ささやかなお祝い

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かなり難しいだろうと想像していた長男の就職ですが、これから面白ろそうだと私も長男に勧めていた日本企業からすんなり内定が出たのでびっくりしています。

手を叩いて万歳というよりか、なが~~~い溜息がひとつ出ました。やっとこれで一段落。

昔なら即刻パーティだったろうと思いますが、子供達もゴールドコーストにはおらず、また昔からの友人達も年とともに大人しく(笑)なっており、こういうお祝いをしたい時でも夫婦二人だけでひっそりと食事に行く程度になってしまいました。

ビールとワインで乾杯をし、小さな声で「アキ(長男)に乾杯。おめでとう。」と言って終わり。(笑)

夫婦で昔話に話が咲くわけでもなく、子供達の思い出話になるわけでもなく、また将来の夢を語るわけでもなく、いつもの通り、「お前、飲みすぎるなよ。」「あんたは食べ過ぎないように。」なんてお互い言いたいことを言いつつ、ガブガブ飲んで、ガツガツ食べてました。

なんだかなぁ。私としてはもう少し盛り上がりが欲しかったんだけれど、それも無し。

やっぱり本人がいないお祝いって駄目ね。本人がいれば友達連中誘って、普段彼らにはいけないような店でドンちゃん騒ぎなんてのも面白いのだけれど、そういう意味でももう子供達は子供じゃなくなって自分の人生を歩き出したような感じがしています。

まぁ、そうなるようにするのが親の役目なんだけれど、ちょっぴり寂しい。

ドラマなんか見ていると三世代家族なんてのがあって、毎日顔を合わして一緒に生活するのは生半可じゃない苦労があるのだろうとは思うのだけれど、あの笑ったり喧嘩したりしながらの生活に憧れることがあります。

オーストラリアは子供の教育には最高だと思って来たし、そしてその通りだったと思うのだけれど、子供達が世界のどこにでも行って生きていけるスキルを身につけたのは良いものの、それは親とはどんどん離れていくという意味でもある。

私が商店主で、小さな店を家族でやりくりしていて、子供も一緒に・・・なんて選択もあったかもしれなくて、それと今と果たしてどちらが良かったのか、そんなことを考えるときも結構あります。

味噌汁の冷めない距離に住むのが一番と昔から言われているけれど、我が家の場合は一年に一度会えるのか、死に目に会えるのか、そんな親子関係になってしまうであろうことは明白で、なんとも寂しい限り。

住居費がもったいないから一緒に住まわせてくれなんていう子供の方が私としては嬉しかったかも。

ま、こういう考えを持っているというところがまさに子離れできない親だと思うのだけれど、親兄弟でさえも離れ離れになって苦労しなければ生きていけない世界じゃないわけで、私としては子供達を感じられる場所、距離で生きて行きたいし、死にたいなぁ。

面白いのが、こういう考えって女性的かと思いきや、うちのヨメさんは全くそういう考えを持っていない。かといって夫婦仲良く生きていけるように努力しているってわけでもなくて、自己中。(笑)

私って自己中なのか自分では全くわからないのだけれど、子供が幸せなら私は幸せって感じですわ。自分としてどうしてもやりたいことってないし。

ということで、可能な限り子供達のストーカーをやってやろうと思ってます。(笑)

昨日行ったレストランは、タイラナ。ラブラドールにあるタイレストラン。

ここはやっぱり良いと思うなぁ。あまり好きじゃなかったタイ料理が好きになったのもこの店のおかげ。料理という意味ではどこもアウトだと思ったほうが良いゴールドコーストで、繊細さを感じさせてくれる数少ない店の一つだろうと思う。自分でも不思議だと思うのは、繊細さって濃い味や大味の中にはないはずなのに、ここのタイ料理にはそれがある。

で、この店は安い。でも決して安っぽい料理じゃない。

昨日食べたのはこんな感じ。いつもは一品料理を頼むのだけれど、昨日はお奨めのコースにしてみた。

定番中の定番。エビフライ(衣はココナッツ)、カレーパフ、春巻き、サテ。

それぞれ用のソース、タレ。何でもかんでも醤油じゃなくて食べるものによって違うのが当たり前で、これがバラエティの広さを感じさせるポイントなのかも。でも醤油系が好きな我々はナンプラーに唐辛子を刻んだものを頼んだ。

タイでこのナンプラー+唐辛子を何ていうのか聞いたところ、「プリックナンプラー」とのこと。プリックはPrik。Prickではない(笑)。中華の「ラーチュウスィーヤォ」と共に覚えておこうと思う。

これは海老の天ぷらというのだろうか。いわゆるハニープロウン。いつも行く中華で食べるものより味が繊細なのが面白い。

イエローカリー。私の大嫌いな鶏の胸肉だけれどやっぱり調理法によっては美味しく食べられるから不思議。

牛肉炒め。

その他、もう一品あったろうと思う。そしてデザートとコーヒー。

これはコースになっていて上の写真に出ているのは二人前。

結局タイ料理も中華も同じで、普通に頼むと一皿が大きいのね。だからいろいろ頼めない。最近は、もう開き直ってガンガン注文して、残ったものはテイクアウェイするというのが習慣づいてしまったけれど、やっぱりその店で完結する量、種類であるのが一番。そういう意味でこのコースは美味しかったし、デザート一つとってもありきたりのものじゃなくてちゃんとした料理で、量も種類も全く問題なし。

料金は一人32ドルX2。今時のゴールドコーストではこういう値段で質、量、種類に満足行く料理を食べるのはかなり難しいと思う。

持っていったカメラはFujiのX10。これってホワイトバランスもアホじゃなくて、ISO1600でもそこそこで、そしてレンズが明るく多少のボケを期待できる。上の写真は結構明るく写っているけれど実際はかなり暗い店で見た目はこんな感じ。

でも私としてはもうちょいボケが欲しいわけで、最近人気上々のコンデジでセンサーも大きくレンズも明るいソニーのRX100が気になる。でも調べたところ、RX100のワイド端は良いけれど、あとはX10と似たりよったり。またRX100はマクロが弱そう。寄れそうで寄れない。

でもねぇ、RX100のあの大きさって魅力。これってかなりの高得点でフジのX10より小さくて薄い。ポケットに楽々入る。x10はポケットには入らない。

結局小型だと言ってもポケットに入らない小型ってたいして意味が無いのね。肩から提げるなり大き目のバッグがないと駄目で、自分がカメラを持っているということを忘れることは出来ない。でもポケットに入る大きさだと、それを持っていることさえ忘れることが出来る。

これは小型軽量だから良いと言われるし私もそう思うミラーレスも同じなのね。次男の卒業式でシドニーに行ったときにはソニーのNEX7を持っていったけれど、確かに小さいけれど、それは一眼レフに比べて小さいというだけの話で、常にカメラを携帯していることが頭の隅にあって、邪魔なんてもんじゃないわけです。

だから、常にカメラを携帯している意識を持っていなければならないのなら、中途半端に小さくても意味が無いわけで、ソニーのNEX-7に至ってはカメラは小さくてもレンズはでかいわけで、これって頭隠して尻隠さずのおっちょこちょいに似ている気もしてくるわけです。

だからといって、じゃぁ普通の一眼はいかにも持ってます~ってなるし、交換レンズを考えればカメラのためだけにそれなりの大きさのバッグを持たなくてはならない。そりゃ最初から写真を撮るつもりならいいだろうけれど、出かけたついでに撮る程度の写真だとしたらやっぱり一眼はでかすぎ。NEXも中途半端。

で、やっぱりマイクロフォーサーズかなぁと思う今日この頃です。

マイクロフォーサーズ陣営のレンズは明るくて小さなレンズが多く揃っているので、システムとしてはNEX-7を持って歩くより楽。

で、マイクロフォーサーズはどうしても高感度特性がイマイチ。でもAPS-Cのカメラと同じ感度で比べるのは私は馬鹿げていると思っていて、明るいレンズがあるのだからそれを使えば、一段二段、ISO感度を下げることが出来るはず。そしてそういう明るく、そして小型のレンズはマイクロフォーサーズには揃っているし(他社のミラーレスにはそれがない)、多くは小型軽量だからシステムとして持ち歩くにも負担が小さい。で、私としては一番気になるボケも明るいレンズなら結構いける。

とまぁ、これが私の結論なんですが、でも今の時点で欲しいと思うマイクロフォーサーズ機は無し。オリンパスのE-M5も良いと思うのですが、私としてはああいうカメラカメラした形状ではなくて、ペン型の方が好き。

と思っていたところ、E-PL5なる機種がでそうな雰囲気。センサーはE-M5と同じで、形状はE-P3とE-PL3を合わせた様なものらしい。つまりペン型で稼動液晶。ファインダーは無し。これってかなりよさげ。

楽しみ~。

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