私は異常なほどの「刺身、寿司大好き人間」ですが、自分では「作れない」と言って良いほど駄目。というか料理全般は「未だにド素人」で、若い頃は実家の飲食店を手伝ったこともあるのだけれど、「簡単なこと」しかできなくて、今、全く役に立っていない。
今、「刺身?まかせてよ」「家で寿司を握ろうか?」なんてことは出来なくて、それが出来たら「人生が変わる」と思うくらい。
次男坊がゴールドコースト時代の大学生だった頃、街の中心にある「日本食の老舗」でバイトをしていたんですよ。そりゃ「皿洗い」から始まって下働き専門ですが、オーナーが「興味あるならやってみるかい?」と魚をおろしたり刺身にしたり、寿司の握り方も教えてくれたそう。
その技術って歳をとっても生きるわけで、そしてそれを元にどんどん進歩するわけで、次男坊は今では「シドニーの魚卸市場(世界2位の規模)」へ行って大きな魚を買ってきたり、また釣りが好きで良く行くのだけれど、「自分でおろして料理する」のね。だから家でも「寿司パーティー」を開いたり、「正月は刺身類を自分で調達して並べる」とか、これって私には全く出来ないことで、本当に羨ましいと思うぐらい。
彼が31歳の時に「家で海鮮パーティをしたよ」と送ってきた写真。海産物は全てシドニーの魚市場で買ってきて、自分で捌いたという。
オーストラリアは「ヒラマサ」が美味しいのだけれど、こんなのを買ってくるらしい。
私が次男に教えた事って何にもなくて、それでも彼は「私が理想とした海産物に囲まれた生活をしている」ということ。
また息子たちのゴールドコーストの親友が「日系焼肉店で長い間バイトをしていた」のだけれど、「肉の選び方」「切り方」はもちろんのこと、「揉み込みダレ」「つけダレ」からサイドメニューまで作れるのね。だから「焼肉パーティー」なんて本格的で「お店で食べるのと同じ」みたいな。
また私が若い頃の飲み友達で、やっぱり焼肉店でバイトしていたのがいるんだけれど、ある時、「焼肉用の肉に興味ある?」と聞くので、「あるある、大あり」と答えたら、「自分の家で漬け込んだカルビがある」と2~3キロも持ってきてくれたことがある。「高そう・・・」と思ったのだけれど、「あげるよ」ですと。(笑)
その後も何度かお願いしたのだけれど、彼はお金を受け取らないので、「飲み代は私が払う」とか、そんなことがあったり。
若い頃の経験って「歳をとっても生きる」わけで、本当に羨ましいと思う。
今は「寿司学校」が日本にはいくつもあるようで、もし日本住まいだったら「プロ養成寿司学校」にも行ってみたかった。
現在はその手の学校って大流行みたいで、「経験無しで寿司店をオープンした」なんてのもあったり、ホリエモンは「寿司の修行なんていらない」と公言して炎上したり、「寿司を学んで海外に出る」人も多い様子。
それでも日本では「まだまだ寿司職人が足りない」らしく、働き手がいなくて「店を閉める」ことも多いそう。
でも「商売は甘くはない」のは変わらずで、「倒産」も多いと。
「豪華で安くて美味しい店」が増えているように感じるけれど、【そこまでしないと客は来ない】のだろうと思うし、全般的に「昔ながらの零細企業、家族経営」の店ってどんどん淘汰されているんでしょうね。
そういう波って「中華」には早い時期から来ていて、昔はどこにでもあった「駅前中華」が大手の中華店チェーンに変わっていったり。
飲食店だけじゃなくて「零細企業が生きていく」のって本当に難しい時代になったと思う。
そういう意味では、零細企業のオヤジだった私は大きな変化の先手先手を打とうと考えたわけでもないけれど、「小心者だから逃げ足は早い」のが結果的に良かったのかと思ったり。特に日本に見切りをつけて30代後半にオーストラリアに渡ったのは本当にラッキーで、あのまま日本にいたら「バブルの崩壊」の波に飲み込まれてとんでもない苦労をしたのは間違いないと思う。
ま、それはそれとして、「寿司の技術、焼肉の技術を学ぶ」のは「人生の幅、奥行き広げる」のには最高だと思いますわ。
もし「人生にやり直しができる」としたら、私は絶対に「寿司学校に行く」「焼肉屋でバイトする」と思う。(笑)