セキュリティアラームが大変なことになりました。って今借りているコンドじゃなくて自宅の方。2年前から売ろうと思っているのに市況がドンドン悪くなって放置状態の自宅です。
昨日、知らない人から携帯に電話がありました。自宅の近所に住んでいる人から。
な、な、なんと!
我が家のセキュリティが作動してこの4日間鳴りっぱなしだとのこと。 (゜◇゜)~ガーン
何で今までわからなかったのか・・・・。セキュリティ会社からは電話はないし、その電話の主いわく、連絡を取ろうにも取れず、たまたま我が家の庭の手入れをしているローンモウワーがいたので私の電話番号を聞いたとのこと。
平謝りなんてもんじゃなくていまだかつてこれほど謝ったことがないくらい平身低頭で、思いつくままの最上級の謝りの言葉を羅列しました。鳴りっぱなしと言っても24時間鳴りっぱなしじゃ無くて、何時間かあけて30分ぐらい何度も何度も鳴るらしい。真夜中も・・・・・。(┰_┰)
このアラームってビーーとかブーーーとかいうアラームじゃなくていわゆるサイレンなんです。ホワンホワンホワンとそれはそれはけたたましい音。まず隣近所でこれが鳴ると(どこでもこれを設置してる)、夜中だったらびっくりして飛び起きます。で、それが鳴り止まないと間違いなく泥棒が入ったと思って良い訳で、近所の人は表に出てその家をチェック、というか気をつけて見るわけです。で、もしその家に誰も居ない場合は、セキュリティ会社がすっ飛んでくる。彼らに家の鍵も渡してあるので、家の中に入ってチェックするわけです。当然、家の周りをぐるっと回ってどこか壊されていないかもチェック。
ちなみに、まずセキュリティが作動した場合、セキュリティ会社はそれをモニタリングしていますから、すぐにその家に電話をしてきます。で、誰か出た場合、何か変わったことがあったか?問題ないか?と聞いてきます。そして最後に暗証番号を聞いてきます。もしこれが答えられなかったり間違えている場合は、泥棒が電話に出たと判断して彼らはすぐに警察に連絡をするという段取り。電話に誰も出ない場合は、上に書いたとおり、セキュリティのパトロールが家に見に来る。
でもセキュリティ会社は何もしていないみたい。それじゃセキュリティにならないじゃんかよぉ~。
で、セキュリティ会社に電話をして状況を説明したのですが、何てことも無いように、システムエラーですね、とのたまう。どんなエラーかというと家とセキュリティ会社を結ぶ電話回線がおかしいと。しかしねぇ、それってエラーじゃなくて、泥棒なりなんなりが家に入る前に電話回線を切るケースもあるわけでしょ。それを想定してそのエラーが出た場合はやっぱりすぐに現場に急行して様子を見る契約になっている。でも彼らはそれをしていない。ったくもぉ。
どうにかする方法がないのか聞いたところ、電話回線を直すしか無いっていうんですよ。
で、電話会社に電話。回線を調べてもらったところやっぱりおかしいと言う。ではいつそれを修理してくれるのか聞いたら48時間以内には直せるはずだという。
駄目なんだよぉ~。サイレンが鳴りっぱなしなんだからすぐに来てくれないと~~~~。
うううう、ここはオーストラリアだった。すぐに来てくれと言って来てくれるのは救急車だけだった・・・・。(警察もよっぽどじゃないとすぐ来ない国)
そこでまたセキュリティ会社に電話。どうにかサイレンを止めたいと。
すると止める方法があるというんですわ。セキュリティボックスを開けて電池を抜き、スイッチを消せと。
おいおいおい、さっきは電話回線を直すしかないって言ったじゃないか!
てなことを言ってもどうにもならない国ですから、慌てて我が家へ直行。
すると・・・・・・・・。
ホワンホワンホワンホワン~~~~~~~~ともの凄い音でサイレンが鳴っている・・・・・。(┰_┰)
家に入ってセキュリティボックスがある場所へ行き、言われたとおり電池を外し、スイッチを切った。
止まった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
まぁ、止まったのは良いのだけれど、ご近所さんにどう謝ったらいいのか。
とにかくこのサイレンって凄い音で、夜中だったら多分1-2キロ離れていても聞こえるんじゃないだろうか。普段でも静かな夜は川の向こう岸の家の窓を閉めるパシャンって音が聞こえるくらいだし。
早くこういう面倒なことは終わりにしてマレーシアに行きたい。
余談ですが、セキュリティ会社の応対に関して。
彼らは最初は「電話線を直すしかない」と言った。次には「電池を外してスイッチを切れば大丈夫」と言った。
こんなことは日本ならありえないわけですが、どうしてこういう応対になるのかですが、これはこちらにも責任があるんですね。最初に私が聞いたときには「サイレンが鳴りっぱなしなのでシステムを正常に直すには?」という聞き方をしたようです。で、この答えとしては「電話線を直すしかない」は正解なんですね。
ここで日本なら、こちらの状況を考えて、サイレンが鳴りっぱなしで困っているのがすぐにわかるわけだから、サイレンの止め方を教えてくれるのが普通。
でも、オーストラリアでは聞かれたことに関してはちゃんと答えたということで、なんら問題はないわけです。ではどうして次に「電池を外してスイッチを切る」と言ったのか。それは私がはっきりと「サイレンを止める方法はないのか?」と聞いたから。
これなんですよね、外国の困るところは。日本みたいに相手の身になって考える習慣がない。
でもそれが世界の常識だと私は思うわけで、もし文句を言っても彼らは「You didn’t ask」というかもしれない。聞かなかったのはお前だと。俺は聞かれたことにちゃんと答えた。そして余計なことは言わない。
これがサービスかよと思うわけですが、訴訟社会を想像してみると、余計なことは言わない。客が聞いてきたことに関してはちゃんと答えるというのが大正解だというのがわかります。
気の利かない彼らに文句を言うのじゃなくて、日本の常識、慣習が特に変わっていると思ったほうが将来自分が受けるであろうリスクのコントロールになるってことでしょうね。ま、やっぱり自己責任。これがいつも着いて回る。