金(ゴールド)ですが、ブログには逐一書いてきましたが、10年以上持っていたものをうまいところで「利確」したものの、「金(ゴールド)を全く持っていない」のもなんだか下半身がスースーするような変な感覚があります。
だからやっぱり「多少は持つべきなんだろうなぁ」と思い、チャンスがあれば少しずつ買い集めようと考えました。でも一気に買うのじゃなくてピラミッディングね。積み立てじゃないけれど、【積み上げ】。
でもそういう漠然とした考え方しか持っていなくて、「戦略らしい戦略は無し」でスタートしてしまった。
私のチャート上では「買いサインが出たので買い」。
それはブログにも書きましたが、こんな場所。11月11日です。
ただこの小さな上昇波がどういう上昇波かはわからず、こういう風に考えていました。
今までの下げは「調整波」で、これから元の上げトレンドに戻るとも読めるし、逆に「下げ波動の戻し」とも読めますが、この上げ波動の始まりは11月5日から始まり、今の上げは【第三波】の可能性も高くて、エリオット波動のカウントで言うと「逃してはならない動き」とも言える。
私としては「将来のことは予想しない」と決めていますが、「上昇するんだろうな」みたいにぼんやりと考えていました。
ところが~~~。
売りサインが出た。(┰_┰)
つまり11日に想定していた「(今の上昇波は)下げ波動の戻し」とも読めますが」の通りの展開。
こういう場合、私は「悩んではいけない」と決めていますので、一応売りました。損益はほとんど無いのと同じ。プラマイゼロの誤差程度。
でもねぇ、なんだか納得がいかないのね。
自分がどういう戦略を持ってそもそも買ったのかが問題で、あるいはその前の「利確」もそうで、【何も考えずに利確してしまった】というのが正解。「利益が出ればいいじゃないか」では駄目なんですね。「戦争で、戦略がないのに勝ってる最中に撤退したら大正解だった」みたいなもので、そして「再び出撃」したものの、戦略らしきものはなく、振り回されている感じ。
これが最初から「短期決戦で行く」となれば、「(今回の)売り場所はここじゃない」んですよ。
チャート上に赤色の細い「ジグザクのライン」が表示されていますが、これは「目先の動きの強弱を見るためのもの」で、短期決戦で売るなら、それが「上にとんがった場所」で【一応、撤退】という使い方をします。でも戦略がないから「そこは見逃し」で、今になって「売りサインその1」が出たから、ここは問答無用で「離脱するしか無い」から【売った】。
でも本当にそこが「売り場か?」というとそうじゃなくて、「長期目線で考えると、まだ【上昇は進行中】」なのね。つまり【見逃すべき売りサイン】となる。ややこしいでしょ。(笑)
デイトレの場合は「ややこしい時には何もしない」のが原則で、デイトレみたいな「超短期トレード」ならすでに「(上に書いたように)撤退場所を過ぎている」のね。つまり「撤退後の売りサインは【新規の売り】を意味する」わけですが、ここは【新規の売りをする場所じゃない】と読めます。(その理由は長くなるので書かない)
でも「一応売りサインが出たのは間違いがないので、なんとなくここで撤退」。これは「撤退は売りサインが出たら必ずする」と私の中で「憲法9条みたいなもの」で簡単には変えられない。でも【新規の売りの場合、売りサインが出ても必ず売る事はしない】のね。「撤退と新規」って買いでも売りでもまるで違うことなんです。
今回の私の行動は何を意味するかと言うと「トレードではなくて【遊び】になる」ということ。
遊んじゃった・・・。 (┰_┰)
どうして「遊んじゃった」のかはちゃんと理由があって、今回は「4時間足で見ているから」なんですよ。つまり一日24時間で足は6本しか出てこないし、どうしても「長期の見方になってしまう」のね。私はいつも「長期的に動きを見る時には4時間足を見る」と書いている通り。
これは何を意味するかと言うと、「買いだろうが売りだろうがチャンスなんかなかなか来ない」わけですよ。下手すりゃ1ヶ月2ヶ月サインらしいサインも出ないことがあるのは普通なわけで、それでも「多くの銘柄を監視していて、チャンスがあると読めたら出撃する」ならまだ良いのですが、今回は「金(ゴールド)」と決めているわけで、【一つの銘柄に拘っていると、出撃チャンスは数カ月に一度】なんてことが普通に起きるのね。
「そんなに待っていられるか?」と私は思うわけで、私が長期投資をそもそもしないのは「それが理由の一つ」なのね。でもデイトレだと「10分、20分、待っていれば出撃チャンスは来る」わけです。
だから「戦略らしい戦略もなく、動いてしまう」ことが起きる。それは「トレードではなくて遊び」でしかないということ。
大きな金額を突っ込んだわけでもないから「気軽」ですが、「気軽だからこそ深く考えないことが起きる」のね。
結局、なんだかドタバタして、それは結局「遊び」で、【振り出しに戻った】状態。
こういうことは「トレードで生計を立てる」と決めたら【絶対にやってはならないこと】。
やっぱり「金(ゴールド)投資そのものの戦略を決める」事が重要なんだけれど、そういう長期投資の良い戦略が私にあるのなら、【デイトレなんかしない】わけです。
やっぱり「金(ゴールド)のことは忘れる」のが一番かもしれない。
それとも「いつか長期投資に移行していく必要はある」わけだから、ここは「練習するべきか」とも思う。
面倒くさいなぁ・・・・。
本当に面倒くさいと思うし、出来ること、好きなことだけやっていれば良いじゃんと「私の頭の中でニヤニヤしながら囁くもう一人の自分がいる」のがわかる。
でもそれでは「進歩、進化がない」。
金(ゴールド)ではないにしろ、前に【Nobu塾のNobuさんの推奨銘柄に乗るのも面白い】と書いたように、その場合は「長期投資をする」(ガチホするという意味ではない)と決めたわけだから、【長期投資戦略を考えるべき】なのかもしれない。
何をごちゃごちゃ言ってるんだ?と思うでしょうが、私は今までもこういうやり方で「針に糸を通す」ようにして模索しながら自分の手法を構築した「職人芸」みたいなもので、「よしっ、これで行ってみよう~~!!」なんて簡単に決めてその道を歩いてきたわけじゃない。
そして「長期投資戦略を考える」というのは【ゼロからのスタートと同じ】なんですよ。「カンナ削りしかできない大工に、家を建ててみろ」というのと同じ。(笑)
面倒くさいなぁ・・・。
そして私に出来るのか。
出来るならもうとっくにやってるっつ~~~の。
実はこの数日間「金(ゴールド)投資」に関していろいろ考えていたのですが、やっぱり「金(ゴールド)投資は財産保全と考えない方が良い」と思うんですよ。
世界には「金(ゴールド)を安全資産だ」と決めて、装身具でもかなりの金額を掛けて身につける人はごっそりいる。
「財産保全だ」とも言って大量の金(ゴールド)を持つ人は多い。
ところが、私は宝飾業界に長かったから金(ゴールド)相場は常に見てきたけれど、【金(ゴールド)は政治的な動き方をする】と思っていたし、値上がりするときは値上がりするけれど、下がるときもドカンと下がるし、そのまんまダラダラとヨコヨコの動きを続ける事も多いのね。
だから金(ゴールド)の動きを読むのは結構難しいと昔から考えていて、「投資対象としては難しい動きだ」と何度かブログに書いたことがあります。
だから金(ゴールド)を中心に置いて「資産形成をするのは出来ない」と結論づけたし、でも持つとしたら「財産保全」という考え方になる。
では私達に「金(ゴールド)で財産保全を考える必要があるのか?」と思うんですよ。
金(ゴールド)の良さはかなりの金額のものを「身につけることが出来る」という点と、「世界のどこにでもある質屋で換金は簡単」という特徴がある。だから「財産保全として役に立つ」わけで、そういう理由で金(ゴールド)を持つ世界の人達を見ると、「第三国の人達」、「戦争、紛争が頻繁に起こる地域の人達」、「政変も良く起きる国の人たち」、「政府軍や反乱軍による予期せぬ事態が起きやすい地域の人たち」、「歴史的に着の身着のまま逃げる必要が何度かあった地域の人達」じゃないかと思うのね。
【だから金(ゴールド)の装身具を身につける】わけで、私達みたいな「平和な国、平和な場所」で生活している人たちにそれが必要かというとそんなことはなくて、「金(ゴールド)の装身具は単なるファッションでしかない」し、大量の金(ゴールド)を家に持つ人は「何らかの意図がある特殊な人たち」でしかない。
実は長かった宝飾業界にいた頃、かなりお世話になった「宝石鑑定業界のトップ、先駆者の人」がいて、彼も宝石関連企業の人と同じ様に、【世界の辺鄙なところにしょっちゅう行く】人だったのね。だいたい宝石の産地って「危ない場所」がほとんどですから。で、彼はなんと「入れ歯にダイアモンドを埋め込んでいた」んですよ。これって有名歌手が「歯にダイヤを埋め込んで、ニコッと笑うとピカッと光る」ようにしていたのとは違って、その先生は「入れ歯にダイアモンドを隠していた」。
理由はまさに上に書いた金(ゴールド)の装身具と同じ理由。でも金(ゴールド)もそうだけれど「高価なものを身に着けていたら強盗に目をつけられて非常に危ない」のはわかりきったことで、昔は「鍵付きの高価な腕輪を盗むために手首を切り落とす」なんて強盗もいた時代。
だから彼は「ダイアを入れ歯に隠し持った」わけで、彼いわく、「それさえあれば世界のどんな辺鄙なところで何が起きても日本に返ってこれる」というのね。
なるほどと思いましたよ。宝石の産地なんて強盗がゴロゴロいるし、そういう場所じゃなくても「財布もパスポートも盗まれる」ような場所はいくらでもあるわけで、そういう「身ぐるみ剥がされてもダイアモンドがあればすぐに現金化出来て、日本に返ってこれる」と。
私も彼の弟子みたいな仕事をしていたし、私も歯にダイアモンドを・・・なんてことはしませんでしたが、そこそこのダイアモンドの指輪を作ってそれをはめるようにしました。それは見せるためのものではないから、できるだけ目立たないように作り、指にはめる時にはダイアが手のひら側に来るようにしたり。
海外に行くときにはいつもそれをはめるようにしていました。
でもそれが必要になることはなかったですが、「心の平安」は確かにあったのは間違いがない。
私は宝石を売るだけじゃなくて「貴金属全般」を扱っていたし、世界の金(ゴールド)の宝飾品を身につける人たちのことは良く理解できるのだけれど、平和な国で平和な暮らし方をしていたら、そういう「万が一のための金(ゴールド)」なんていらない。
そして「仕事や家、事業も放り投げて逃げることもない」のだから、そういう意味での金(ゴールド)の必要性はない。
では「資産形成、資産防御に必要か」というと、上にも書いたように私はクエスチョンがあるわけです。
まず金(ゴールド)を持っていてもそこから「利益」が生まれないのも大きな問題で、つまり「値上がり期待しか無い」し、では「右肩上がりで上がり続けるか?」というとそういうこともなくて、上がるときは上がるし、下がるときは下がるし、動かない時には動かないのは他の投資対象と全く同じ。
でも今までは金(ゴールド)は絶好調で上がり続けたから、この10年20年を見ると【スゲ~~、やっぱり金だよな】となる。
また確かに「インフレ対策」にはなるんでしょう。でも私がいつも書いている「債券」ですが、「毎年5%~7%の金利が入る(7%複利で10年で資金は2倍になる)」としたら、私はその方が「現実的じゃないか」と思う。金を持っていても「利益は出ない」「暴落することもある」「価格がヨコヨコで動かない年月もある」ことを考えると【金投資って金持ちの道楽】「もう他の投資は十分している」場合じゃないかと思うようになりました。
金(ゴールド)を持つ意味がないとは思わないけれど、もし「資産形成が第一の目的」だとした場合、「金投資は合わない」と私は結論としても良いのじゃないかと思う。
ただ「世の中の投資話」の90%は【持ち続けるのに良い投資対象は無いか?】というものばかりで、そういう【楽して儲けようと思う人が対象】だとしたら、「アメリカインデックス、オルカン、そして金(ゴールド)しかないっしょ?」となるのかもね。あるいはそれにプラスして「暗号通貨」でしょうか。
でもそういう【楽して儲けようと思う人】は、「投資で重要なのは1にタイミング、2にタイミング、3,4がなくて5にタイミング」であることを知らないし、「売買のタイミング?う~~~~~む」と思う人ばかりだろうし、「アメリカのインデックスで結構良い線行ってます」なんて人に「ではどういう出口戦略を持ってますか?」と聞くと「え?出口戦略って何?」みたいな答えが返ってくるはずで、【利確】【撤退】しない限り、「含み益は絵に描いた餅でしかない」のがわからないのかもですね。
でもそれを言うと、「じゃぁ、利確した後はどうすれば良い?」となるわけで、そこに何の戦略もないから「持ち続ける」事が起きるんでしょう。
そんなことはこのブログの読者はわかりきっているはずで、でも「どうするべきか」は難しくて、「小舟に乗って大海に漕ぎ出す」ようなもんだから難しいと感じるはず。
でもそれは「新入社員が初めて出社するときのドキドキと同じ」ようなもんで、そして【皆そこからスタート】して「やり手の部長や会社をのばした社長」になっていくんじゃないですかね。
私?う~~~む、「万年係長」みたいな感じですかね。(^_^)v







