買い物ついでにカメラ屋に寄ってきました。
あの富士フィルムが売り出したX10というコンパクトデジカメの入荷時期を聞くため。
な、なんと現物がありました。まだ入荷して2,3日とのことで早速触ってみましたがいい感じ。コンパクトデジカメなのにF2.0~F2.8という明るいレンズですので被写体に近づくと結構ボケも出てまぁまぁ使えそう。暗いところでも良さそう。オートフォーカスの速さ、正確さにもびっくり。
これやっぱりいいわ。毎日のお散歩カメラとしては最高。評判通りだと思いました。
で、値段を聞いたところ。なぬ?全くの値引きなし?
このカメラ屋はネットでは他店で安く売っていたらそれに合わせますってのが売りなのに、今回はどこよりも高い。
聞いてみたらやっぱり人気が凄いので強気なんてもんじゃない。田舎の小さな町のカメラ屋なのに、そして値引き無しの最高値なのにもうこの2,3日で6台売れたと言っていた。で、今在庫は二台。これがなくなると次の入荷はわからない、なんて脅かすし~。
ネットではここより安いところがあるのだけれど、在庫有りにはなっていない。それとカメラの通販も困るのは、初期不良があったり、ちょっとした不具合が出たときが困るのね。送り返すのも面倒だし。
そういえば、オーストラリアって酷い国で、カメラにしてもなんにしても初期不良ってあるじゃないですか。買ってすぐに電源を入れたらちゃんと動かなかったみたいな。普通はそういうのって交換でしょ?ところがこの国は、修理しますっていう国。
冗談言うな~~!と思ったことは何度もあります。ごねてごねて、文句を言って、それでやっと交換してくれたこともありますが、普通は買ってすぐおかしいのがわかっても交換してくれない。
ま、考えてみればこの国ってなんでもガンガン売れる国じゃなくて、経済もチンタラしてますから、ちょっと商品に問題があってもそれを交換なんかしてるとうまく無いんでしょうね。修理にしても信じられない国で、例えばテレビが壊れたとする。日本ならすぐメーカーなり販売店のテクニシャンが来て修理しますよね。ところがこちらはメーカーに送らないと駄目なんですよ。販売店は知らん顔。
テレビをメーカーに送り返すって、テレビの大きさを考えてもみてください。一人で動かせないような大きさのテレビをどう梱包して送るんだ?リビングにあった前の大型テレビなんか、壊れたときには眩暈がしそうでした。詳しい人に相談したら修理してもお金が掛かりすぎるから新しいのを買えって言われて、買って2年目に取り替えました。
PCもそうなんですよ。返品とか交換は簡単じゃないので買うときには非常に気を使います。変なのを掴んだらそれはこっちの責任。売ったほうは決まり通りに、ハイ、修理のためにメーカーに送りますっていうだけ。
だからカメラにしてもこういう壊れるもの、調整が必要になるケースがあるものは通販で買うのは危ないんですね。だから近くの店で買えたら買いたい。
でも値引き無しってありか~~?
でも面白いのは、大体カメラにしてもPCにしても大体ほとんどのものは日本の方が安いのね。ところが最近、為替の関係があるのでしょう。日本円に換算するとこちらのほうが安いケースが増えてきました。
今回のこの富士フィルムのX10というカメラ。価格コムで調べてみると最安値は56923円。こちらの定価は699ドルですから80円計算でもオーストラリアの方が若干安い。これ値引き後の価格じゃなくて定価ですから。アメリカだともっと安いのかな。B&Hという世界的にも有名なアメリカのカメラ屋があるのですが、そこで599.95ドル。1ドル77円として46200円。うーむ、安い。でもレンズだけならまだしも本体を海外から買うってのはギャンブルなんですね。
ということでさぁどうしましょう。安売りの店だとしても5千円違うかどうかって程度。
5千円なんて物価が高くなったオーストラリアでは買い物に行ってもほんのちょっとしか買えないくらいの価値になりさがっていますが、でもその5千円をケチってどうにか安く買いたいって思いを捨てるのは難しいんですよね。その為にインターネットを調べまくって、在庫がなければ待たなくてはならないし・・・。
今借りているコンドから歩いて5分の店に行けば売ってるのに。(笑)
正直なところ何を悩んでいるかというと、ソニーのNEX-7の現物を見たいのです。このNEX-7ってミラーレスですがかなりの高性能で大きな一眼レフとほぼ同じものが小型になっている。つまり、もしこの手をあとで買うことになったとしたら、今買おうと思っているX10は使わなくなる可能性が高いんですね。
だったらX10は買わずに交換レンズを買ったほうが良いし。
でもソニーのNEX-7ですが、タイの大洪水の被害にあって出荷が大幅に遅れて今年中は無理だと言われています。買おうと思ってはいるものの、いつ手に入るかわからないものを待ち続けるのは非常に難しいです。
そうこうしているうちに、パナソニックが新型を発表GX1というこれまたミラーレス。また心が揺れるじゃないか~~~。
カメラの趣味を持っている人ならわかると思いますが、カメラの本体って消耗品でしかなくてレンズが高いし財産なんです。つまり、ペンタックスからソニーに変えるとか、パナソニックはもう止めようというのが簡単に出来ないんです。本体のカメラを買うのはいいにしても、レンズをどうするんだ?ってこと。私はペンタックス、そしてアダプター経由でパナソニックのマイクロフォーサーズで使えるレンズを20本近くもっているんですが、ソニーに乗り換えたとしたらそれがパーになるんですね。もちろん全く使えないわけじゃないですが、ソニーならソニーに変えたとしたら、カメラ本体だけじゃなくてレンズを買い揃えないとならないから大変なことになるわけです。そしてソニーのEマウントはまだレンズが揃っていないのも問題。
ですからソニーのNEX-7がいいのはわかっているけれど、パナソニックで新型を出すのならそれを買うのが一番経済的であるわけで、悩みは尽きません。
そもそも優柔不断の性格ですが、あれがいい、これがいい、いややっぱり駄目だと振り出しに戻りっての繰り返しですが、これがまた楽しみの一つ。(笑)
さぁ、どのカメラを買おうかな~~。困った困った。(笑)
しかし、今デジカメを買おうか考えている方は富士フィルムのX10を是非考えてみたら良いかもです。先に売り出されたX100とこのX10。カメラ業界でもちょっとした話題のヒット作です。
おっと、このヒットでやる気満々の富士フィルムですが、なんとレンズ交換式のミラーレス市場に参入するらしいです。その製品のプロトタイプがどんなものかすでに情報が流れていまして、これまた話題になる製品っぽい。
今、カメラ業界は熱いです。ソニーが凄い勢いで伸びていますし、他社も頑張ってます。非常に面白い業界。