海外送金に関して

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海外送金を有利に行うためには

1 タイミング
2 為替交換手数料
3 海外送金手数料

この3つの組み合わせで結果が変わってくるわけですが、重要な順序はまさにこの順序であると私は考えています。

で、最近巷で話題になっているのはHSBCプレミアの日本撤退によって海外送金手数料無料がなくなること。確かに無料ほど良い物はなく、HSBCに代る銀行は無いのかと考えるのは順当で、一番最初に考えられるのはシティであるのは皆さん同じだろうと思います。

ただ、シティのゴールドは日本でそのステイタスを維持する必要があって、HSBCの様にマレーシアでプレミアなら全世界でプレミアということにはならないのがネック。でも1千万ぐらいならシティにおいといても構わないよって言う人はそれで問題解決。海外送金手数料無料以外の恩典は私はHSBCプレミアより上だと思います。

1千万も日本に置いておけない場合はどうするか?

次の考え方として、マレーシアにMM2H用の定期だけではなくてそれ以上の資金を持ち込んでいる人が大多数だと思うのですが、マレーシアに置いておくお金を減らして日本のシティで運用したらどうかという点。これは定期でも外貨預金でもその他の金融商品でOK。私は日本シティの詳しい内容は調べることができませんが、もしマレーシアに拘りたいのであればマレーシア関連のファンドを探すのが良いかもしれませんね。シティが扱っているのかどうかわかりませんが、マレーシアがらみのファンドでしたら、マレーシアが今後延びると思っていればそれで良いわけですし、マレーシアリンギットが上昇(円安)になればそれは当然ファンドの価格はその為替の変化を織り込むのですからマレーシアに直接投資したのとかなり近くなるのではないでしょうか。

もしその考え方を取れば日本のシティにそれなりの額を残してゴールドのステイタスを維持することができますね。

でも日本居住者用の口座ということですから、もう日本に住所もない、住民票もない場合はかなり面倒なことになるか、あるいは口座を開くことが出来ないことになりますし、また、日本のシティに1000万も寝かせられないという人も同じで違う方法を考えるしかない。

それに関してはインターネットを検索するといろいろ出てくると思います。そしてそれに関してまとめている方、クレジットカードに関しても非常に詳しい方がいらっしゃいます。この方はあのSNSのメンバーでもあるはずです。ネットの中ではこの手の情報ではここが最強だと思います。

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ただし、この辺で終わると私の出番はなくなってしまうわけで、違うアプローチの話をします。

ネットを調べたり、あるいは各銀行なり業者から情報を集めれば誰でも同じ結果が出ると思います。でもそれらの情報は、買い物だとすれば「どの小売店で買い物をするのが有利か」というのと同じなんですね。

誰でもピンと来るはずです。安売り屋とか卸屋から買う方法はないのか?って。また買う時期によってまるで値段が違うわけですから、それがどうにかならないのか。

まず卸屋から買う方法ですが、これは誰にでもできることじゃないですね。普通の商品だって、一個売ってくださいと卸屋に頼むわけには行かないのと同じ。でも、なんだかんだ取引がある問屋なら、一個売ってよ、という話は通るわけです。

銀行も同じです。銀行には外為という部門がある。外国為替関連で収益を出す部門ですね。我々が両替や海外送金をするときにお世話になる部署です。そして上客には割引がありますし、大口ならこれまた割引がありますが、彼らはそれで利益を出す部門だということに変わりはないわけです。だから安くしてもらっても限度がある。

ここで考えないとならないことは、じゃぁ、外為部門を通さないで両替ができないのかってこと。

あるんですねぇ。例えば外債やファンドを扱う部門だとすると、彼らはそれの売買で利益を出すのが仕事ですし、顧客に外債やファンドを薦めるに当たって、外為部門とは違う為替交換手数料のストラクチャーを持っている。例えば普通に日本円を米ドルに替えたらいくらの交換手数料が掛かるか?1円は当たり前に取られますよね。1円って何パーですか?82円として1.2%ですか。

今米ドル建ての債券ってどのくらいの利回りですか?米国債にしても2-3%ですよね。そういう商品を扱うのに客から1.2%取れると思います?客の利益の半分が為替の交換手数料だったら、冗談じゃないよってことになりますよね。また、米ドル債券が償還になりましたから次はユーロ、いや、豪ドルの債券にしましょうとかって話は進むわけですが、客は、なんだまた半分手数料で取られちゃうじゃないかってことになる。

これも何年も寝かして30%ぐらい取った内の1.2%ならいいですが、もし債券の売買を頻繁にしたらどうなります?利益は全て為替交換手数料として消えていくわけです。下手をすれば為替交換手数料でどんどん元手が減ることさえあるわけです。

つまり、そういう部門では外為部門と同じような為替交換手数料を取るわけにはいかないってことなんですね。そうじゃなければ債券を売買する客なんかいなくなってしまいます。ですから、こういうところと取り引きを持って、そして送金の時もこれで頼むよ~~って話になるわけです。

私の場合はもうその部門どころか会社さえなくなりましたが、三和銀行の国際金融部と取引を持っていました。何をする部門かというと、ビルの建設に融資したり、航空会社に飛行機をリースしたりそんなことをやっていたようです。どうして私がそんな部門に入り込めたかって話は長くなるので割愛しますが、そこも客の為替交換で利益を出さなくて良い部門なわけですね。ですから当時は市場とストレートでした。いわゆる手数料は数銭でしかありませんでした。

ですから、そのように外為部門ではないところと取引をするというのが一つのブレイクスルーになると思います。でも、そんな取引は無理だーと考える人はそこで脱落ですね。でもどうにか入り込もうという意思があればどうにかなると思います。

私の今のメイン取引銀行でも為替交換は数銭ですし、送金手数料もありません。ただし、受け取り側の手数料は掛かります。

いやーー、でも無理そうだ・・・と思う人もいるでしょう。でもそういう方は是非少なくともFXの業者を使うことを考えてみてください。相場は嫌いだなんていわずに、為替交換のためだけに使ったって良い訳ですから。FXの場合だとBidとAskの差であるスプレッドは数銭ですよね。そして普通FXというと差金決済、いわゆる反対売買をして利益が出ればその利益分だけもらう。損が出れば損の分だけ引かれるわけですが、現受けということが出来る業者もあります。

これは何かというと、例えば米ドルを買ったとします。で、儲けが出たら米ドルを売って差額の利益を手にする。下がった場合は、米ドルを売ることなく、現物を引き取るということが出来るのです。もちろん利益が出ている状態で現物を引き取っても構わないわけで、どちらにしてもFX業者で両替をするということができるわけで、それを利用しない手はありません。

で、安い為替交換手数料で済んだのだから、それを送金するのに多少の送金手数料が掛かっても良いということになりませんか?普通なら為替交換手数料と送金手数料とダブルパンチでやられるわけですから。

そしてもう一つ。タイミングの見方です。

高いときに売りたい。安いときに買いたい。これって誰しもが考えますが、そうは簡単ではないですよね。それが簡単ならビルゲイツより資産を増やすことが出来ます。

ただ、送金しよう、あるいは両替するに当たって「今より有利に替えられれば良い」という考え方があるはずです。これは為替売買で儲けようと似ている様で似ていません。いつまで待つ、利益が出るまで待つとかそういうことじゃなくて、ほんの数時間でもあるいは数日待つだけでちょっと有利になるならそれで良いじゃないですか。

簡単なやり方があります。いつものチャートを出しますが、これはある時期の米ドル/日本円チャートの日足です。

赤は下げ、緑は上げですが、これの転換点で売買するという考え方ではなくて、これはあくまでトレンド、動く方向を見るだけに私は使っています。でもいろいろな赤、緑がありますがそれぞれパラメータが違ったり、計算方法が違うのですが、どちらにしても相場の方向性だけを見ます。ではいつ出撃するのかってことなんですが、それが黄色の丸で囲んであるオシレータの動きで出動するんです。

まぁ、今は相場で利益を出す話じゃないわけですが、少なくとも黄色の丸で囲んだところみたいに、売るときは上の丸で売る(買わない)。買うのなら下の丸で買う(売らない)ってことです。非常に単純ですが、数日待てばこういうチャンスに当たるはずで、たったそれだけの決め事で、多少交換手数料が高くても、あるいは送金手数料が高くても、その程度はどうにか稼ぎ出すことは難しくないと思います。ちなみに下段にも同じような動きをするインジケータがありますがこれはあくまで補助で見やすくしているだけです。トリガーに使うのは黄色の丸をつけたオシレータです。まぁ、私の場合はってことですが。

これも毎回うまくいくわけじゃありませんが、交換を定期的にやる場合には非常に有効だと思います。これの考え方は相場の上下で利益を出すという発想ではなくて、積み立て投資法でドルコスト法ってありますよね。毎月定額で投資をするとかのあれです。この売買法はそれの発展だと考えると良いと思います。つまり、買ったにしてもそれが決してベストの場所ではないけれど、それを続けていくとトータルとして有利になるという考え方です。(つまりもしドルコスト法で何かに投資している人はチャートを見たらもっと有利に出来るはず)

ま、そういうことも含めて、FX業者に口座を開くというのはあらゆる意味で無駄ではないと思います。またトラリピなり瞬間芸の5ピップス抜きにしてもFXの口座がなければどうにもなりません。そして大事なのはチャート。トレンド系、オシレータ系のインジケータをちゃんと装備して方向性やタイミングが取れる様にする必要があると思います。

またこれから私は考えないとならないことですが、FXを使ったスワップ狙いという金利を稼ぐ方法があるわけで、ただレバレッジを利用しないと妙味がないのですが、それもやり方一つで普通の債券投資以上に何かできそうな予感がしています。トラリピを組み合わせても良いですし。

そんなの無理だの、難しいの、面倒くさいの言わずにやってみませんか。

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