一度ゴールドコーストの自宅を処分してマレーシアに渡るにしても、我が家とオーストラリアの縁は切れないと思います。まず子ども達がきっとオーストラリアで就職するでしょうし、我々が今持っている永住権を放棄したくないですから、その維持の為にも規定の期間オーストラリアに住む必要があります。
で、帰ってくるとなれば、今まで19年いたゴールドコーストか、シドニーかメルボルン。
メルボルンに関しては無理だと、必要以上にこき下ろしちゃいましたが、ではシドニーはどうか。
大都市だという点では全く同じで、同じく人種のるつぼ。町を歩く人達の人種構成がゴールドコーストとは全く違います。ゴールドコーストはオーストラリアだとはっきりわかるはずですが、大都市はここはどこ?と思うことがあります。
こういう写真を見て、ここがどこの国かわかります?マレーシアだといわれれば、そうだと思った~なんて思いません?でもこれはメルボルン。ゴールドコーストにこういう雰囲気のところはありません。
まるで外国の様に感じるのは人種であり、風景であり、そこにいる人達の雰囲気ですが、シドニーにはメルボルンに関して書いたことと同じものを私は感じます。
でもちょっと違うと私が感じたのは、シドニーの方が場所的に北にありメルボルンより暖かい。そして大都市なのに自然が間近にある感じがメルボルンより強いです。どちらも郊外に出ればもろ田舎なのは同じですが、シドニーの場合はすぐ横にビーチや島々があるというような感じ。いわゆる東京でいうと、お台場が湘南海岸であるという言えばわかりやすいでしょうか。また、大都市の中にリゾートがあるような雰囲気さえあります。
そういう意味で、暖かいところ、南洋好きの私としてはシドニーの方が良く見えます。
ただ、聞いたところによりますと、シドニーの方がメルボルンより物価も高いそうで生活はかなり大変だそうです。でもその辺は私はわからず。
メルボルンにしてもシドニーにしてもゴールドコーストに住んでいる田舎者から見ると大都市過ぎて、是非住みたいという感じはありません。しかしマレーシアに関してはクアラルンプールという大都市が良いと思うのはなぜなのか自分でもよくわかりません。多分、マレーシアの田舎は田舎過ぎるからクアラルンプールしか選べないと言った方が良いかもしれません。でも、メルボルンやシドニーよりクアラルンプールの方に私は魅力を感じます。
もしかしたら、KLの日本食事情が大いに関係しているかも知れません。伊勢丹やジャスコは私にしてみると宝の山であんな豊富な日本食材はゴールドコーストはもちろん、シドニーにもメルボルンにもないはず。ジャパレスも良い店がいくらでもある。
KLに行く理由は和食が豊富だから?まぁ、そんな風には思いませんが、実はそれかもしれません。もし、KLに和食がなかったとしたら・・・・・。どうでしょう、ペナン?コタキナバル?コタキナバルなんて線が浮上してきそうです。
まぁ、マレーシアに渡ったあとはそれこそやることは何もありませんし(今でもそうだけど)、適当にフラフラしてみたいと思ってます。で、それが出来るのがまさにマレーシアなんですよね。
オーストラリアはクソでかいですから、ちょっと旅行にというわけにはいかない。変化に乏しいですから、車で何時間走ろうと何も変わらない。飛行機に乗っても2時間3時間は当たり前。その点、マレーシアを考えますと国内にも行ってみたいところは結構ありますし、飛行機で数時間飛べばかなりあちこちに行けます。
ちなみにオーストラリアの西にあるパースという都市ですが、パースは世界で一番isolateされている都市だってご存じでした?近くに大きな都市がまるでない、この地球上でポツンと存在する都市だそうです。オーストラリアってそういう感じなんですね。どこに行くにも遠い。そして近所には何もない。まぁ、ニュージーランドが近い、フィジー、ニューカレドニアも近い。タヒチもさほど遠くないとは言えます。
私は南洋が大好きで、世界で一番好きな場所がグアムなのですが、南太平洋にも小さな島々が多く存在し、行ってみたいところはいくらでもあります。オーストラリアに住んでいる間にそういう島々を回ることをしなかったのは後悔していますが、一度オーストラリアを出て、また戻ってくる時にはそういうところに行ってみたいと思います。タヒチも是非一度は行きたいですし。一度は行こうと思って予約したものの旅行会社の不手際でいけなくなったクックアイランドも絶対に行きたい。またサモアも興味があります。
綺麗なビーチの椰子の木陰に座って、日がな一日ビールを飲みつつ釣り竿でも出すなんて生活が私の理想。で、近所に伊勢丹ジャスコみたいな店があれば天国です。
(そういう場所は日本にいくらでもあるんでしょうね。やっぱり早く日本へ帰ることを考えるのが私には一番合ってるのかも)