ヨメさんが歯が痛いというので予約を取って歯医者に行ってきた。
どうもクラウンの下の歯が割れたようで、結構長い時間掛けて治療。これで終わりだと思ったのだけれど2週間後に専門医に行けとの話。専門医?なんで?と思ったけれど細かい治療の話をされても良くわからないので(笑)、まぁ、行けばいいのかと簡単に納得。この日、治療代は190ドル、ヘルスファンドの助けもあって結局120ドル弱。ま、こんなもんでしょ。
そのときの事、4ヶ所のかつて詰め物をした歯も悪いと言われ、それも治療することになった。で、二回通い、トータル900ドル程度。一本あたり200ドルちょっとと考えればこんなものなのか。
そして専門医。歯の治療はとりあえず済んでいるのだけれど、この治療では今後悪化する可能性があるとのこと。だから完璧に治しましょうと。どのくらい治療費が掛かるのか聞いたら2300ドルだと!
キタキタキターと思って、ちょっと言ってみた。私達は退職者で高額治療費を払えるほどの余裕はなく、それ以外の治療法はないのか?
専門医いわく、悪化するとしてもそれが明後日なのか来週なのか来月なのか3年後なのかはわからないけれど、悪化した場合は「抜歯」となるだろうとのこと。
ほんとですかねぇ。この抜歯なんて言葉を聞けば歯の治療は美容のひとつになっている現在でヨメサンが喜ぶわけが無い。ということで、じゃぁ、宜しくお願いしますと、その治療を頼んだ。
治療を見ていたのだけれど、たった一本の歯の治療で、それも差し歯をつくるわけでもなく、いつものようにドリルで穴を開け綺麗にして、蓋をして終わり。じゃぁ、一番最初の治療はなんだったの?ただの応急処置?
あとで聞いてみたらヘルスファンド(保険)からはほとんどお金が出ないらしい。つまり、これって一般的な治療じゃなくて特殊な治療、普通ならやらなくても良い治療って感じがする。
こんな歯が一本痛いくらいでなんだかんだ2500ドル以上掛かるってなんか納得がいかない。歳を取った退職者でお金が無い人はいくらでもいるわけだけれど、そういう人たちだったらどうするのか?今回最初にやった保険も下りるような治療をしてその後、放置。悪くなったら抜く?
まぁ、昔を思い出してみると歯の治療ってそんな感じだったような気がしないでもなくて、今はどうにか自分の歯を残そうとする。これにお金が掛かるんだと思えばその通りなのかもしれないけれど、なんだか金儲けのベルトコンベアに載せられているだけのような気がしないでもない。
日本の歯の治療費や保険がどうなっているのかわからないけれど、このオーストラリアの治療って妥当で、治療費もそんなもんなのだろうか。友人に聞いても、そんなもんだと笑ってる。
この数週間、歯が痛いと歯医者に行ったらなんだかんだで3500ドルを超えた。なんだかなぁ・・・・・・・・・・