練行足の欠点

相場のことばかりで面白くないと思われている方々がいらっしゃるのは重々承知の上で相場の話を続けます。

面白おかしい、あるいは海外の情報も大事だとは思いますが、私はマレーシアの情報を発信できるわけでもないし、ゴールドコーストの情報は・・・うーむ、なんていうのでしょうか長く在住していると全てが単なる日常になってしまって感激とか新しい発見なんてないんですね(マレーシア在住の方も同じでしょ?)。だから知らない人には興味ある内容があるのかもしれないけれど、本人としては全く面白くも何ともないんです。何を書いていいのかもわからない。(笑)

で、相場ですが、これの読者の反応を見ていますと、真剣さがまるで違うのがわかるわけです。オーストラリア(海外)へ行って遊ぼう~~~~って話はどこにでもいくらでもありますし、そういうブログでいろいろな話は探せるし、でもその情報を見つけたからと言って人生が変わるわけじゃない。

でも相場に関する読者の反応は「人生の浮沈」に関わっているから真剣なんですね。海外でのロングステイもこれに左右されると認識している人も少なくない。これは私としては放って置けませんし、私が情報発信できることはしたいし、そうでなければならないと感じます。特に相場情報はいくらでもありそうだけれど、ほとんどが本屋に並んでいるどうでも良い内容みたいなのがほとんどでしょ?釣りも多いし。

で、最近読者の反応が良い練行足に関してなんですが、これって時間の経過はまるで関係なくて値動きで足がどんどん増えていくわけです。値動きがなければ足は増えず止まったまま。そして長いヒゲができるような動きでも練行足で見ると大きな大きなトレンドとして表示される。これの利用価値は非常に大きくて、これだけでスキャルができるといっても過言では無いのですが、大きく動いたときに練行足の欠点が出てきます。

まずFXですが、そもそも我々が手に入れるデータってかなり間引きされたものであるのはわかりますよね。売買が起きたらその約定ごとにデータは配信されるべきで、その実際の約定データが本来のデータであるはず。ところがデータは証券会社が勝手に作ったデータでしかなく、本来の約定とは全く関係がなく、値動きを見ていても操作されているであろうことが想像できる瞬間もある。

大きく動けばギャップ(窓)ができるのは当たり前ですが、どうもそれをわざと作っているんじゃないかと思う動きが多いような気がするんです。つまり、え?と思った瞬間に大きく値が動く。これってニュースがあったり何か世の中に起きて大きく動くときには当然起きることですが、そんなの関係ない普段の動きの中にもそれがあるように私は感じるんです。これって相対取引の証券会社には大きな利益となるはずなんですね。トレーダーが買おうと思った時にはもうすっ高値、売ろうと思った時にはかなり下げているところでしか売れないということが頻繁に起きる。

世の中の多くのトレーダーは値動きに追従しようとしますから、上がれば買いが集まり、下がれば売りが集まる。そこで値は急激に動くわけですが、証券会社がデータ配信を間引けば当然そこにギャップが出来るわけで、我々は高く買い、安く売るしか出来なくなるってこと。そして現代はコンピュータを使った自動売買がかなり広まっていて、当然我々人間より早いところで注文が出ますから、モタモタしていると置いていかれる。

ま、それもあって、スキャルの場合は足一本でも早く出ないと次の足では大きく値が離れてしまっているというケースが多い。ここがスキャルの難しさであり、証券会社は世界的にごっそり存在するスキャルパーを狩る為のデータ操作を絶対にしていると私は考えています。そんなインチキと思いますが、そもそも多くのFXは相対取引ですから我々の売買相手である証券会社が勝手な言い値を出すのは認められているんですね。

ま、そういうことがあるという前提で、値が飛ぶ、ギャップが出来るというのをわかった上で練行足を使わないと、チャート上では綺麗にコマが並んでいるんだけれど・・と絵に描いた餅で終わります。

これはティック足でも同じで、本来ティックとは約定一つでティック一つです。FXで言えば1万ドルの買いも10万ドルの買いも、5億ドルの買いも一つのそれぞれの約定が1ティックでその約定値とそして「出来高」がデータとして配信される。ところがFXの世界はそういう常識とは離れているんですね。まず出来高が配信されません。でもチャート上に出来高が出るじゃないかと言いますが、それは出来高ではなくてティック数が出ているんですね(ここは確認が必要)。だから本来の出来高を利用するインジケータは使えないって事。意味がありません。1万ドルの売買も5億ドルの売買も同じ様に扱われちゃうんですから。

本来、値が大きく動くときには出来高そのものも膨れますよね。そして売買も集中するからティック数も多くなる。これを利用して出来高足なりティック足なりが機能するわけです。

ところが証券会社がティックを間引いたらどうなります?

値動きだけ大きくてティック数に変わりがなかったら?(本来そういうことは有り得ない。いやあまりに約定が多すぎると同じ約定値の取引をいくつかをまとめて1ティックとして送ってくるデータベンダーもありますが出来高のトータルに狂いは無い)

これの操作を証券会社ができるのがFXの世界。

つまり、ティック数が大きくなればティックチャートではそれが分解されてなだからなスロープになるはずが、ティックを間引かれたらティック足なのに大きなヒゲが出てしまう。これじゃ意味がないじゃないですか。

値が大きく動くときには小さな額の取引も、大口も入ってくるわけで、でもFXのデータとして配信されるデータは、超大口の取引が数件入ったから大きく動いたという風にしか見えないわけです。

全く事実と異なるデータしか我々は手に入れられないということ。

FX全盛の時代で、おいでおいでする理由が良くわかりますよね。スワップもどこが高いの安いの言いますが、本来あれだって各証券会社ごとに違うっておかしいでしょ?あれって短期金利の差なんですから、スワップが大きいところは誰がその原資を出すんです?金利が証券会社ごとに違うなんて事は有り得ないわけですから、スワップが大きいということは証券会社が販売促進費として上乗せしているってことがすぐにわかります。広告宣伝費とも言えるでしょう。じゃぁ、誰がそれを負担する?ましてや彼らの利益であるスプレッドが小さいなんて、おかしな話じゃありませんか。

話がいつも通り長くなるので、結論を言うと、練行足もティック足もFXではまともに機能しないということ。

これを頭に入れておくことは大事だと思います。そんな時にフトMT4を考えてみると面白いですよね。ティック足も練行足も標準装備されていない。これって、そんなもの使っても意味がないよというFXという私に言わせればインチキ業界と、それを支えるMT4の開発会社が馬脚を現しているような気さえしてきます。(笑)

では昔から相場の世界で使われているチャートソフトを見渡すと、標準装備されているのが普通。データはどこから買っても(買うのが普通)同じだし、チャートソフトの開発メーカーはトレーダーの側に立っているのが良くわかります。MT4の様にサーバーに入れる様々な(怪しい)プラグインがある(らしい)のが暴露されている世界とはまるで違う。

ではどうするか?

真剣にやるのならいつも書いている通り、私は先物に行くべきだと思います。あるいは実際に銀行や生命保険、大手の機関投資家が使う証券会社を使い、彼らと同じデータフィードを手に入れるしかないと思います。

そこまでやらないと駄目?と思いますが、私はFXの現状を考えれば考えるほど、こんな出鱈目な世界で一生懸命になる自分がバカに思えてくるんです。それが性格的に許せない。

でも個人投資家が少ない資金で為替売買の世界に入れるようにした功績はFXにあると思います。これで大損した人もいるのと共に、若くして人生を花開かせた人も多くいる。これはCFDも同じで、では日経225を売買したいと思っても、先物はなんだか敷居が高いですよね。証拠金もそれなりに必要ですし。まぁ、ミニという10分の1の規模のものがいろいろ出てきていますからやりやすくはなっているのでしょうが、参入のしやすさはFXやCFDとは随分違うと思います。

で、今私が考えていることですが、FXやCFDという(私に言わせると)インチキ業界でも広く一般に参入しやすくしていることによる彼らの弱点もあるんじゃないかということ。それはトレーダーから見れば長所なわけですが、例えばCFDがほぼ24時間動いているのもそう。日経225を24時間売買できるなんて夢のようです。当然、個別株のCFDも存在していてソニーだろうがトヨタだろうが、そして投資資金がかなり小さくても小さい単位で24時間売買できる。そしてなおかつ自動売買さえできる。

彼らは昔からある先物より長所をアピールしないとなりませんからかなり無理をしているところもあるような気がするんです。そこが我々にとっての付け目になる。CFDもスプレッドが小さい業者はかなり利用価値があるんじゃないでしょうか。私としては日経225に関しては先物よりCFDの方が有利に感じています。これはDAXもそう。NYダウもそう。ただ残念ながらBundに関してはスプレッドが大きすぎて駄目。

ここも本当に面白いと思うんですよ。Bundとかああいう国債みたいな元が大きなものって値動きが激しくないという特徴がある(日本国債JGBもそうだと思う)。それをティック足、練行足で表示させたらもっと動きが滑らかで見やすくなる。これなら行けるぞ~と思うとスプレッドが大きくてスキャルが出来ないようになっているのね。彼らもその辺をちゃんと考えているんでしょう。(つまり先物をやれば良いってこと)

でもDAXやNYダウのスプレッドを大きくしたら誰も近寄らない。彼らもそれじゃ困るからスプレッドを1に設定している。これは我々にとっては大きなチャンス。でもその代わり、データは操作されていると考えるべきでしょうが。(笑)

これからの私の課題ですが、為替の先物の売買データとFXのデータの違いをしっかり見てみたいと思います。先物は約定ごとに出来高も入ってきますし、データの歯抜け、間引きなんて事は有り得ませんし、楽しみです。

ところで私はFXという言葉を本来の意味ではなくて、FXの取引をさせるOTC、ECNを含めた昨今大流行の業界のことを言っています。Foreign ExchangeとしてのFXではありませんので誤解なきよう。

     
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