数日前にこんなダイエットをテレビでやっていましたので、それのご紹介です。
いつもと同じように食べて、同じような運動量で、しかし夜の18時以降は食べないというダイエットです。
この方法で、ましてやたったの2週間でこれだけ痩せるというのは驚きでした。ただ、理屈的にはやはり血糖値のコントロールという点で、アトキンス式や低糖質ダイエットをやっている人にはなるほど、と思う点が多々あるはずです。
で、この方法をプラスするというのも一つの手のようですので、昨日からやることにしました。
ただ、今回の被験者はデブはデブでも血糖値的には健康なデブなのではないかと思いました。糖尿病、あるいは糖尿病予備軍はこの被験者のような血糖値の動きではないわけで、あれだけのバカ食いをして、その後のちょっとした運動で血糖値をあれだけ低く保つのは至難の業だと思うし、また逆に常に血糖値が上がらないような食事をしている人、あるいは薬を使っている人はどうなるのかは疑問。
それとやっぱり納得がいかないのは、なんとなく理屈はわかるような気はするものの、話に出てくるBMAL1の作用ですが、それは血糖を脂肪にする作用だと言っている。その作用が大きくなるときに血糖値を低く抑えておけばいいということですが、それは脂肪が増えないという点では納得できるものの、なぜ痩せる(脂肪を分解するのか)という説明にはならないと思いました。
アトキンス式や低糖質ダイエットでは脂肪を分解させてケトン体が生成させる状態であるケトーシスをいかに保つかが成功か失敗の分かれ目になるわけですが、今回のこのダイエット法では十分に血糖が体内にあるのはわかっているので、決してケトーシスが起きて痩せているのではない筈。
もしかするとこの痩せる理由は脂肪が分解しているのではなくて、血糖値が下がって糖新生が起きているのではないかと考えるほうが理屈が通っているような気さえしてきました。つまり、分解されているのは筋肉。そうだとしたら全く意味がない。
やっぱりこういう番組なら、まぁ時間もないだろうけれどきっちり体脂肪を計って、一体体重減は何が減ったのか、その辺も調べて欲しいと思いました。低糖質ダイエットも同じで、最初の数日ですぐ数キロ落ちますが、それは単に体内の水分が減っただけなんですね。こういう勘違いがはっきりされないまま痩せたの痩せなかったのっていう話はおかしいと思いました。
うーーむ、やっぱりなぜこの方法で痩せるのかの理屈は私にはよくわからず。でもま、そういう事実があるのならこれも取り入れてみようと思いました。