私が長男と一緒に射撃(22口径のピストル)競技をやっていたのは前に書きましたが、マレーシアでもやろうかと思って調べてみました。
KLには大きな団体が二つあるようで、それぞれがホームグラウンドというか施設を持ってる。
○ SSA Salengor Shooting Assoication
○ NSAM National Shooting Association of Malaysia
これらは観光客が遊びで射撃をするようなところではなくて、ちゃんとしたスポーツ、競技としての団体であり、その施設。オリンピック選手もここで練習している。
SSAはサウジャナの近くの飛行場のすぐ横。HSAMはアンパンの北の方。
HPを見た限りでは両方にどういう差があるのかはわからず、また倶楽部であるからして単に射撃だけではなくて、プールもあればジム、テニス、スカッシュコート、食事も出来るようになっている。そういう総合施設としてはHPを見る限りではHSAMの方が良さそうに見えるけれど、射撃、特に室内の設備に関してはSSAの方が良く見える。
金額的なことも簡単に言うと、SSAに入会するのに1000リンギット。年会費500リンギットという感じでかなり安い。後は実費。銃を借りたり弾がどのくらいするかは他の掲示板で見た限りだけれど、1日銃を借りて3リンギット(ウソだろ?)とか弾は100発で25リンギットとかそんな感じ。でもま、ゴールドコーストでも銃を借りるのは無料だし弾の価格もそんなもんだったような気がする。
だから日本では法規制で無理、あるいはお金が掛かる銃だけれど、マレーシアではかなりめちゃ安いお金で楽しめると思う。
で、問題はライセンス。これを調べても良くわからないのだけれど、ライセンスがないと射撃が出来ないと言うことではなくて、この施設に行けば17歳以上なら誰でもOK。またインストラクターがいるけれど、その費用は見つからず。
このような倶楽部に登録し、それから銃の所持許可をもらうことになるらしい(確かなことはわからず)のだけど、申請は倶楽部がやるようなことも書いてあった。つまりちゃんと射撃に真面目に取り組んでいる様子を確かめて、倶楽部が保証するみたいな感じなのかもね。そしてその許可がもらえれば自分の銃を購入することが出来る。海外で射撃をやっていてそれなりの成果がある人はすぐに許可が下りるらしい。外人でもOK。
ただし、自分の銃をどこに保管するのかはどこを探しても書いていない。自分で持つのが当たり前だから書いていないのかもしれないし、逆にそんなことはしたくない人もいるはずで、倶楽部に保管することもできるんじゃないかと思う。また、自分で保管する場合の条件とかその辺も探したけれど全くわからず。
ちなみにゴールドコーストの場合は、自宅保管が可能で、移動不可の金庫を設置する義務がある。つまりボルトで床に固定してあるような金庫。そして弾薬は銃とは別のところに保管。一緒にその金庫の中にいれてはいけないという決まりがある。ま、その辺を常識的な物と考えていれば良いんじゃ無かろうか。
うーーむ、銃は倶楽部で保管ということだとやっぱりうまくないか。(日本は自宅保管は不可。警察にて保管とのこと)
実は射撃の練習って実弾を撃つばかりじゃなくて、立ち方、構え方、呼吸の仕方、狙い方、トリガーの引き方、フォロースルー(ゴルフみたいね 笑)など、それなりに練習しないと駄目で、戦争ごっこでもやっているつもりで、あるいはダーティーハリーになったつもりで撃ってもなかなか上手くはならない。(でも思った以上に命中するのでびっくりするはず。拳銃は5メートル離れたらなかなか当たらないってのはウソ。初めてでも25メートル離れた標的から外れることはないかも。)
で、実際には弾を撃たずに家で練習するのも大切で、その為には銃を家に持っていないと練習にならない。
この辺はどうなっているんだろうか。調べてもわからず。
ま、どちらにしてもすぐに所持許可が下りることはないのは間違いがなくて、でも許可が無くても倶楽部保有の様々な銃で射撃をすることは可能。もちろん銃を持ちたい、競技に出て真剣にやりたいというほどでもなければ所持許可は忘れて倶楽部の銃を使っていればOK。
ちなみに、競技用ピストルやライフルで非常に良い物が新品で25万ぐらいでしょうか。安い物だと数万円でいくらでもあるんですね(ロシア製が安い)。
私の頭にあるのはピストル、それも22口径で25メートル先の標的を撃つ25メートルスポーツピストルという競技(本来は女子とジュニアだけの競技)なのだけれど、もちろんエアーピストル、エアーライフル、またはライフルやクレー射撃でも同じく銃を借りて楽しむことができるようになっている。しかし、44マグナムを撃ちたいとか、M16じゃ機関銃じゃと、チンピラヤクザがグアムに行って銃を撃って遊んで来るのと同じに考えるとうまくない。
これはあくまでスポーツであり、競技。
ただ前も書いたけれど、それなりに楽しい競技もあるし、自分で撃つ分には競技に関係なく好きに撃って楽しんでいて良いわけで、堅苦しく考える必要は無いと思う。
興味のある人はいませんか?女性でも全く問題ないし、子どもでもOK。ああ、法改正で12歳以上から出来るようにしようという動きがあるらしい。それだけ裾野が広がりますからね。
22口径はドッカーーンとびっくりするような音もしないし、ライフルなんてパンッというオモチャみたいな感じさえする。ましてやエラーライフルはプシュッと音がするだけで衝撃もない。気軽に出来て、それでて奥が深くて、この集中力が必要なスポーツは頭がゆるくなってくる我々には良さそうな気さえします。(笑)
一つ面白い話を思い出した。銃を持つと必ずと言って良いほど、銃を構えた写真が欲しくなる。例えば誰でも知ってるこんな写真の様に。
ところがこれってオーストラリアではうまくないらしい。自分が銃を持っているのがわかってしまうからなのか、写真だけでもハラスメントになるのだろうか、前に理由は聞いたような気がするけれど、こういう写真を撮って家に飾っていた日本人がいた。で、定期的に銃の保管状況を調べに来た警官がそれを見付け、その写真だけが理由で銃の所持許可を取り上げられたという話があった。それだけ銃の扱いはふざけない、お銚子にのらずに真面目にやれってことなんでしょうか。良いことかもしれない。
何度も書きますが、海外で射撃を子ども達にやらせたら面白いと思うんですよ。本当に集中力が付くし、実は私はアドレナリンの分泌が人より多いのかコントロールが下手なのかわかりませんが、あがり症とでもいうのか、緊張すると手は汗ばんで声は上っ調子、そして息は吸えるけれど吐けない状態になります。こういうことを克服していかないとこの手の競技は絶対に駄目で、日本で言うところの武道をやっている人達と同じ強さが身につくような気がしています。
で、日本では絶対に無理なこれを子どもの頃からやっていればオリンピックも夢じゃない。(笑)
実はかなり昔なのですが、スキー仲間で変な噂が出た事があります。スキーをはいて山道を移動しながら射撃をする競技があるんですって?それに日本が出ることになったんだけれど、選手がいないっていうんです。で、クロスカントリーがうまいやつで射撃に興味があるのがいないかって探していた。集中的に射撃の強化訓練をして出そうという話があったそうです。ウソだか本当だか知りませんが。
ま、射撃って日本ではマイナー中のマイナーな競技で、拳銃の所持さえ普通の人は出来ないのだからやったら面白いと思う。そんなに甘くない?あはは、でしょうねぇ。
でもね、こういうことっておうおうにしてあると思うんですよ。ゴルフがまずそうでしょ?いつでも出来る環境に小さい頃から育った子達が出てきてるし(オーストラリアに日本人の少年天才ゴルファーがいるの知ってます?)、私の友人でモトクロスを子どもにやらせていて、狭い日本だと練習もろくにできないとオーストラリアに渡り、自宅の庭にモトクロスの練習場を作ったのがいます。その子どもタケシ君は日本のモトクロス界の頂点にいる(いた?過去形?)。
子どもの頃から何かにドップリ浸かれる環境って良いと思うんですよねぇ。でもそんな事を考えながら、うちのガキ共は何もこれといって出来るようにはなりませんでした。私としてはせめてゴールドコーストらしいライフセイバーとか乗馬、場合によってはゴルフとか考えていたのだけれど、やつらは全く興味を見せず。私と同じでPCオタク。