AIブームで、とんでもなく莫大なお金がAI業界に流れていて、株式市場もそれを背景に盛り上がってきた。
でもそれは「開発にお金を注ぎ込んでいて、将来が楽しみ」というだけのことで、「AIが利益を生み出していない」のははっきりしていて、だから私は「このお祭り騒ぎは続かないだろう」と書いてきた。
AIの覇者の一角であるOpen AIはそういう意味で「利益を生み出す企業形態ではない」のが問題の中心で、他の「柱の事業がある企業がAIに投資をしてきた」のとは大きな違いがある。そういう点だけでも「Open AIとGoogle」の戦いは「Googleが勝つだろう」とは誰しもが考えていたことで、今では「性能的にもGoogleのGeminiが上」という声も大きい。
そんな「AIの性能で勝負するしかない」Open AIがとうとう音を上げた。儲かっていないし、将来的にもどうにもならないことを認めたんでしょう。
「広告を始める」とアルトマンが言い出した。つまり「課金ベースでは全く儲からない」のを認めたということ。
でもその問題はOpen AIだけの問題ではなくて、AI開発競争に参入している企業全てが苦しい状態にあるのは間違いないんじゃないですかね。それはあまりにも「投資額が大きすぎる」から。そしてそれは「これからも続く」わけで、その投資分が「回収できない」のはどこも同じだと思う。
「現代版のバベルの塔」の様に思えてならない。皆が「神を創造できる」という夢に酔いしれている。
AIでもAnthropicは「いかに一般企業に入り込んでシェアを取るか」に専念してきたので、Anthropicの売り上げは多いという。
でも私はAnthropicとて同じ問題を抱えていて、いつか「AI開発では利益が出ない」ことが大問題になる時が近いうちに来ると思う。
各社、債券を出して資金を集めているわけで、「破綻」を懸念する投資家も多いのでしょう。債券に保険をかけるCDSの値がどんどん上がっているらしい。
どのAI開発企業も超大手で、投資額を見たらとんでもない大企業に見えるけれど、誰が生き残るのか、あるいは誰が脱落していくのか、ここは非常に興味深いところで、どこが破綻するにしても「数千億円単位」の債務不履行が始まるんじゃないですかね。
まずはその前に「追加投資」が必要で、ソフトバンクも「利回り8%」なんていう債券を募集するかもね。
AIバブルが弾けるというか、AIの提供で利益を出せない企業は脱落するしかないわけで、それって「中国の超大手不動産会社の破綻」以上の大きなインパクトがあるかもね。
私が気になるのは「Oracle」で、OracleってとんでもないITの優良企業なのに、「なぜAI競争に手を出したのか」が私には理解できない。そりゃ、私にわかるわけもないのだけれど、「次の時代の流れに乗る必要がある」「Oracleの業務はAIと切り離せない」にしてもあまりにも「ギャンブル的要素が大きすぎる」んじゃなかろうか。
Oracleの株価は「高値から半値になった」状態。
全世界がAIに夢を託しているだけに、AIで利益が出ないことが明るみになった時の「落胆」って半端じゃないと思う。
でもAIを開発するのではなくて「利用する側」として利益を出す企業が注目されるはずで、それはやっぱりロボティクスと自動運転だろうなと思ったり。いわゆる「フィジカルAI」がキーワードになるんだろうと思う。でもAIロボットの競争も熾烈で、中国だけでも数百社がひしめいていると聞く。
何でも同じで「売れて初めてなんぼの世界」ですよねぇ。
「素晴らしいAIが出来ました」とそれだけで利益が確約されるなんてことはありえない。
そういう意味ではAppleがAI開発から手を引いたのは賢い選択だと思う。
AIの世界も「次のフレーズに入った」と見るべきで、AIのプログラミング能力の凄さから割を食っているのが「ゲーム業界」だというのも面白い。大手のゲームソフト開発会社の株価は軒並み下がっていて、それはAdobeに代表されるような「課金はサブスクリプション」へと「ソフトを売ることから変わった会社」も同様。いわゆるSaaS(インターネット経由でソフトウェアを利用できるサービス)の世界にも激震が走っている。
ま、ユーザーとしては面白い時代になったと思うけれど、事業者はどこも大変でしょうね~。時代の流れをちょっと読み間違えただけで企業の存続に関わるようになってきた。
そして弱小投資家としても面白いと思う。
「ガチホ派」は蚊帳の外になるにしても、「臨機応変に売買するスキル」があれば、流れに乗れば良いだけだから。どの企業が勝とうと負けようと関係ない。
ただ私が気になるのは「大変動が金融界にも影響が出ること」で、リーマンショックのような金融クライシスが起きると「債券投資のリスクが増大する」から。こればかりは「短期売買で利益を出すのは不可能」、というかその方法を私は知らない。ヘッジの方法もわからない。
だから私は「デイトレとの二刀流」を止められないわけで、大手銀行が破綻して「債券が紙くずになる」ようなことが起きても「デイトレで生きる」「デイトレで復活する」事が可能だから。
AI業界の変化、SaaSの危機が来ている、ゲーム業界が割りを食っているとか、そんな話に関しての動画。
AI開発に莫大なお金が掛かるのと同時に、AIを動かすのに電力を含めて莫大な経費が掛かって、本来は「ユーザーが増えれば利益が出るはず」なのに、現状は「ユーザーが増えればそれだけ計算量も増えて【赤字】が増える」状態だとのこと。「利益を出すのが非常に難しい」というAI業界独特の構造を知るのも有益だと思う。
この動画はAIの現状、最先端、そして未来がわかる非常に面白い動画だと思う。







