そろそろ正月なのに「イクラ」が買えない (┰_┰)

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今回の年末年始ですが、長男は一人で日本に年末まで遊びに行き、長男がいない間にシドニーから次男坊家族4人でマレーシアに遊びに来て、年末から彼らだけバリ島へ行くというわけのわからないスケジュール。

で、年末と正月はいつもの家族で過ごすのですが、なんだかドタバタしているので「お節料理」は日本料理店からのデリバリにして、ヨメさんは「雑煮だけ作る」とのこと。

でも「イクラ」ぐらいは欲しいよね、と話になったのだけれど・・。

私には納得できる価格じゃないので今回はパスと相成りました。私のケチは来年も続く。(笑)

近年は毎年毎年「イクラが高い」と言われ続け、そのまんま「高値更新」の感じ。

それも世の中では知らないうちに「マスコ(鱒の卵)」も「イクラ」と呼ぶようになったようで、「この値段なら良いかな?」と思うようなものは「粒も小さい」のが普通で、きっと「マスコ」なんでしょう。

和食材輸入商からいつも(安く)買うのですが、「品質がどんどん落ちる」ので【良いものはありませんか?】ときいたところ、【あります。でも特注になるしかなり高いですよ】とおどかされて撃沈したこともありました。

我が家は誰もマスコを食べて違いがわかるわけでもないし、別に「マスコ」でも構わないのだけれど、なんだか「嘘が常識になっていく」ような気がするし「高価な割に有り難みも減っていく」感じがしてしかたがありません。それは「銀鱈」もそうで今じゃ違う魚が銀鱈と言われて提供されている事が多いし(魚の販売店では違法)、かつては「シシャモ」がそうで、「カペリン」という似た魚がシシャモとして流通していたけれど、今じゃ、「カペリンが主流」でほんもののシシャモなんか見たことさえない。売ってもいない。でもそのカペリンはどこでも「シシャモとして流通」しているから恐ろしい。

そして本物は本物でも世界から安い魚が日本に入ってきて、かつては「美味しいのが当たり前」だった魚が美味しくなくなってきた。でもその「兆候」は30年前から出ていたっけ。

それの代表が私は「アジの干物」だと思っていて、本当に美味しいアジの干物はマレーシアで手に入らず、「安いわけのわからないアジの干物」が多い。

前に伊勢丹で買ったのが「見た目もマアジではない海外産」で驚いたけれど、そんな事にこだわっていたら「とんでもなく高いもの」になって、量販店では扱えないだけじゃなくて、私も結局は買わないことになるはず。

見た目が日本のアジとは全く違うアジの干物で驚いた。これがその伊勢丹で買った干物。でも価格はRM25で当時の価格で言えば700円ぐらいか。マレーシアでこの価格って安いと言って良くて、日本でも美味しいアジの開きはこの値段じゃ買えないはず。

味?我が家にはこれで十分だった。でも顔が日本のマアジじゃないから違和感が満載。(笑)

きっとこれは「メアジ」だと思うけれど・・・

そうやって「質は落ちても安いものを世界中から集めている」のに【インフレで高くなる】というのが今の日本なんでしょう。

でもそれって「大量消費地の東京周辺」だからそうなるのであって、「昔からの漁場がある地方」は美味しいものが残っているんじゃないかと思う。

そういう意味で是非行ってみたいのは、30年以上も前のことだけれど「半端じゃなく感激した富山」であり、「富山県の氷見」。なんだか「富山県の過疎化」が半端じゃないようで、私が好きな街だった「高岡」なんて昔の見る影もないのをユーチューブで見た。

だから私としてはいつの日か「漁場も近く、魚市場が面白い(寒くない)地方」に住んでみたいと思う。

こんな魚市場があるところに住みたい。愛知県西尾市ね。コストコが近くにあるところも良いなぁ。

あ、そうそう。日本の地方の過疎化、都市への人口集中の流れは今後も続きそうで、とうとうインフラの維持もできないと手を挙げる自治体が増えすぎて、政府は「重要地域」とそうでない地域を分ける法律を作ったんですってね。それをなんと呼ぶのか忘れたけれど、「インフラの整備はしっかりやる地域」と「後回しにする地域」が「しっかり選別される」とのこと。

私も能登半島地震のときにはおかしいと思ったんですよ。普通ならすぐに政府が「復興事業にテコ入れする」はずだけれど、「放置」と言って良いような扱いで、どうなっているんだと思ったら「過疎地を復旧しても意味がない」ということらしい。

これの地域の線引が法律で決まったということは、「生活の質」も変わってくるはずで、「不動産投資はそれの影響が大きく出るから注意が必要」という専門家もいた。

「後回しにされる地域」に住み続けるって不安ですよねぇ。道路に穴が空いたまま放置なんてことはないにしても「老朽化したインフラを新しいものに入れ替える」なんてことは期待できないし、市民サービスの中核である「学校や病院」にもその影響はかならず出るだろうとのこと。

となれば「都市へ出よう」と動きに拍車も掛かるはずで、でも「大都会のみに集中するようにはしない」わけで、「計画的に中堅の都市を開発し良くする」らしい。でもここでも「利権屋だけが儲けるのか」みたいな感じがしなくもない。

そして貧しい人達や外国人が多く集まる「街」があちこちにできて、学校や病院もないなんてことになるのかもね。

でもま、それが「世界の標準」で、日本は全国どこでもインフラが整っているということの方が異常だったのだろうと思う。

「私の街では中国語がわからないと生活できない」なんて街も出来てきそう。

ああ、日本の中華レストランに入ったら「日本語が通じなかった」なんてユーチューブ動画を見たこともあったっけ。

嘘だろ?と思うけれど、そういう環境に生まれ育てば「それが当たり前になるだけ」のことで、数十年後は「中国語?カタコトならどうにかわかるよ」なんて日本人も増えるのかもね。

 
 
 

 

 

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