チャートには本当にいろんな種類があるのだけれど、歴史的に言うとチャートの種類も分析方法も日本が世界を抜き出ています。世界中で使われているローソク足も日本生まれ。ただそれらを利用して世界は進んできて、私が思うに、現在ではやっぱり海の向こうの手法の方が科学的で良いと思っています。
で、日本の伝統チャートである連行足チャートに注目してみました。ある一定の値動きがあったら足を追加する方法で、これを使うことによって細かな動きを排除することが出来る。
今日のEUR/USDだけれど、下のチャートはいつものチャート。その長い時間の値動きが連行足を使うことによって上の様に簡素化されます。このチャートでは連行足に平均足を掛けています。
これなら初心者でもどうにかなるような気がしないでも無いんですがどうですかね。
この時間のEUR/USDの動きが良いとは思わないし、通常のやり方でも5Pips抜きは結構難しいはず。中には5Pips抜きが出来るような動きもありますが、私だったら3pipsで十分という前提で入ります。
で、3pips抜ければ良いとした場合、連行足でもどうにかなるし、また普通にインジケータは掛けられますから動きを追って3pipsの決め撃ちではなくてトレンドを追いかけてもいいかもしれない。10pips抜けることもあるかも。
この上下のチャートを見て、どちらの方がやりやすいと感じるんでしょうか。
私はそりゃ慣れている下の方が良いです。下のチャートを使って出撃した場合、10pips抜くなんてのはほぼ不可能ですが、その代わり出撃場所がいくらでもあるんですね。気の短い私としては出番が多いほうが嬉しい。
これがいつものチャート。
また連行足は平均足もそうですが、細かな動きを排除するにしても排除しすぎという感じが無くはなくて、目隠しをしながらチャートを見ているような不安を私は感じてしまいます。ま、両方並べて、また連行足にあったインジケータをつければ面白いことも出来る予感(いつもはしないピラミッディングとか)もあります。でも手法を変えるって結構難しいんですよね。変えるんじゃなくてプラスするんだ、なんて思っても我が頭脳はそれに耐えられるほど出来が良くないし。
全く何もわからないヨメサンにやらせてみるかなぁ。
実はですね、ある知り合いから、初心者でも出来るような手法を考えるのは良いことだけれどそれは諦めたほうが良いと言われました。無駄だと。また無理だと。
これってポーのスクーターさんにお会いしたときに同じことを言われまして、やっぱり無駄なことをしているのかと思ったり。
でもま、私の手法って固まっていますが、いろいろ考えると自分にもメリットはあるんですね。気がつかなかったことなんて山の様にあるわけで、あーじゃこうじゃやっている内に自分にとって有効なアイデアがひらめいたり。この連行足にしてもスキャルに使うんじゃなくて、もしかしたら日足で見るなり、30分足程度の足で、スイングトレードに使えるかもしれない。変換点を音なりメールで知らせるようにすれば、その時チャートを見て出撃か見送りか判断できるし。ま、自動売買なんてのもその先に考えられないこともなくて、大きなうねりの中の小さな利益を取る手法って自分がモニターに張り付いて実行するのは無理だけれど、自動売買ならそれこそ複数の通貨で動かして放置で良いわけだから面白いことが出来るかも。寝ている間でも働いてくれる。
ま、そんなことを今日も考えながらやっています。
連行足の表示方法に関しては、興味のある方がいらっしゃったら書きます。
いないんだろうねぇ。(笑)