プレビレッジプログラム 日本編

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日本にいたら入ってみたいプレビレッジプログラムがある。

招待日和  ←クリック

なんと超有名店が半額になるというシステム。いわゆる二人で行けば一人分無料。

どういう店があるかというと有名どころでは シェ松尾 とか たん熊 とか。

そんな感じのちょっと普通では行けないような超が着くような高級有名店。それが半額になる。

ところがーーー

年会費31500円。(爆)

しかしまぁ、いろいろあるもんですね。でも日本は面白いと思うのは不景気のせいでしょうか。また流行でもあるんでしょう。共同購入とか、インターネット、携帯を使って客を集める手法がどんどん大きくなっている。これを使うと結構面白そう。

ホテルの予約でよく使われる一休ですが、レストランの予約も取れるなんて知りませんでした。で、当然安い。

しかしこういうのがあるって知らなかったなぁ。日本に住んでる人はこういうのは当たり前につかってるんだろうか。

食べるところを探すぐるなびなんて有名なサイトがあるけれど、あれも凄い数の店が乗っていておまけにクーポンまで着いていて、20%引きなんて普通なのね。これじゃ普通にお金を払う人はただのバカみたいな感じ。

クーポンと言えばメチャ安のもあって、興味が尽きません。

半額東京なんてのもあった。

グルリザも面白そう。

グルーポンも凄い。

調べても調べてもどんどん似たようなサイトが出てくる。こういうのを利用するのが今の日本は当たり前なんだろうか。いいなぁ、こういうの。

それこそ渋谷でも銀座にでも出かけて、さぁ夕飯はどうしよう、なんて携帯で探して、有名店で50%オフなんてことができるわけだ。

こう言うのを知らなかった私は浦島太郎ってことね。

うーむ、調べるといろいろわかってきた。一番上に出した招待日和というのはダイナースカードやJCBカードのブラックカード保有者向けのサービスだったのね。それを一般に公開したってわけだ。有料で。

ではそれの大元は何かというと、株式会社フィールドプランニングってのがそれをやっていて、このサービスをプロバイドしてるってわけだ。なるほどねぇ。で、この会社の事業内容を見てみると、「webサイトの運営・管理 書籍の発行 イベント企画・プロデュース セールスプロモーション 広告、マーケティング」とのこと。

HPはここ ←クリック

それと最近の動向として、福利厚生のアウトソーシングが進んでいる。東証二部に上場している株式会社リロ・ホールディングのグループ会社である株式会社リラックス・コミュニケーションズがクラブオフなるものを運営している。で、各社、各団体のメンバー制クラブがこのクラブオフにアライアンスという形でぶら下がっている。だからどれも名称は違う物の内容は同じ。たとえばそれらはチューリッヒ生命クラブオフであり、JCB社友会ふろむな倶楽部であり、その他様々な会員制倶楽部がこのクラブオフを利用している。

で、この大元の株式会社リラックス・コミュニケーションズがクラブオフの利用者のためにフィールドプランニング社の接待日和を導入し、会員が割引価格でで使えるようにしてある。

ふーーむ、このクラブオフってのは面白いのか?

で、内容を見てみるとそれこそ旅行、ツアー、航空券から映画、スポーツ、グルメ、育児サービス、介護サービスとなんでもござれだ。まだ内容の濃さってのはわからないけれど、守備範囲が広いことだけはわかる。

チョロチョロと内容を見てみたけれど、そこそこ行けるかもだなぁ。

ではどういう風にそれぞれの倶楽部に入会するのか。まずは上に書いたJCB社友会ふろむな倶楽部を調べてみる。JCB社友会はJCBに働いている人達、そしてOBの為の会。そしてのその会がリロと契約してふろむな倶楽部に自動入会できるようにしてある。で、そのふろむな倶楽部は同じく株式会社リラックス・コミュニケーションズのクラブオフと契約していると言うこと。

おわかりになるだろうか。株式会社リラックス・コミュニケーションズが二段かんでるということ。で、ふろむな倶楽部自体は法人契約もするし個人契約も出来る形になっている。

ふろむな倶楽部  ←クリック

つまり、クラブオフ自体は団体の福利厚生のアウトソーシングであるからして、ここでは個人を取り込めない。だからふろむなという受け皿を作った。ここは個人でも団体でも契約が出来る。

おもしろいですねぇ。このピラミッドの図が見えますか。株式会社リラックス・コミュニケーションズのクラブオフを頂点に各社各団体がぶら下がって、その中に株式会社リラックス・コミュニケーションズ自体のダミーとも言えるふろむな倶楽部もある。そしてなおかつその下にはまた団体、個人がぶら下がっているという図式。

会員制ビジネスっていろいろあるけれど、この会社はたいしたもんだと思いました。自分で会員を集めずしてアウトソーシングという形にして各社各団体の会員を取り込む。なおかつあくまで会員制である建前を貫くために目だ立つぬ用にふろむなという個人でも入れる一つの倶楽部を立ち上げて紛れ込ませてある。誰でも取り込める包囲網は完璧。でも私だったらふろむなは別会社で設立するだろうなぁ。誰でも入れる会員制の組織って会員制の意味がないわけで、ダミーはダミーで別会社にしないとー。

個人でこのふろむなに加入するのでもいいのだけれど、このクラブオフと契約している各種団体に入会することも可能。これもいろいろある。ひとつの例として Grand LUXE Club Off。

大元は Grand LUXE  ←クリック

出産育児のフォローをしようという会員制サービス。妊娠から出産育児に至るまでの情報提供や医師による質疑応答がある。運営会社はスコーイ・インターナショナル株式会社でリロとは関係なさそうに見える。(そう見えるだけか?)

こういう団体が会員サービスとして、あるいは会員を集めるための目玉として株式会社リラックス・コミュニケーションズのクラブオフと提携している。で、株式会社リラックス・コミュニケーションズはサービス拡充の一つとしてフィールドプランニング社と契約し、ダイナーズやJCBブラックカード用に用意していたサービスである招待日和を始めた。一般は年間31500円だけれど、クラブオフの会員は約半額。

また上に書いたグルリザというクーポンサービスを提供している株式会社アールオーアイがやっているファンくるというサービスを通すと15750円のバックがあることもわかった。

ファンくる  ←クリック

このファンくるというサービスも面白くて、店のサービスや商品を買い、それのアンケートを書くだけでキャッシュバックがあるというサービス。その%は50%であったり80%であったり。

しかしこういう商売を考えつく連中ってどんな連中だか是非一度会ってみたい。かなり計算された会員制ビジネスだと思うし、昔からあるような単純な会員制ビジネスとは違って、他人のふんどしで相撲を取ったり、会員をその気にさせる仕掛け演出はかなりうまいと思う。たいしたもんだと思うのは競合他社が出てきそうな場所は自ら別組織を立ち上げてその分野を押さえようとしているところかな。昔の頭の固い連中は選択と集中に拘りすぎて他社の参入、浸食を許してしまう。事業形態そのものを面で押さえる発想って昔はなかなか受け容れられなかったのね。さすが現代の企画屋は違うと思った。

この株式会社リラックス・コミュニケーションズという会社、そして元々似たようなことをやっていたフィールドプランニング社、そしてこれらとくっついて株式会社リラックス・コミュニケーションズのサービスを利用しているんだか利用されているんだかわからないけれど、各種の会員制倶楽部。そしてインターネットを利用したクーポンや割引ビジネス。どうも私にはこれら全て非常に似たところを感じるんですよ。この大きな図式を考えたのは意外に一人じゃないかと思ったり。各社共同で作り上げたシステムという感じがしない。あるいはそれぞれの出身はかつて同じ会社とか。ITの世界にはそういうことも多そうだけど、非常に強い繋がりというか発想が同じというか、ブレがないというか、そんなことを感じます。それとも単なるワンパターンなのか(笑)。

実は私は宝石業界に長かったものの、宝石をどう売るかという企画が主でした。宝石って並べておいといても売れる商品じゃないので、いかに客にアプローチしどうやって買う気を起こさせるか、それがポイント。で、結局、組織販売というべきか、宝石とは全く関係ない企業と組んでその組織を利用して短期間に大きく拡販する手法を編み出しました。いわゆるキャンペーン屋です。つまり扱う商品はたまたま宝石だったというだけで、私の本職は販売戦略の立案。だからこういうわけのわからんビジネスモデルって非常に興味があります。(笑)

こういうITを利用したビジネスモデルを構築できるブレーンがいるなら、是非宝石を使って何か考えてみたら面白そうだなぁ。宝石って不要不急の商品、つまり持っていなくても困らないものだから放って置いたら誰も買わない。ところがですね。きっかけを作って宝石を見せて、手に取るところまで持っていくと、そしてその価格に競争力があると簡単に売れるんです。

そのうち、彗星のごとく年商ウン百億の宝石販売業者がインターネットの中に現れるかもだなぁ。楽しみだ~。(笑)

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