いろんな人がいるんだなぁ・・

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最近読むマレーシア関係のブログが100を越えました。凄い数ですねぇ、自分でもびっくり。過去の日記を読むのが大変ですが、その後は更新があればわかるようになっていますし、100あったところで毎日更新している方はせいぜい20ぐらいでしょうか。そのブログだけ、ましてや更新した分だけを読むのですから、たいして時間はかかりません。

今まであまり興味もなかった国際結婚している方々のブログも読むようになったのですが、やっぱり苦労してるんだなぁ、というのが一番の印象。

普通の日本人同士の結婚だっていろいろあるのに、文化も言葉も、常識や価値観がまるで違う相手方の家との付き合い、半端じゃないと思います。

考えてみると、ゴールドコーストに来て19年ですが国際結婚をしている方々の知り合いこそいますが、いわゆる親しく付き合いをさせてもらっている方々はおらず、そういう苦労話はあまり聞いたことがありません。まぁ、私もオヤジですからそういう年代の方々の話をちょっと知っている程度。

オーストラリア人ってのは非常に親切でユーモアに溢れていて、それでて個人主義が徹底していますから、他人の家の中まで入り込んであーじゃこうじゃ言うことはまずありませんが、何か困った時にはそこまでする?と思うほど良くしてくれます。

でも白豪主義といえばオーストラリア。人種差別に関しては過去において世界のトップを走っていたわけです。南アフリカ建国の時にはオーストラリアの制度を取り入れたと聞きました。ましてや真珠湾攻撃をした日本人。東南アジアでオーストラリア兵もかなり死にましたし、日本人をよく思ってない人は決して少なくない。そんな戦後にオーストラリア人と結婚して渡ってきた日本人女性も結構いるんですね。

そりゃ彼らの苦労は半端じゃなかったと思います。日本人だと言うだけで排斥を受け、店には卵やトマトを投げつけられるなんてことがつい二、三十年前まであったくらいですから、戦後間もない頃は大変だったと思います。でもそういう女性から愚痴一つ聞いたこともありません。ただ皆さんかなりしっかりしていて、ある意味、日本人女性らしさがないとも言える。なーんてな事を言うと怒られるでしょうが、苦労の中で勝ち取った、あるいはそもそもそういう強さがあったからやってこられたのかと思います。

で、マレーシアで国際結婚をなさっている方の話。かなり苦労なさっている方も多いのがわかりました。で、オーストラリアと違うところは、オーストラリアでは日本人は下に見られ迫害を受けたとしても、基本的に家族主義ではないですから、相方が自分を守ってくれさえすれば家庭内での問題は無かったはずなんですね。ところがマレーシアは家族主義が多い。いくら相方とうまくいっていても、相方の家族を無視することは出来ない。ここが大きな違いだと思いました。

せめて言葉でもわかれば随分違うのでしょうが、相方の家族と彼らの言葉でコミュニケーションを取れないとなると、大家族の中で一人取り残された疎外感を感じている様子。これも相方が気を使ってくれれば良いものの、相方としては自分の家族の中に入って欲しいから下手をすれば守ってくれるのではなくてプレッシャーを掛けてくることもある。

これは日本人でも同じですね。つらい気持ちはわかるけれど、やっぱり家族の中に入って欲しいし、舅、姑、小姑ともうまくやって欲しい。

ロングステイヤーなら気楽だと思いました。嫌な人とは付き合わなければ良いだけのこと。良いところだけ見て、マレーシアって最高~~って言ってりゃいいんですから。飽きたり嫌になれば帰ればいい。ところが現地の中に入り込んだ方々はそうは言ってられない。もちろん良いところがあるから結婚したわけだけれど、どうしても生理的にも受け入れられない事って往々にしてあると思いました。それも相方ならまだしも、家族のことでどうしても我慢できないことが出てきたらどうするのか。

日本人同士でも大変なのに、海外でのこの苦労は半端じゃないと思いました。

せめて相方がわかってくれれば、気を使ってくれればというのがわかりますが、これは日本人も同じですが、相方は相方で家族からも言われてるはずなんですよね。嫁姑にはさまれた旦那の図はどこも一緒だろうと想像しています。

辛さを感じてる方は相方を責めるようになってしまう。でもその相方は家族からも同じように言われていて、一番可哀想なのは自分だなんて思ってるかもしれませんね。って、私がまさにそれ。^^;

ああ、それと相方の家族の言葉を覚えることを面倒くさがっちゃ駄目だとも思いました。自分がいる時には英語を話す程度の気は使ってくれと言うのもわかりますが、相手にしてみればどうして家族であるのに我々の言葉を覚えないの?とも思ってるはず。所詮英語は外国語。自分たちの言葉を覚えようとしている人に好感を持つのは全世界共通のはずですし、私だったら彼らに日本語を教えようなんて考える前に、マレー語なり中国語を覚えて彼らの輪の中に入ることを優先します。

彼らの言葉を覚えようとしないって事は、英語もわからずにマレーシアに来て、何かがあると日本語で彼らに文句を言うロングステイヤーと同じになってしまう。

まぁ、結婚してからはやっぱり二人の時間が大切だと思いました。それでもうまく行かないことは山ほどあるのに、外野からガタガタ言われるようじゃ大丈夫なものさえ壊れちゃう。まず二人の生活を確立して、子どもも出来て順調に育って、そして人間って面白いのは、子どもが出来ると別人になるくらい強くなるんですね。そして歳も取ってくるとちょっとやそっとのことじゃ動じなくなる。そんな頃に、やっと相方の家族の中に入っていける心の余裕ができるんじゃないかと思いました。

結婚で苦労している方は世の中にゴマンといますが、我慢するのではなく、でも言いたい放題言うのでもなく、相方を責めるでもなく、相方の家族から逃げるのでもなく、どうにかうまくやっていける道を探して欲しいと思いました。

私だったら二人だけで他の国で生活する方法を探るだろうなと思った。まぁ、それも簡単ではないでしょうが、家族の中の人間関係がガタガタになったり、家族のことで相方とうまくやっていけなくなることを考えたら、私なら二人だけの世界を探すと思いました。

うーむ、我が家も家族4人でオーストラリアに渡ったのが良かったのかもしれません。力を合わせてやっていくしかありませんし、敵(?)は外にはいても内部にはいませんから。

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