なぜ短期売買がいいのか

豪ドルですが勢い良く上がっていますね。買いで入ってニヤニヤしている方もいるんでしょうね~。(笑)

この数日の動きは、なぜ私が短期売買が良いと思うのか、その説明をするのに適していると思うのでそれを書きます。

とりあえず今の動き。

平均足を見ると11月25日に下げ止まりを見せて、27日は緑に変り陽転しています。もしここで買えばこの数日間に200PIPS以上上がっていますので買えば良かった、買う根拠は本当に無かったのか悩んでしまいます。

でもこれは結果論でしかないわけで、過去を振り返って買う理由を探すべきじゃないと思っています。

それどころか大きな目でトレンドを見てみると、3月の高値から右肩下がりで下がる大きなトレンドの中にあるのは子供でもわかるはずで、基本的な戦略として買いで利益を出す場面ではないのがわかります(トレンドフォローを原則とするなら)。

でもねぇ、なんかもったいないし、損した気になりますよね。

トレンドフォロー型のスタイルでもいろいろあって、私の様に押しや戻しがないと出撃しないタイプは一直線に動かれると見ているだけになってしまいます。

だからスタイルを変えようか、とりあえず陽転したら買い、陰転したら売ってみたいと思うようになります。そう思うのは自然。

ただそういう心の動きに翻弄されているといつまでもそれが続いて自分のスタイルが固まらず、勝ったり負けたり、ま、それが相場だなんて納得して終わってしまうと思うのです。

かと言って自分のスタイルに固執して自分の好きなパターンが出てこなかったら見ているだけでいいのか?

前に出したチャートをまた出してみます。

私が出撃するような場所は丸で囲った場所。全部で9つありますが、これって3月から今まで9ヶ月の内にたった9箇所しかないってことなんですね。それも全戦全勝できるわけではありませんから、これではあまり面白くない。

もちろん建て玉を大きくすれば利益(損失も)は大きくなるわけですが、大きなポジションを取ったまま、夜ちゃんと眠れるのか、週末に遊びに行っても相場を気にせずに楽しめるのか。

これって現実的な問題として、非常に大事なポイントだと思うのです。もし911の同時多発テロ、あるいは日本の今回の大震災みたいなことが起きたらどうなるのか。あるいは世界情勢に突然大きな動きが出たら?要人が何かしゃべったら?

そんな心配が次から次へと出てきます。平気な人もいるでしょうが私はそういうプレッシャーに耐えられません。

またこのチャートは日足ですが、日足の動きはまさに世界情勢によって動くことが多いわけで、チャートの見方とは別に、世界は今どういう状況なのかそれが非常に気になるはずなんですね。実際にこういう日足を見ながら過去を思い出してみても、この辺でギリシャ問題が大きくなったとか、それがイタリアに飛び火して問題が大きくなってきてとかそれが値動きに反映しているのがわかります。

つまりファンダメンタルズを理解すれば相場に勝てると思うようになるんですね。これは株も同じ。世の中の大きな動きを読んで、そして為替の動きも加味し、個別の会社の現状、将来性、今の売り上げはどうなっているのか同業他社と比べてどうなのかとかどんどん調べるようになります。

と同時にニュースもこまめに見るようになるし、評論家の言う現状分析、将来の見通しが気になる。業界紙も読み、専門誌にどっぷり浸かるようになる。そして誰それの分析は正しいとか、あの評論家の言うことは結構当たるとか、世の中の多くの投資家がはまるドツボに落ちていく。

それで本当に勝てるのだろうか?

私は無理だと思っています。だって世の中の多くの人がそうやっているのに勝ってる人は多くありませんから。でも頭の固い人は、それは自分の読み方が間違っている、自分の分析、情報収集の方法に問題があると考える傾向が強いと思います。

私の考える勝つための秘訣は、こういう多くの人が陥っているドツボから抜けて違う観点から相場を見ることだと思うのです。

でも反論もあるでしょう。じゃぁどうして世の中の専門家は世界の情勢を読み、現状分析をし、将来を予想するのかって。

この答えは簡単で、彼らはそうするしかないからだと思っています。

ここにプロと我々アマの差があると思うのですが、ではアマはプロに勝てないのか、プロの方がアドバンテージがあるのかというと、実は逆で我々小さなアマにアドバンテージがあるんですね。

ここでちょっと話を変えますが、今まで見てきたのは日足です。一日に一本だけ足が増えます。でもこのたった一本の中で多くの攻防戦が繰り広げられています。ここでちょっと1時間足を見てみます。

チャートの見方はどういう時間系列でも同じだという前提で話をしますが、上の日足の場合、大局的に見れば大きな下げトレンドの中にあって積極的に買っていく場面で無いのは誰にでもわかるはずです。

では一時間足は?

11月25日に鍋の底の様な動きを見せた後に反転し、非常に強い上昇トレンドを形成しています。大きな押し目も4つあって、インジケータだけではなくて足の位置関係を見ても買いに入れるチャンスのある動きなのがわかるはず。

つまり、日足では???でも1時間足では出撃できる動き。

とは言うものの、足が一本できるのに1時間掛かるわけです。それを監視し続けることが出来ると思います?為替はシドニーに始まって東京、香港、シンガポール、そしてヨーロッパを経由してアメリカと時間帯を移しながらほぼ1日動き続けていると言っていいはずです。それを寝ずに見ていられます?

私には絶対に無理。

ではもっと短い時間足を見てみます。1分足。

上下する中でトレンドも形成されていて、押し目・戻しで出撃すべき場所はざっと見ても8箇所あります(勝敗は別)。日足のチャートでは9箇所でしたが出撃場所という意味では同じようなものですね。

でも日足は9ヶ月間の動き。でもこの1分足チャートはたった3時間半の動きでしかない。

3時間相場を監視し続けるのも決して楽ではありませんが、何日もあるいは何ヶ月も監視し続けるよりははるかに楽です。そして出撃した場合、ポジションの保持時間はせいぜい10分であるのがわかると思います。

私が思う超短気売買の利点とはまさにこれで、出撃チャンスが多い、そしてポジションの保持時間が非常に短いということ。つまり、ポジション保持をしている間に同時多発テロも大震災も心配する必要は限りなくゼロに近いってこと。またその10分の間に、世界情勢が大きく変ることもないってこと。

考えてみると不思議ですよね。1時間2時間の間に世界で何が起きているのか知りませんが、値はちゃんと上だ下だと動くんですから。何が理由なのでしょう?何が考えられます?

私にはな~~~んも考えられません。世の中に何も起きていない、変化が無くても値は動くという事実がわかるだけです。

つまり、超短期売買だと、ファンダメンタルズ、つまり世の中の様々な相場を動かす要因を考える必要が全くないということになります。

ただ、各国が重要指標を発表する時間には大きく動きます。それを狙うトレーダーも多くいるようですが、私は逆に大きな波乱となるケースの多いそういう時間帯は遠くから眺めているのが一番だと思っています。

簡単でしょ?

ここで疑問が出てきます。ではどうして世の中のプロの投資家(ビッグプレイヤー)はそういうことをしないのかってこと。あーじゃこうじゃと世界の動きを見、分析し、将来を予想することは止めて短期でガンガン稼げばいいじゃないかって。

この答えも簡単なんですね。彼らは我々雑魚と違って動かす金の単位が違う。まずここが一番大きなポイントだと思います。

ビッグプレイヤーがどのくらいの資金を動かすのか私は知りませんが、かつて私が株をやっている頃、10数年前になりますが、証券会社のトレーダーや生命保険のファンドマネージャーの友人がいました。その当時の話ですが、生保の友人は500億円は動かすと言っていました。多い人は1千億を超えるとも聞きました。証券会社のトレーダーは日経225の先物専門でしたが、やっぱり数百枚の売買はする、つまり数十億円動かしていたことになります。

今、私が一分足を見て話している出撃ポイントですが、彼らはそこで出撃したくてもできないわけです。何十億、あるいは100億を超える注文を出したら、それだけで価格が動いてしまいます。

株をやっていた人ならわかると思いますが、我々ゴミ投資家でさえも銘柄によっては売買したい数量が十分にないケースもあるんですね。だからビッグプレーヤーは取引高が莫大な大型株、値嵩株を動かさざるを得ないのだと私は想像します。

つまり為替にしても同じで、5分勝負で利益が出せる動きでも彼らには手が出せない。買うなら買うでも彼らは時間を掛けて分割して買うしかないし、もっと長い時間軸で動きを見るしかないってことではないでしょうか。

そうでなければまさに円売り介入と同じで一瞬にして値が動いてしまうわけですから。ですから彼らは長い時間軸で投資するしかない、また大きな市場にしか手が出せないというディスアドバンテージがある。

ところが我々はそんなことは全く考える必要がないわけです。いつでも好きなときに出撃できるし、サラリーマンじゃありませんから、今日は天気が良いから遊びに行く。この1週間は旅行だから相場はお休み~なんてことも出来る。

我々にはそういうアドバンテージがあるのにそれを利用することなく、ビッグプレイヤーと同じつもりになって、世界経済を語り、今後のユーロ圏がどうなるかハラハラしながら注目したりってなんだか間抜けな感じさえ私にはするんです。

雑魚は雑魚なりのやり方があるわけで、雑魚のアドバンテージをフルに活用するべきじゃないでしょうか。

ただ、以前こんなメールをもらったことがあります。超短期売買は利益が少ないのにどうしてそれが良いのかわからないというご意見。

これって何か勘違いしていると思うのですが、利益は値幅掛ける建て玉ですよね。つまり、日足を見て大きな動きを取る戦法だとした場合、少なくとも50PIPS以上の利益を想定しているはずですが、利益は当然建て玉の大きさに比例するわけで、50PIPSだとすれば10万ドルの建て玉で500ドル。100万ドルで5000ドルの利益(損)。

これは私もそうなのですが、自分が建てる玉の大きさって投資期間は関係なく意外に決まっているケースが多いと思うんです。つまり、日足を見ながらトレードする人がいて建て玉は10万ドル単位だとします。そういう人に今日みたいな話をすると、たった5PIPS取っても儲けなんか無いじゃないかって思うんですね。50ドルにしかなりませんから。でも100万ドルなら数分で500ドルです。なおかつやろうと思えば一日に20回や30回の出撃場所があるわけですから、一回のトレードで狙う値幅が小さいからと言って利益が小さいことにはなりません。

利益 = 玉の大きさ X 値幅 X 回数

この当たり前のことを冷静に考えれば超短期売買のアドバンテージってすぐわかると思うんだけどなぁ。でも利益を上げるには値幅を取らないと駄目だとどういうわけか信じている人が多い。それが不思議です。

為替で5ピップス、日経平均で20円を狙うなんて話を聞くと、こいつバカじゃないかって思うかもしれませんが、実はそれが勝つ秘訣だと思っています。

日足を見てトレードしてもここぞというチャンスは年に10回程度だろうと思います。だからと言ってそこで大きくつぎ込むことは出来ないし、そもそもそのチャンスを待つってことが何よりも難しいと思います。だからちょっと自信が無くても出撃してしまうんじゃないでしょうか。だからいつまでたっても勝ったり負けたりで、その内バカらしくなって止めちゃう。そして相場で儲けるなんて無理だよ、なんてわかったようなことを言い出すのでしょう。

これから年末に掛けて日経平均はいくらになるとか、ユーロドルはどうなるとか予想をその根拠を含めて自信満々に言うような人は世の中に多いですが、そういう人が実際に利益を出しているかどうかしっかり見てみたら面白いと思います。どうしてあのトヨタが、あのソニーが為替で損失を出すのか考えてみれば、我々がどう頑張って勉強しようが研究しようが、為替の将来なんてわかるわけがないと決め付けてもいいと思うし、そこがスタートだと思っています。

為替のプロトレーダーが、もし5ピップスを一生懸命取っていたら即刻首になると思います。でも我々雑魚には5ピップスの積み重ねが出来るし、個人としては十分な資産が作れる。

そして我々のようにもう先が短いジジババだからこそ、長い期間、相場を観察しつつ出撃チャンスを待つことより、毎日細かい利益を積み重ねればトータルではちゃんと大きくなるわけですから、いつまでもダラダラやることなく、集中的にやってさっさと利益を出して、あとは遊んだほうが良いと思うわけです。

若い人も同じことで、まだ先があるなんてことは考えずに、たとえば3年なり4年で目標額を達成するにはどうするか、そういう考え方のアプローチが必要だと思います。

そしてもう一つ大事なこと。物事って何でも経験が必要ですが、もし私と同じ手法だとしても日足を見てのトレードだと年間にせいぜい10回程度のトレード経験しか積めないってこと。毎日毎日チャートとにらめっこしたところで一日に足が一本増えるだけのことで大きな変化なんかありはしません。つまり全く勉強にならないってことなんですよ。

でも1分足を見てわかるように、3時間かそこらの間でもかなりの出撃場所があるし、一分に一本足が出来るわけですから、どんどん変るチャートを見ながら頭をフル回転させて経験が出来るってことなんです。これって日足を毎日見て考えることの何百倍のスピード、量で経験が積めるってことです。

でももしかしたらこの1分足というスピードは早すぎると感じる人もいるかもしれません。もしそうなら、5分足で見ても良いと思います。自分のペースで値動きを見ながら、慌てることなく、また退屈することなくトレードを重ねていける状態を作ることが大事だと私は思います。

と、まぁ、勝手なことをいつのもパターンで書きましたが、これが私の行きついた結論です。

先日ゴールドコーストに遊びにいらしたポーのスクーターさんですが、彼はオプションの売りという、常に建て玉を持つから利益がでるという、私とは全く逆の時間をお金に変える手法。これも相場の一つの生き方で、また他の生き方も当然あると思いますし、それぞれが全く違う相場哲学をお持ちだろうと思います。

大事なことは自分に合う方法、考え方を持つことだろうと思います。私は他人の真似からスタートしましたが、結局あれもこれも試してみて取捨選択の後に自分のスタイルが確立できるのでしょう。そういう意味での時間は掛かるとは思いますが、世の中の常識に囚われず、まっ更な頭で向かえば必ず道は開かれると思います。

「人の行く 裏に道あり 花の山」

この根本理念って非常に大事だと思っておりまして、逆を言えば他人と同じこと、あるいは仕事でもみんなが賛成するようなことには手を出さないほうが良いというのが私の人生で学んだことです。相場の格言にもこういうのがあります。

「大衆は常に間違える」

あの人は常識があって良い人ね、と言われるようになったらアウトかも。(笑)

     
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