見せて、実は相手を抑え込む」みたいな芸当ができないことを意味して、時代は変わったにしろ、「自説にこだわりすぎて政治家が出来るのか」は甚だ疑問だと思う。

こういうことをワールドビジネスサテライトでもはっきり言っちゃう人。

でもそう私が思うのは、私も「はっきり白黒を付けて物を言わないのを善しとする日本人」なのだろうと思うし、国内はそれで良いにしても諸外国と渡り合えるわけもない。

もし小泉ジュニアが総理になって、トランプや習近平、プーチンと会談するのを想像しただけで、私は穴があったら入りたくなるほどの恥ずかしさを感じるんですよ。

トランプやプーチンの結構長い演説や討論を聞くと、「この人は半端じゃない」というのがすぐわかるけれど、小泉ジュアの話を聞くと「空っぽだ」とわかるのに1分も掛からない。まさか習近平と会談して、「貴方がこれほどセクシーだとは知らなかった」なんて言いそうで怖い。(笑)

石破さんが辞めるという直前に小泉ジュニアと会っていたようで、「小泉ジュニアが引導を渡した」みたいな言い方をする人がいるけれど、それとは逆に「密約があった」というジャーナリストもいる。つまり「石破路線は継承する」ということと「高市は潰す」という約束だとまでいう噂もある。

どちらにしろ小泉ジュニアは「減税派でもない」「積極財政派でもない」のは明らかで、今までの言動を見ても「財務省のスポークスマン」みたいなところはあったし、そもそも彼は自分がなにをしゃべっているのかわかっているのか?と思うことが多かったのは「備蓄米放出」のときもそうだし、過去に「こども保険」を言い出したときは、本当に馬鹿だと思ったのが忘れられない。もちろん「セクシー発言」や「46という数字がおぼろげに浮かんできた」とか、この辺のとんちんかんな話って【間違いなく面白い】けれど、お笑い芸人じゃないんだからうまくないと思う。

私には高市氏と小泉ジュニアしか次期総理としての名前は浮かんでこないけれど、どうなるんでしょうか。

また誰が総理になるにしても【他の党とくっつく】しかないわけで、どこと連携するんですかね。

公明党は別にして、高市氏の場合は国民民主と参政党とは相性は良さそう。

小泉氏の場合は維新?まさか立民?

ここでもしかしたら「こんなときだからこそ出来る連立」もあるんじゃなかろうか。

それは自民、国民民主、参政党、維新も集結して「改憲を目的とした連立を組む」という考え方。公明党は必ず強い方に着くからこの時には公明も入るはずで、これなら衆参両方で3分の2以上の数は取れる。

今、減税や積極財政が叫ばれているけれど、「それはちょっと横に置いといて、日本の根幹を皆で話し合い、決めたい」というのは良いかもしれないと思ったり。

結局、安全保障は9条に縛られたままだし、また財務省が金を出したがらないのも「財政法第4条があるから」という逃げ道があって、それは憲法第7章「財政」が元になっているし、そういう「根本を見直すべき時が来た」というのは良いかもしれない。これは自公民が多数を取っていたとしても絶対にやらない考え方なのは歴史が証明しているし、「今しかできない」かもね。

でも簡単に物事が進むとは思えないし、ま、結局は物別れになるのはほぼ間違いがないにしても「今の難局を乗り切る逃げ道」としてはありかもしれないなんておもったり。そして自公民、国民民主、参政党、維新が与党としての一つの塊となれば、税制、財政にしても「是々非々」でそれぞれが動けるんじゃなかろうか。

もしそれが可能だとしたら、誰が総理になるんだろうか。

「みんなでセクシーにやろうぜ!!」ってか?

あああ、もし高市氏が自民党総裁になっても首班指名で総理大臣になるかどうかはまた別のはなしかぁ。そこを重視すると「やっぱり小泉」とか?

---(追記)---
 

関係ないですが、トランプが「アメリカの国防総省」の名称を【戦争省】と変更する大統領令にサインしたんですね。驚いた~~~。

もともとは1789年に「戦争省」が設けられ、第2次世界大戦後の1949年から「国防総省」となったわけですが、なんで今更?

良い悪いは別にして、世界の流れは「軍事費を増やす」方向に動いているし、当然、「軍のあり方」も変化している。ということは「戦争のあり方も変わる」だろうし、それが現実の形として出てくるのかどうかはわからないものの、今までの日本の「我が国には憲法9条がありまして・・・」という言い訳が通じるとは思えず。

どうしてもそれを守るというのなら、同盟国アメリカから「じゃ、ああしろこうしろ」と言われるのを飲むしか無いし、「それはできません」なんて言えるとは思えず。相手がトランプなら、「じゃぁ、同盟はやめようか」なんて言い出しかねないし、「頑なに9条を守る」ということは【孤立しても構わない】という覚悟が必要なはず。

私は「護憲派」は当然、そう考えるのも自由だとは思っていますが(私は改憲派)、「美味しいところ取りをする」のが許されるとは思えない。また「理想論ばかり言う」のも馬鹿にされるだけで、だったら【我が国は孤立する】と宣言するべきかもね。当然、他国を助けに行く必要もないし、何か起きても他国は助けてくれないことになるけれど、「日本は日本の力で守る」にしても「話し合いだけで必ず解決してみせる」「しぶしぶ金で解決する」「領土も欲しいならくれてやる」にしても、それを選ぶ必要はあると思うし、「問題の先送り」はいつまでも続くことはないと思うなぁ。

当然、それはケースバイケースだけれど、「選択肢を持つ」ためには「改憲が必要」じゃない?

9条がなくなると「戦争が起こる」「戦地に出向く必要がある」と考えるのは勉強不足だと思うし、実際にアメリカとイギリスが主となって出撃したイラク戦争だって、それに参戦しなかった西側諸国はあったじゃないですか。連合軍と言っても「有志連合」でNATO諸国が全て参戦したわけじゃない。ドイツやフランスは出ていかなかった。だからといってドイツやフランス、他のNATO同盟国が責められたことってあったんですかね。

でも9条があって参戦しないはずの日本は「有志連合の一員」として自衛隊は派遣された。でも前線で戦ったわけじゃない。

だから問題は「9条」じゃなくて、国民の覚悟の問題だと思うわけです。でも日本の政治家も国民も「自ら決断することから逃げる」のが好きで、「9条の御旗が欲しい」のは理解できる。それでいて、「何もしないってうまくないんじゃね?」なんて兄貴分のアメリカや世界の顔色を見ながら後方支援したり、湾岸戦争の時には「1兆円」を拠出したり(小沢一郎が決めた)。でもイラクに侵攻されたクェートが出した解放後の感謝の弁の中に「日本の名は入っていなかった」のね。ま、お礼が欲しいわけじゃないけれど、日本は蚊帳の外なのは間違いないと思った。

でもこういう「なんだか日本って変な国だよね~」なんて世界に思われても、日本としてはのらりくらりできるのは「素晴らしい選択」かもしれないとも思うんですよ。日本国憲法は短時間に進駐軍(日本占領軍)が書き上げたと言われるけれど(世界はそれを知っている)、「それは日本にとって非常にラッキーなこと」で、「今でも日本は戦争の反省をしつつ、言われたことは守っています」みたいな【良い子のフリ】を続けられる。

そういう意味なら「憲法9条は変えてはならない」のは私にも理解できる。でも「戦争をしてはならない」という理由は、こう言っちゃ悪いけれど「お子様の発想」にしか思えず。

ダボは戦争の悲惨さ、死んでいった人たち、愛する人達をなくした痛みがわからないからだ、なんて言われるでしょうが、私としては「国を守るべき戦うのは国民の責務」だと考えるタイプで、そりゃ非戦闘員まで竹槍を持って戦うとか自爆テロをするべきという意味ではないけれど、「絶対に守る。そのためには戦う」という意志は国の根幹だと思う。

自分の子供や親が暴漢に襲われた時に「やめろ~~」と騒ぐだけで良いとは全く思わないのと同じ。

また私が不思議に思うのは、「戦争の悲惨さ、死んでいった人たち、愛する人達をなくした痛み」がわかる日本人なら、そういう目にあっている人たちをなぜ無視できるのかが私には理解できないのね。なぜ中国のチベットやウイグル、南モンゴルへの侵略を許し、人種や伝統文化を抹殺しようとするジェノサイドが起きているのになぜ中国にやめろと言わない?それどころかなぜ中国に尻尾を振る?その方が儲かるから?

私はそういう日本人に「9条は死守するべき」なんてことを言って欲しくないのね。理想論も良いけれど、「自分のためだけの理想論」がミエミエだと耳を傾けようとも思わなくなる。

日本が侵略の標的になる日が来ないことを願っていますが、どうなりますかね~~。

 

 

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