コンドミニアムを見てきました

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見てきました~~。コンドミニアム。全部で5件。

場所は中心地から離れていても良いと伝えてあったのですが、全てがど真ん中じゃないけれど中心地から遠くもないという結構良い場所ばかりでした。これが中心地のど真ん中ということになるといわゆるホリデイレントをしているコンドミニアム、つまり観光客が数日、1週間単位で借りるケースが多いので出入りも多く五月蝿い。なおかつ治安も悪くなるので観光客はだめ、つまり少なくとも半年以上の契約が必要な場所ばかりでした。

こんな感じ。それぞれクリックすると大きな写真が出ます。

大事なキッチンですが、どこも似たようなもので、3ベッドルームになるとキッチンもかなり余裕の広さになる。

バスルームはこんな感じ。

2ベッドルームでも3ベッドルームでもお風呂場は二つ。ただ湯船は一つでした。いくら暖かい場所とは言え、マレーシアのようにバスタブの無いコンドミニアムは無いはず。

部屋からの眺望はどこも似たり寄ったりでこんな感じ。中心部からちょっと離れていますので、すぐとなりもコンドミニアムということはなく、海や繁華街が遠くに見える見晴らしの良いところがほとんどでした。

コンドミニアムのファシリティはどこでも同じで、プール、ジム、サウナ、ジャグジー、バーベキューエリアはどこでもある。大きなところはプールは室内のもあったり、テニスコートがあったり。この辺の感じはマレーシアと全く同じと言って良いと思います。

こうやって改めて写真を見ているとここがゴールドコーストなのかクアラルンプールなのか全くわかりませんね。中には息を飲むような凄い景色の部屋もあって、こんなところに住もうと思えば住めるのに、なんでマレーシアに行かなくてはならないのか、何か我々の計画の根本に大きな間違い、勘違いがあるんじゃないか、そんなことをフト考えてしまいました。町の中心地にも大きなモールにも歩いていける距離ですし、一年中気候は温暖で蒸し暑いことはまず無い。雨が少なすぎることはあっても降り過ぎることはない。何よりも治安が良く、オージーは気さくで面白い。ゴルフ好きには、車で30分圏内に10以上のゴルフ場がある。

こんなリゾートとしては申し分ないゴールドコーストからどうして我々は出て行かなくてはならないんだろうか。なんだか負け犬が尻尾を巻いて逃げていくような惨めさみたいなものを感じなくはないです。

でも、正直なところ、物価も高くて生活はかなり大変です。19年前に来た時には何もかも安く、それこそ今マレーシアで感じるような金持ち気分を十分に味わえました。バーベキューを我が家でやる時にはステーキはもちろん伊勢エビから鮑、そんなのが普通でした。でも今では伊勢エビも鮑も、お金持ちの中国人達が中華料理店で騒ぎながら食べているのを横目で見るだけです。とてもとても自腹では食べられません。鮑もそうで、かつては大人の手のひら大の大きな鮑が2000円以下で買えましたが、今では1万円はするでしょう。それでも日本より安いかもしれませんが、私たちにはおいそれと買える値段ではなくなってしまいました。

面白いのは当時好き放題に食べた鮑の殻が大量に我が家にあること。鮑の殻って穴をふさぐとお手洗いの石鹸置きになったり、あるいはバフを掛けて磨くと、まさに螺鈿細工のあの美しい色が出てくるんですね。それの材料として殻だけはいっぱいあります。でも中身にはとんとご無沙汰。(笑)

それとオーストラリアの税金ですが、最高税率は50%です。で、日本のように住民税だ保険じゃといろいろ付かないので税率自体はもしかしたらオーストラリアの方が低いかもしれない。ただ、累進課税で所得によって%が違うわけですが、その%の掛かる金額が低いんです。つまり低所得者でも結構高い税率になるってこと。ちょっと収入の多い人はすぐ手取り半分になっちゃう。

そして消費税に相当するGSTが10%ですし、表には見えてこない関税が結構どっさり掛かっている商品が多いですから、なんだかんだ税金は払っていることになるはず。でもオーストラリアはたいしたもんだと思うのは社会保障が日本とは比べものにならないくらい進んでるってこと。東欧ほどじゃないけれど、高校までは無料だし、基本的に公立の病院に行けば医療費も無料。仕事がなければ65歳まで延々と失業保険を受け取ることが出来ます。で、65になったら年金。この年金は日本のように拠出型ではないので、保険料は支払う必要がないんです。ただ収入や資産によって額が違ったりもらえなかったりしますので、日本で言う生活保護に近いかもしれませんね。

それプラス強制的な拠出型の年金が別個にありますので、年寄りの生活は日本に比べたら楽勝だと思います。私たちのような永住権保持者もその恩恵にあずかることができます。

話が飛んで申し訳ないのですが、マレーシアが永住向きではないと私が思うのもこの点です。まずMM2Hは永住権ではないということ。そして働く権利もなく、社会保障も全くない。つまり滞在期間が長い観光ビザと同じなんですね。だから何か自分に起きたら日本に帰らなくてはならないということ。せめて労働が出来るならかなり違うと思います。ですので、MM2Hで永住をしようと思えばできるわけですが、でもそれは決して永住用ではないし、それで永住をしましょうと他人に勧められるビザではないと私は考えています。

他国に永住するとするならば、せめてその国の国民と同じ扱いをして貰う必要があると私は思うのです。でもそういうビザが無いんだからしょうがない、ではなくて、そういう国は永住向けでないと言うべきだと思っています。ではどこの国がいいのか?となると今ではアメリカもカナダもオーストラリアも簡単に永住権を取れないようになってしまいましたから、実質的に永住を考えられる国は無いというのが現状かもしれません。ただこれは年寄りにとってはそういうことですが、前途有望な若者は話が違います。そういう若者でしたら是非我が国へ来てくれと手を開いて歓迎してくれるのはアメリカもカナダもオーストラリアも同じ。と言っても簡単ではありませんが。

ま、理想論を言ってもしょうがないので、出来る範囲でどうするかという現実を見た場合、やっぱりマレーシアはかなり有望だと思っています。でも何度も書きますが、それは長期滞在としてであって、働く権利さえ認めてもらえないビザで若者が家族を連れてMM2Hで渡る国ではないと思います。私が若かったら、そしてマレーシアを選ぶとするなら当然就労ビザを取ります。ま、この話は長くなるのでこの辺で終わり。

で、コンドミニアムですが、見た来た物件のレントは週450ー600でした。部屋は2ー3ベッドルーム。家具無し。週750ぐらいになるとこれまた別世界になるんですね。週750ドルということは52を掛けて12で割ると月3250ドル。円にすると26,7万です。週600ドルで21万、450ドルで16万ぐらい。上を見ればキリがないのはどの世界も同じですので上は見ないことにしました。

この家賃をマレーシアと比べますと、KLのど真ん中の高級コンドミニアムと同じぐらいの感じですかね。モントキアラの高級コンドの倍ぐらい。一般的なコンドの3倍って感じでしょうか。

さて、我々がどうするかですが、考える基本として、1年のうち何ヶ月ゴールドコーストに帰ってくるかということです。これが全くわからないんですね。私としてはまず3年は帰ってこないと決めればそれが実行できる自信があるのですが、ゴールドコースト大好き人間でマレーシアには出来ることなら行きたくないヨメさんにしてみると、いつでも帰ってこれるところがないと不安でしょうが無いわけです。で、実際に、「もう、イヤ!!」って彼女だけ帰ってくる可能性すらあるわけです。

もし彼女が、もしイヤでも3年は我慢するわという意志の強い女性ならゴールドコーストにコンドミニアムなんか借りません。遊びに来る時があればホテルか週借りのコンドミニアムに泊まればいいだけのことですから。でもねぇ、うちのヨメさんは気分屋ですから。また無理をすると精神的なストレスが原因だと言われる乾癬が出てくる可能性もあるわけで、なかなか簡単にはいきません。

マレーシアに渡る日本人にもいろいろなパターンがあると思います。エイヤ!と日本の資産を処分して渡ってしまう人もいれば、家は残したまま行ったり来たりする人もいるし、そして口には出さずともいろいろ理由があるのでしょう。奥様は日本、ご主人はマレーシアなんて例も少なくないようですね。何が良いの悪いもないと思います。それぞれの家庭にそれぞれの事情があるわけですからそれに合ったやりかたをすればいいだけ。

でもねー、そんな悠長な事を言えるのは余裕がある人の話。私たちは家を売らなければ金銭的に好きなことは出来ませんし、売ってしまえば帰るところはない浮き草になりますし、まぁ、いらん経費にはなるとは思いますが、その折衷案としてとりあえず1年はこちらにコンドミニアムを借りておこうという考え方です。

それと、コンドミニアムを見て思ったことは本当にコンドミニアムって狭いってこと。日本のマンションよりは広く、2ベッドルームでも100平米以上あるのが普通ですが、でもストレージのスペースなんて微々たる物でしかないんですね。だからこの家の備品ですがストレージ用のスペースは別途借りるにしてもコンドミニアムへ何か持ち込むほどのスペースなんかありゃしないってことがわかりました。ですからかなり大きめのストレージを借りようと思います。で、コンドミニアムへは最低限必要な物だけを持っていく。

どうせ何も持って行けないのなら、だったら家具付きで、それこそスーツケースだけで引っ越しできるような感じでも良いかと思いました。そのコンドミニアムに愛着を感じて長く住むわけでもなく、また一年のうちに何ヶ月帰ってくるかもわからないわけですから。

でもねー、うちの我が儘ヨメさんは家具付きはイヤですとさ。若い頃はスタイリスト、たまにはモデルなんてやっていたような女性ですから、センスがどうの色がどうのと五月蝿いんです。

ま、今の家の家具も捨てるかあげるかするしかないわけですから、捨てるのを先送りにするつもりで今の家具をいくつか持っていけばコンドミニアムでの生活はどうにか出来ますし、絶対に買わないとなら無いのは冷蔵庫と洗濯機、電子レンジぐらいですので、それでやろうかという方向で動いています。

多分今から1週間のうちにはどのコンドミニアムにするか決定し、3週間以内には移れるようにするつもり。それと同時に我が家に業者を入れて手直しするところは治し、捨てる物は捨て、きれいさっぱりにしてから11月中には売りに出すつもりです。

さぁ、忙しくなりそうです。ってあんまり気が乗らないんですが・・・・

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