【AI関連】が株式市場を牽引してきましたし、【インフレに強い資産】が良いと誰もが考えてきたし、【量子コンピューター】の普及はまだ先だし、【核融合】はもっと将来の話。
ここらへんで「考え方の切り替えが必要」になってきた感じがします。
世界はAI開発に夢中になっているけれど「投下資金が回収できるか」という【大問題がある】のは私はブログに書き続けきたし、それって「生産能力を上げようと大量に大型工場建設をする」のと同じで、あるいは「巨大な高層ビルを何棟も建てようとコンクリを流し続けている状態」と同じで、【それそのものにどれほどの価値があるのかはわからない】じゃないですか。
でも「将来は凄いことになるはずだ」と皆が夢を見た。
ところがそれは「大量に宝くじを買う」のと同じで、【実際の売上、利益は出るのか。投下資金は回収できるのか】という一番大事なところが欠如していると私は書き続けてきましたが、そんな声は「夢に酔いしれている人たちの耳には届かない」のね。
でもやっと最近、「熱が冷めて現実を見る」人も増えてきた。
だから「AIバブルの崩壊」みたいな言葉をあちこちで見るようになったし、私はそれは良いことだと思うのね。私はやっぱり「投資対象には適正価格が重要」だと思うし、期待と夢ばかりで盛り上がるのは「投資ではなくてギャンブルになる」から。
ま、私はそういうものに長期投資はしないから関係ないと言えば関係ありませんが、だからといって【長期投資は債券投資だけ】にも危険は感じています。特に今の株式市場に危険を感じた投資家が「債券市場に流れ込んでいる」から。当然、債券価格は上がり、結果的に「期待利回りは下がる」し、大した会社でもないのに「利回りは低い」事が起きていて、債券市場もバブルが来たか?みたいな感じを受けています。
そして株式市場が「たった7社ぐらいの人気で上がり続けている」という【化けの皮もそろそろ剥がれる】と思うんですよ。Nvidiaの快進撃も同じで、まだまだ上がると思って買う人達は「日本のGDPを超えたけれど2倍にはなるだろう」なんて本当に考えているんですかね。ただねぇ、大統領はトランプだし、彼は「絶対に株価を下げない」という強い意志があると思うんですよ。また下げたにしても来年の「中間選挙までにはまた上げないと大変なことになる」のは間違いがない。でも今の状態で株が上がれば上がるほど「バブルの崩壊は恐ろしいことになる」と思っています。もしトランプが本当にアメリカを変えようとしているなら「破壊なきところに創造なし」と言い出すかもしれないけれど、それで選挙民が納得するとは思えず。
どちらにしても「バブル崩壊は近い」と今まで以上に思うようになったし、インフレに強いと言われる資産にも「多くの資金が流入し、値は上がった」けれど、それにも陰りが見えている状態。だから金(コールド)じゃ、暗号資産じゃ、まだまだ不動産でしょうという考え方はもう「一周遅れ」「高値掴み」と言っても良いと思うくらい。でも大幅に下落するかと言うとそうではなくて「不透明な動きが続く」と見ています。
とにかく「市場には大量のお金が溢れている」わけで、【それは常に行き場を探している】から本来の【投資】という観点では考えられないところにも「利益」を探して流れていく。私は特に「ビットコイン」なるものの【価値】が全くわからない古い人間で、「やり取りが簡単」「手数料が非常に安い」「銀行口座を持てない人でも使える」「国などの統制がない」「発行量が決まっている」「ブロックチェーン技術で守られている」なども【だからなんなのよ?】と思う。ビットコインを買う人達は【値上がり期待だけで買う】んでしょ?実際に使ったら便利だとビットコインを持つ人がどれだけいるんだろうか。はっきり言って【価値なんか無い】と私は思うし、ビットコインが100分の1に下落しても「全くおかしくない」と思う。そして100分の1になって困る人は「値上がり期待で買った人だけ」でしょ。
まだ昔にオランダで起きた「チューリップ・バブル」の方が良いと思うくらい。チューリップの球根一つが「家を買える価格まで上がった」なんてバカなことがあったけれど、「チューリップの球根なら植えれば花が咲く」し「増やすことも可能」だけれど、ビットコインを持っていても何の良いことがあるのか私にはわからない。ビットコインを「貸せば利益が出る」けれど、そんなのは「関係者の中での融通で利益が出るだけ」の話。
でも「ゲーム」と考えれば問題はなくて「持つ価値がある」というのは私は欺瞞だとしか思えない。ただ「ステーブルコインは別」でどんどん広がればよいと思う。
私の「投機」もゲームと言えばその通りで、そこに実社会への【貢献】なんて何も無い。だから「ビットコインもゲームだよ」と言うなら良いんですよ。また一歩踏み込んで「インデックスファンドを買うのもゲームだよ」というのが正解だと思っていて、ドルコスト平均法でBuy & Holdするにしても「それなら儲かるかもよ」というだけのことで、「実質経済、産業の発展に寄与したい」なんて考えている人がいるのか?と問いたい。
皆が「値上がり期待で買うだけ」だから「バブルが生まれる」だけのこと。それが「現実」だから、それをきっちり認識して「ゲームで利益を出して何が悪い?」という開き直りがあれば、「カジノで利益を出すにはどうするべきか」と考えるのと同じで、【現実にあった作戦が立てられる】んじゃないですかね。それなのに【自分は投資をしているんだ】という錯覚が【思考停止につながる】と私は考えます。でもそういう人が増えれば増えるほど、「ゲームの達人たちは嬉しい」のは間違いがない。
そうこうしているうちに、経済の実態は悪くなり、トランプがどう頑張っても良い方向には行かないように見える。AI期待は大きいにしても、AIによって「職を奪われる人たち」が目立ってきたし、それの経済への影響のほうが私は大きいと思う。AIがどれほど広がろうと、AIがものやサービスを買ってくれるわけでもなくて、AIを使いこなす企業は「コスト削減、合理化」に成功するにしても、それは「経済全体にとってはマイナスとして働く」のは明らか。
やっぱり「労働市場がどうなるか」は非常に重要で、失業率やローンの残高、ローン破綻の規模を見ていれば「景気がどう動くか」は想像がつく。
では投資(実はゲーム)対象としてこれから何が良いのかは、見極めがかなり難しいと感じます。
要は「大きな戦争が一段落」したけれど、「経済の下地は傷んでいる」し、大量の投資家はどこに流れていくべきか悩んでいる状況に思えます。またこれから危うくなる経済なのに「債券に大量投資して大丈夫なのか」とも思う。
これを見極める時が来たように感じます。「今まで通り」だとしたら【ババ抜きでババを掴むことになる】ような気がしてなりません。あるいは「ババは引かない」にしても良い投資先とは言えず「価格が弱含みで推移する」可能性が「金(ゴールド)、銀(シルバー)、ブラチナ、そして暗号通貨」にもあると思う。少なくとも「これならイケる、いやそうでもない」と【波乱が続く】感じがしています。まだまだ上がる可能性があるにしても、【永遠に上がり続けることは絶対にない】わけで「出口戦略を持たない人たちは餌食となるだけ」なのは間違いがない。でも「なんとなく買ってみた」「なんとなく持ち続けている」という人が多ければ多いほど、プロやハイアマは\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/となる。
だからウォーレン・バフェットの様に「現金化して次のチャンスを待つ」のもよいだろうし、日本で有名な若き投資家の「テスタ氏」も現金比率を大きくしていると報道された。
そこで私の「勘(笑)」としては、ここは「Nobu塾のNobuさんの考え方に乗る」のもありだと思う。
それは彼の動画を見てもらえばわかるけれど、AIでもない、量子コンピュータでもない、その「中間にある今、何が伸びるか」というと【電力なのは間違いがない】と私も思う。そもそもAIにとっては「莫大な電力が必要」なのに全くそれに追いつけていないのがもうはっきりしているじゃないですか。
これからは「AI搭載のロボット」だと思っていますが、それの大きな普及にもまだまだ年数が掛かるだろうし、そこでも「電力」は注目されるはずで、やっぱり「大きな変化が起きるまでのつなぎ」として「電力が注目の中心になる」という考え方に間違いは無いと思う。
では電力関連株を買いましょうという「単純な発想」ではなくて、それらを「自分にとっての最重要注目株」と位置づけて、【カジノの電力株売買テーブルに座る】というイメージで、そこに座ってこれからどういう作戦を練るのか考えないとならず、私の場合はそれらの株が「上昇波に乗った」のを確認してから出撃(ベット)するという考え方。もちろん「下降したら飛び降りる」なり【ヘッジ】【つなぎ売り】をするのはお約束で「Buy & Hold」で楽して儲けようなんて考え方は捨てるべきだと思う。
【これはゲームなのだ】という開き直りが必要で、そう考えた時に初めて【道が見えてくる】んじゃないかと思う。【ゲームなんかしたくない】と思うなら近寄るべきではないし、「本来の自分が進むべき道が見えている」ならそれに全力投球するのが幸せだと思う。それこそが「本来、あるべき投資」なんじゃないですかね。
正直に言うと「株式、インデックス投資をしています(暗号通貨投資も同じ)」なんて投資家ヅラする人たちを私は軽蔑しているというと大げさだけれど、「所詮、ゲーマーでしょ?」と思っています。でもそういう人たちに「私は投機、デイトレが本業です」というとギャンブラーと同じ扱いでバカにされる。でもそれを言うのはブログの中だけで、実社会ではそれは言わない。(笑)
今回のNobu塾のNobuさんの考え方にはいちいち納得してしまいました。私の金(ゴールド)投資はのめり込むこと無く適当な程度にしておいて、ちょっとNobuさん銘柄には注目してそれなりの投下資金を用意しようと思う。でも私の主戦場は先物の超短期売買で、もし大暴落が来たらそれはそれでチャンスだからしっかり攻めていくつもり。
私は決して「投資家ではない」し【ゲーマーというのが正解】で、でもいつの日か本当に投資ができるような余裕ができたら【世の中のため、次の世代の子どもたち、人類の未来】に重点を置いた投資をしたいと思う。でもそれはまだまだ先のことで、まずは「地べたで這いずり回る生き方からの脱却」が重要だと考えています。

