サニーバンク

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ブリスベンの近くにサニーバンクと呼ばれる地域があります。ゴールドコーストからはチト遠いのだけれどブリスベンの手前で、この地域が好きで行く人は結構多い。中国系、韓国系、ベトナム系の移民が多い場所で町にはそれぞれの国の店や会社が多い。

今日は天気も良く(ってこの時期は毎日天気が良いのだけれど)、どういうわけかサニーバンクまで行ってみようという話しになりました。

以前も中国系のスーパーで良い魚が売っているとか(嘘だった)、中華が美味しいとかで、何度か行ったことがありますが、運が悪いのかあまり良いという印象はありません。でもこの数年行ってないし、韓国系の情報誌で美味しそうな韓国料理屋の宣伝があったのでとりあえず行ってみようと出発。

住所はカーナビに入れたので一発で店に到着。

店の名前が良いんですよ。「大長今」。そうそうテジャングムですね。あの有名な韓国ドラマと同じ。

実はシドニー(あれれメルボルンだったかな)で同じ名前の韓国料理屋に入ってひどい目にあったのですが、どうしてもこの名前を見ると美味しそうな気がしてしまう。

席に座ってメニューを見てびっくり。

このメニューが何ページもあって、品数はどのくらいあったでしょうか。70やそこらはあったかなぁ。肉はもちろん、鍋にしてもそれはそれは種類があって、食べたことどころか聞いたことも無いメニューがいっぱい。

施設も綺麗で良さそう。

こりゃどうしたって期待しちゃいますよね。こういう品数がある韓国料理屋って行ったことはないし、ましてやオーストラリア、いやゴールドコーストにはまずありませんから。

あれも食べたいこれも食べたいと思いつつ、とりあえずビールを飲みながら延々30分ぐらいメニューとにらめっこしたでしょうか。でもま、やっぱり代表的な、というかいつも食べる一般的なものから頼んでみました。

ユッケ、味付きの骨付きかルビ、ハラミ、それと始めた見たメニューの豚肉のカルビ。これを食べてからチゲなりなんなり頼み、最後は冷麺なり、私の大好きなビビン麺でも頼もうと思ってました。

やる気、満々です。

まず出てきたのがこれ。

これは何かと思いましたが、まぁ、ハラミでしょう。でもなんとなく食欲が10%ほど減退しました。

一番強い火にしましたが、なんとなく煮えてる雰囲気。私が小さい頃、肉が非常に高価だった頃の肉を思い出しました。焼きそばに肉が入っていると大喜びしたあの頃。そんな感じの肉でした。こんな肉を出す店が今時あるんだと思っているとお皿が二つ出てきました。

豚のカルビ。

そして骨付きカルビ。

どれも全て味付のを頼みましたので色が悪いのはわかっていました。日本の綺麗な肉は出す直前にタレをまぶすだけだから肉の色は新鮮だけれど、タレに漬け込めば色は悪くなるのは当たり前。

でもねぇ、もう少し盛り付けを考えて欲しいなぁ。これじゃ子供の盛り付けと同じで私でさえもう少し気が利いた盛り付けをするのに・・・・

味ですが、豚のカルビはまぁまぁ。でも家で食べる豚肉の方が美味しい。

骨付きかルビ?うーーーーーーーーーーーーむ、これも自宅のBBQの方が美味しい。

大体さぁ、ユッケはどうしたのよ。私としては言わなくてもユッケは最初に出てくるもんだとばかり思っていましたがユッケが来ない。

と、思ったら出てきた。

刻み海苔ですか・・・・・。タマネギと合えてあるし・・・・。

本場物のユッケがどういうものかなんて知りませんが、これって私の好きな食べ方ではありません。

味はまぁまぁでしたが、案の定、歯が敏感になっているジジーに取っては飛び上がるくらい冷たい。もちろん凍ってる。どうして韓国人の焼肉屋のユッケって凍ってるんでしょうか。韓国もそうなのかなぁ。

段々と戦闘意欲が薄れながら、まぁ、それでもニコニコしながら食べました。でもやっぱり鉄板の上は静か。食が進みません。

そうそう、韓国料理と言えば、小皿が何枚も出てきますよね。キムチやオイキムチ、ワカメの和え物とか。ここではサラダバーみたいになっていて、勝手に好きなものを好きなだけ取って食べてOK。

ところがですね、お皿がない。聞いてみたら、お皿は今持ってきますとのこと。で、出てきたお皿は三枚。三枚?少ないんじゃね?と思いつつ、そのサラダバーみたいなところへ行ったら3種類しかない。なるほど、だから3枚なのね。妙に納得してしまいました。

全体図。

酒飲みで焼肉屋に行っても絶対にご飯を食べないヨメさんが一番最初からご飯を食べています。これって、もしかしたら私としてははじめて見る光景かも。

ということで、第一ラウンド終了。

私としては腹八分。ヨメさんとしてはジンロ一本を開けただけでまるで飲み足りていないはず。でもお互いに、さて次は?という声が出てきません。

メニューを見せてください、とも頼まず、酒にも手が伸びず、そのうち馬鹿話が始まって盛り上がっていました。で、記念撮影。


私の姉は私をコーイチデラックスと呼びます。コーイチは本名ね。マツコに似ているのが悔しい (T_T)

食べ物は????でしたが、このお店の女の子が可愛くて愛想も良かったのが救いでした。冗談を交わしつつニコニコ笑ってお勘定。

店のまん前に結構大きな韓国スーパーがあったので行ってみました。やっぱりここもゴールドコーストの韓国食材店には無いものが揃っていて、良かった。

嬉しかったのは豚のミンチ。(笑)

このスーパーでは自分のところで大きな肉の塊からパックを作っていて、和牛も含めて良い肉を扱っているようでした。で、豚のミンチもわけのわからない部位じゃなくて、良い所の半端から作っている様子。そしてミンチがかなりのあら引き。これって餃子の肉にも拘りたい私としては嬉しいことで、ごっそり買ってきました。それと和牛のカルビ。

その他いろいろ買いましたが、値段はゴールドコーストの韓国食材店より安い感じがしました。そして種類も多い。

こういう店が近くにあればなぁ。でもわざわざサニーバンクのこの店に買いに行くほどでもないし。

ところでお店の人に、この辺にいっぱい韓国料理屋があるけれど、どこがお奨め?とりあえずまん前のお店は行ったんだけれどと聞いてみました。その店員は、自分は自炊が多いので良くわからない、でも前の店は・・・手を振っていました。

するとレジに並んでいた韓国人のオバサンが、焼肉だったらXXXXXが一番よと教えてくれた。でも何度聞いてもわからず。ただそれはシティ(ブリスベン)だというので、ちゃんと聞くのも諦めました。

しかしゴールドコーストでも焼肉は難しい。本当に美味しいところがありません。でも一軒だけ気に入っている店があります。それはJFX(ジャパンフードエキスプレス)。たまたま私たちが借りているコンドの1F(GF)にある店ですが、焼肉でここより美味しい店はないと思うなぁ。

またこの店の店長の田中さんが素晴らしい。彼がしっかりしているから他のスタッフたちも気持ちがいいし良く動く。

このJFXは焼肉屋さんなのだけれど、韓国風ではなくてあくまで和食という位置づけ。これって納得で、焼肉って日本の(韓国)焼肉が美味しいと思います。このゴールドコーストでもかつては「銀座」という店があってそこの焼肉も絶品でした。オーナーは在日韓国人でしたが、川崎の有名店の息子さんだった。今まで、韓国人の美味しいといわれる焼肉店でもこの二店のお店以上の店は過去にも現在にも存在せず。

ただ残念なのは、JFXの焼肉はあくまで和食であって、焼肉屋ならどこにでもある韓国料理のメニューがありません。例えば冷麺とかビビン麺、チゲもない。スープ物がないんですね。残念といえば残念だけれど、このスープ物って難しいしコストも掛かるし、これはやらないという方針って逆に凄いと思ったり。

このJFXに行くときには、必ず店長の田中さんに「お奨めの肉」を聞いたほうが良いと思います。たとえ和牛でもその日その日で肉が違うわけで、あたりはずれがあります。これはしょっちゅう食べているとすぐわかる。で、田中さんに聞くと、ソッと教えてくれます。(笑)

今日はXXXは駄目とは言いませんが、ちょっと目をそらして知らん顔したり。これってパスしたほうがいいという合図ね(笑)。だから自分はカルビが好きだとしても、その日の肉によってはパスしたりするわけです。またロースは好きじゃなくても、今日はお奨めというなら食べても絶対にハズレなし。

こんなことここに書いちゃっていいのかな。( ̄ー ̄;

そういえば帰りの車の中でヨメさんが言ってました。

「ユッケを残すのを初めて見た。」ですと。

言われてみれば、お代わりすることはあっても残したのは我が人生で初めてかも。そして私もヨメさんが焼肉屋で最初からご飯を食べているのを見たのは初めてかも。ましてやジンロを一本飲んだだけで終わるなんて。

ジンロに関しては、もちろん帰りに近くの韓国スーパーで(ヨメさんが)買い入れました。

その時に、店にいたオジサン、オバサンに、韓国語で一人ずつ挨拶したらしい。

「アンニョンハセヨ、アジョシ。アンニョンハセヨ、アジュマ。」と。

そうしたらその夫婦が機嫌を良くしちゃったらしくて、酒の肴を無料でくれたらしい。そして次からは10ドルのジンロを9ドルにしてくれると。

まぁ、単純なヨメさんは有頂天になって、今も気持ち良さそうに一人で酔っ払っております。

まぁ、なんだかんだ言っても今日は良い日だったのかも・・・・・・・

(今日持っていったカメラはソニーのNEX-7。付けているレンズはキットズーム。これって暗くてイマイチ使う気になれないレンズなのですが、とりあえず撮ってみるとさすがセンサーサイズが大きいだけあってボケもまぁまぁ。で、NEX-7ってやっぱり操作がしやすい。そしてシャッターを押した感じが一眼レフに近いのね。これって他のミラーレスには無い感触。いいなぁ、これ。

思わず買っちゃったけれど、これ正解みたい。f2.8通しで小型のズームレンズがあればなぁ。

当然、キットレンズはオートフォーカスですが、マニュアル操作で威力を発揮するピーキング機能(合焦しているのがわかる)を常にオンにしています。これってかなり使えそうで、マニュアルレンズ、オールドレンズもあまりストレス無く使えそう。これからが楽しみです。)

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