海外投資とTPP

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日本では条件が悪すぎたり、日本では出来ないことがあるわけですが、もしTPPをやるとなるとこの辺もオープンにせざるを得ないんでしょうね。

日本国内では売っていない、国内の条件が悪いから海外でやるという事に関して、それはおかしい、是正するべきだとの書き込みを私は続けてきましたが、ではこれが全てオープンになったらどうなのかを考えるとやっぱり私は日本的なのでしょうか。護送船団方式や国民を高リスクから守ることも出来なくなるかもしれないのはやっぱりまずいんじゃないかと思います。

知らない人は知らないまま、そんなもんだとその中で生きる事を考える。海外の有利さを知ってる人は勝手にそれを利用する。こういう状態を是とする日本の本音と建前の世界があるはずで、それはそれでいいような気もしてきます。

でもTPPはアメリカ式、裏も表も本音と建前もなく全てがオープンで進められていくはず。それの障害があったとしたらアメリカ企業は日本の政府を相手に損害賠償を言い出す権利もある。

危ないのは農業だけじゃないってのがはっきり見えてくるようです。

私としてはこういう今の状態が本当は好きで、物事にはなんでも表と裏があったり、グレーゾーンがあったり、抜け道があったり、そういう世の中だから面白いと思うことも多いんですよ。

談合しかり。今では談合は悪いものだと決め付けられてしまうけれど、もともとは皆が生きるための知恵、おちこぼれの救済手段でもあったはずで、またそれがあるから過剰なダンピング競争にもならず品質が保たれていたという面もあるはず。

これって良い悪いじゃなくて文化だと思うんですよ。どの国の人間も、例えばマレーシア人はルーズだとか時間は守らないとか言うけれど、それはそういう文化の中でみんな生きてきたしそれでよかったはず。

他国の人間が自分のものさしで計ってああじゃこうじゃ言うことじゃないですね。でもアメリカはあれを直せこれを変更しろとやかましく日本に言い続けてきた。郵政民営化もそう。労働者派遣法改正もそう。談合摘発もそう。でも今までは要望だったのがTPPになったらやらなければならない条約になる。

世界中どこへ行ってもアメリカみたいになっちゃうんでしょうか。

ヨーロッパにはまだアメリカにノーと言える文化があるし、アメリカをかわす知恵がある。でも日本はそうなることを拒否した。チャンスも逃した。

強いものが勝つのが世の常だけれど、時代の流れを受け入れたくない自分がおかしいのかどうか良く分かりません。

私としてはきっと30年後の日本を見ないで済むことが救いかな。適当なところでおさらばしよう。

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