豪ドルの買い時?

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読者の方から「豪ドルの買い時ではないか?」という質問がありました。

私の信条として「トレンドに添う」というのが絶対条件ですので、日足のチャートを見る限り、小学生でもわかるように下げトレンドですので、買い向かうという考え方はありません。

ただ短期的に値幅を取るという考え方ではなくて、長期保持を考えるのだとすれば話は別で、今から買い出動の準備をするのは良いのかもしれませんね。

今現在の動きはこんな感じ。日足です。クリックすると大きくなります。私のブログ内の画像はクリックすると全て別画面で大きく表示されます。

週足で見るとこんな位置。

この数年の動きとしては73円-90円の動きですから、それを元に考えればそろそろ買い時だと考えたくなるのは理解できます。ただ、過去の動きがそのまま将来も続く保証なんか全くないわけで、また世の中に大きな変化がなくてフラフラ上下に動いているときなら良いにしても、世界経済に大きな津波が押し寄せているような今、それぞれの国の居場所が大きく変わる可能性があるわけですよね。ですから過去の数値はあくまで過去のものとして参考程度にしかならないと思ってます。

そういう意味からもトレンドに添うというのが大切だと思うわけで、基本的にはトレンドが下なら「売り」が正解だと思います。

でもトレンドとは関係なく、長期で投資する場合「ドルコスト平均法」が有効なのは間違いがないと思っていまして、今の時点で豪ドルに大きく投資するということではなくて、100の投資準備金があるのなら10とか20の大きさで分割して買いに入るのは良いかもしれません。

でもそれも、豪ドルなら高利回りで回せて、多少の為替変動はその高利回りで消化できるという前提があっての話で、高利回りが期待できる投資先が見つからない状態でとりあえず豪ドルに換えるというのは得策ではなさそうに感じます。

動きで利益を出すのであれば、上に書いたように「トレンド重視」が私のスタイルですから、今の時点で買い場を探そうとは思いませんし、では売り場と言っても、上のチャートを見ればわかるように売り場が近々あるようには見えません。逆に売り玉があるのであれば、目先としてはそろそろ手仕舞い(買い)の時期に来ていると思います。とは言ってもそこが買い出撃ポイントという意味ではないわけです。

でもその場所は、長期で分散買いを仕掛けるのなら悪くは無いかもしれないと思います。

私が見ているチャートでタイミングを取るのに一番重視しているのが真ん中の欄の空色のインジケータです。一番目だ立たない感じがしますが、私にとってはこれが一番敏感でなおかつ長期的な動きもわかる優れもので、でもこれだけでは目に対するインパクトがないので似たような場所で似たような動きをしてなおかつ大きく動くインジケータを補助で使います。それが真ん中、下の欄に出ている黄色の点線のインジケータで、RCIでありIndiOP。全てはオシレータ系で、大きな流れというより転換点をピンポイントで見つける役目。大きな流れは二本の平均足、そして3本のHull Moving AvarageやTRIX、オーソドックスなストキャスなどの位置関係で見ます。

一番大事なことは、買うのならオシレータが陽転する場所。売るのならオシレータが陰転する場所ということ。これさえ守っていれば多少トレンドを読み間違えても大きな傷にはならないはず。

たとえばわかりやすいように黄色の点線のオシレータ(RCIとIndiOP)で例をあげますがこれらが陰転する場所に黄色の丸をつけましたが、ここが売り出撃、あるいは買い玉の手仕舞い(売り)場所。陽転する場所が赤い丸で買い出撃、あるいは売り玉を手仕舞い(売る)場所。

売買する場所は私の場合、これ以外の場所ではありえません。ただしトレンドの方向が大事なのは一番最初に書いたとおりで、上げトレンドを他のインジケータが示している場所で売らない、下げているところでは買わないのは言うまでもありません。ただ上の()に書いたように、上げトレンドですでに買い玉がある場合は目先の手仕舞い(売り)ポイントとして使ってます。

大事なことは大きな転換点を掴もうなどと大それたことは考えないのが良いと思っています。ただ、このチャートでも大きな変換転ではダイバージェンスがはっきり見えていますので、出撃するのも良いとは思いますが、それは所詮斥候隊を出す程度にとどめるべきで、勝負を掛けるべき場所ではないと思います。

では、どういう場所で出撃するかですが、待っていると下の様な場所が必ず出てくるんですね。

トレンドとしては下がっているのに、オシレータが上がって下がる瞬間。

これも同じ。

これらは大きな変換点の初動ではなくて、エリオット波動(波動のカウント)でいう第3波、第5波ねらいですが、こういう場所を狙うのが勝率も高く、値幅も取れるんじゃないでしょうか。

ただこういう場所を待つのが難しいんですね。こんな場所は一年の内に何度もあるわけじゃありませんから。また、皆さんが常に悩むように、今は売りなのか買いなのかという見方の答えにはならないわけです。と同時に、こういうのが出たときにそれを逃してしまうとまた何ヶ月も馬鹿面していないとならないわけで、結果的に確率的にも問題がありそうなところで出撃してしまうなんてことになるんじゃないでしょうか。

私が超短期売買しかしないのはここに理由があります。日足を毎日毎日見ていても、こういうチャンスはそうそうないわけです。そして逃してはならない場所。これって毎日見張っていなければならないのに、出撃場所が多いわけでもなく、ストレスが大きすぎます。

でも一度1分足でも見てください。一日の中にこういうチャンスはいくらでも出てくるのがわかります。つまり待つことが苦痛じゃなくなるんですね。そしてそれを逃したところでなんてこともないわけです。

ただ私のやり方にも大きな問題点があります。私の手法は時間軸も短い一瞬芸みたいなやりかたで、これは日足でも考え方は同じです。つまり、出撃しても数日間で必ず撤退しますから、大きなうねりを取ることが出来ないんです。私がヘッジをしない理由を前の日記に書きましたが、その他の理由の一つとして私のやり方は瞬間芸であって、長い間保持するような見方が出来ないってことも大きな問題点。だからヘッジらしいヘッジもできません。

もし大きな動きを狙うやりかたをするとなれば、チャートの見方も当然変えなくてはならず、やるとしたら、う~~~む、平均足とHull Moving Avarageの位置関係だけでやるかもしれない。でも慣れないやりかたって建て玉もそれなりの大きさしか怖くて建てられませんから、結果的に勝負に勝ったとしても額としては大したことがないのが普通なんですね。

私は自分のやり方がベストだなんてまるで考えていません。ただ、長年悩んだ挙句ここに行き着いただけの話で、もし他にも有効な手法があればもちろんそれをやってみたいし、それをやることによって自分の手法にもプラスになるはず。ですから「うねり取り」なんてのも常に興味を持っていますし、長期投資用の手法もいつも頭の片隅で考えています。またこのブログで何度も話題にだしていますが、トラリピやそれの発展系でもあるくるくるワイドも「放っておいて楽して利益を出す(笑)」可能性もあるような気がしていますし、マレーシアに渡って心身ともに余裕が出来たらじっくりやってみたいです。

今は豪ドルは買い時かという質問でしたが、答えになっておらずすいませんです。

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ついでに以前に何度も書いていることですが、超短期のスキャルピングをやる場合の注意点を書いておきます。

○ 自分が安心して出撃できるパターンを見つけ、それをひたすら待つこと。

○ 撤退場所ですが、上に書いたようなオシレータの反転を待つことなく、○Pips取れれば良いと決め打ちして、出撃と同時に撤退の注文を入れること。チャートを見ながら数ピップス取りを手動でしますと、せっかくその値がついても撤退注文が間に合わないなんてことが普通に起きます。

これに関してはブログでは5Pipsという数字を出していますが、これはEUR/USDに限ったことであります。またそれも動きによって変化させるのは当然で、もしEUR/USDのような値動きがあって、なおかつスプレッドが非常に小さい通貨ペアならなんでもOK。でもそういうのってありそうで無いんですね。値動きとしてはAUD/JPYでも良いのですが、スプレッドが大きい業者だと難しくなるわけです。利幅が5PIPSだとしてスプレッドが3とか4なら実際には8-9PIPS動かないと駄目なわけですから。

そういう意味で駄目なのがUSD/JPYだと思っていまして、まず動きの値幅が小さすぎてたとえスプレッドが1とか1以下だとしても5PIPSなんて瞬間芸では取れないのがわかるはずです。せいぜいうまくいって2PIPSじゃないでしょうか。

それと利益PIPSの小ささは回数と建て玉数でカバーするわけですが、目標額によって違うもののEUR/USDは世界で一番取引量もあって、ちょっとやそっと玉を大きくしてもびくともしません。ところが他通貨ですと自分が建てた注文で値が動いてしまうということが起きます。あるいは約定値が表示の値とかなり違う。スリッページが大きい。これは実はMT4(メタトレーダー)が持つ欠点というか、私はこれは仕組まれたものがあるはずだとかなりの高確率で疑っていいます。

○ 私と全く同じチャートを手に入れることは簡単で、それの説明をしている日記もあります。また設定が面倒でうまくいかない場合は、ご連絡を頂ければUSBメモリにでも入れて私の方から送付することも出来ます。

○ 繰り返しますが、出撃(成り行き)と同時に撤退注文を指値で、それも自動で出せないとうまくありません。それにはこのチャートソフトであるMT4を使うこともできるようですが、どういうわけか非常に遅くてイライラするのと同時にそれが恐怖につながります。ですので、業者によっては素晴らしく早い注文プラットフォームを持っているところもあり、それで成り行き注文、そして同時に撤退注文も自動で出るようなところを選ばないと難しいと思います。MT4はチャートだけを利用するという考え方で良いんじゃないでしょうか。

○ 相場を張る対象ですが、FXである必要は全く無く、数限りなくある先物でも良いしオプションや他の商品でも全く構わないわけです。大事なのは、自分が好きなパターンが頻繁に出る対象商品であって、なおかつ手数料(スプレッド含む)が小さく、取引量は大きければOK。

つまり自分に合うものが必ずあるはずで、日経225の先物だとかあるいはUSD/JPYだとか決めて、その中でどう勝とうか考えるのは順序が逆だと思っています。私は日経225との付き合いがかなり長かったのですが、本当に難しいと思います。パターンが出てこない、値動きが小さい、1PIPが大きすぎるなんてこともあり、10円20円抜きで苦労していました。ところが世界に目を向けると本当にいくらでも対象所品があって、自分が好きな値動きをするものがあることに気がつきました。

それと大事なことですが、チャートというかデータですが、正確なティックや出来高がわかるものの方が良いと思っています。その点、FXはわけのわからん世界で、ティックも間引きされていますし、当然出来高はわかりません。

もしティックや出来高が正確にわかると何が良いのかということですが、値が動き出すと必ずティック(約定)数も出来高も大きくなるんですね。そこでそれをチャートに分析させると非常に大事なポイントが見えてきます。でもFXにはそれが無いんですね。で、出来ることなら超短期チャートだとしてもティック足が表示されると良いと思います。あるいは出来高足でも良いですね。これは何かというと、普通のチャートは横軸が時間ですが、横軸をティック数、あるいは出来高で取るということです。ですから、ティックや出来高が少ないときにはチャートの足が増えません。その代わり、ティックや出来高が増えてくると足がどんどん更新されるわけです。

このティック足のチャートを見ますと、一気にティックが増えたときもそれが平均されて表示されますので、普通の時間軸のチャートですと長い陽線陰線で表示される一本が、なだらかなカーブを描いたチャートとなって表示されるわけです。これはチャート分析には好都合で、インジケータがきれいな形で表示されるということでもあります。私としては今後どっぷり漬かる時がきたら、当然ティックチャートを使えるような環境にするつもりです。

またチャートに使うインジケータですが、過去の古いものに慣れている方も多いと思いますが、近年は素晴らしいインジケータも多く出てきておりまして、特に移動平均線に関してはかなり高性能のものが出ていますので、そういうものを積極的に導入する必要があると思います。また他のインジケータでも計算内容を知ることは重要で、どんなインジケータでも内部では平均値を出す計算があるのが普通で、たとえば平均値を出すのに単純移動平均や指数平滑移動平均などのオーソドックスな計算法ですと動きに全く追いつけないなんてことが普通に起きます。ところが、新しい計算方法ですと見違えた動きをすることもあり、例えばMACDなんてのも大きなトレンドには良いですが、ヨコヨコの動きでは全く使い物になりませんし、信号が出るのが遅すぎる。それはまさにMACDに使われている平均の計算方法が単純すぎる(指数平滑移動平均を使っている)ということもあって、たとえばJMA(Jurik Research)を使うとかすると見違えるようになることがあります。そんな感じで過去のチャート分析に使う指標とは全く違う素晴らしい物が多く出てきていますので、それらを利用するのは大事だと思っています。

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