[KL旅行] 食事その2

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今回のKL旅行での食事にハズレは無かったような気がします。どこでも美味しかった。そして安かった。

こういう店はやっぱりワクワクしますね~。でも食べるものって結局決まっちゃう感じがしないでもない。

主にショッピングセンターの中の店で食べたのですが、在KL6年になる姉に言わせるとやっぱり美味しい店を探すのは難しいらしい。というのは店の味が随分変わるから、というのが姉の弁。オープン時は良くても3ヶ月もすると駄目になる店が多いとの事。我等夫婦が気に入ってたヒルトンのチャイナ(店名)も今では見る影も無いと言っていました。

旅行者の我々としては店の差がわかるほど食べこんでいませんし、特に和食に関しては何を食べても\(^_^)/状態で幸せ一杯。でも慣れてくるとあの店はどうじゃ、この店はああじゃとなるんでしょうねぇ。

中華に関してはオーストラリアの中華と大差があるとは思えません。材料も味もかなり似ている。ただ違うのは料金。(笑)

ああ、大いに違いがあるのはこれですかね。

ゴールドコースト(クイーンズランド州)はいちおう海産物が豊富という事になっていて、海老だけはごっそりあるのですが、調理方法が駄目。まず海老を生きたまま置いている店は皆無で、水槽に魚じゃ蟹じゃアワビじゃロブスターじゃと置いているのに海老はない。こちらでは数種類の海老の養殖も盛んで海老は豊富なのにそういう状態。我が家のベランダから見える対面に小さな漁港があって、毎日毎日ごっそり海老を水揚げしているのに美味しい海老を手に入れるのが難しい状態。

でもどこにでもあるのが茹で海老なんですが、これがまた味がしっかり抜けるまで煮込んだんじゃないかと思うような海老ばかり。味が完全に抜けていたりパサパサで恐ろしくしょっぱかったり。

この手の料理はゴールドコーストでも定番。

ただ不思議だったのがこれです。牡蠣。これはオーストラリア産だということですが、こちらではこれだけ大きな牡蠣は市場に出回っていません。また中華でこの手の料理で使われる牡蠣はニュージーランド産が多い。なんなんでしょうねぇ。

でもオーストラリア人が食べる牡蠣料理っていわゆる生牡蠣として食べるのが一般的ですから、大きな牡蠣は合わないのはわかる。またニュージーランドで食べた有名なブラフオイスターも大きい割には腹が小さいのね。やっぱり生食用に合う大きさとか種類があるのだろうし、大きな牡蠣は輸出専用なのかも。

今回は滞在期間が短かったので中華と言っても定番を食べて終わりだったのが残念でした。マレーシアらしい中華はいっぱいあるのにそれを食べる機会はありませんでした。

ああ、ただ蟹鍋に連れて行ってもらいました。いわゆる火鍋屋さんなのですが、最初にマッドクラブをごっそり入れて蟹三昧。そしてその後、いわゆる練り物とか麺類を入れて食べるのね。これも美味しかった~~。

マッドクラブはゴールドコーストでは有名な産物で、我が家(自宅のほう)の目の前の川でもいくらでも獲れます。家では塩茹でで食べるのが一般的で、店で食べる場合には中華風に調理したものが主流。でも鍋というのは初めてでした。

というのはマッドクラブってまさに泥ガニなわけで匂いに癖があるんですね。かなり昔ですが、自宅前で捕まえたマッドクラブを日本風鍋に入れたところ、泥臭さで酷いことになり全て捨てた経験があります。ですからマレーシアの蟹鍋と言ってもまさかマッドクラブとは思いませんでした。

ところが全く臭くない。やっぱり魚と同じで綺麗な水の中で飼って泥抜きをしているのだろうと思いました。非常に美味しかった。ゴールドコーストでもああいう料理を出したら流行るだろうになぁ。

番外編ですが、かなり美味しくて感激したものがありました。それはトンカツ。(笑)

ワンウタマショッピングセンターの伊勢丹の二階。そこにある「まめとん」という店。

私はトンカツと言えばロースカツ派なのですが、ここのジャンボロースカツは美味しかった~~。本当に何年、いや何十年ぶりに食べた感じです。オーストラリアにトンカツは無いのか?それは聞かないお約束。(笑)

この店は気に入りまして、一人で二度行きました。二度目は「ジャンボエビフライ」が美味しいと聞きましたのでそれを頼んでみました。海老、ロース、ヒレのセットです。

エビフライは30センチ近くあったんじゃなかろうか。でも残念ながら中身は細く、衣ばかりが分厚かった。これじゃ意味がないですよね。もう30年以上前の話ですが、フィリピンの日本料理屋で食べたエビフライを思い出しました。まさにこのくらいの大きさだったのですが、噛んだら中はぶっとい海老。最近は日本でも見なくなりましたが、いわゆる大きな大正海老だろうと思います。そんなエビフライを想像していたのでがっかりでした。でもこの店のトンカツはかなり価値がある。ゴールドコーストにあんな美味しいトンカツはないと思います。

そして楽しみにしていった店がここ。麺屋武蔵。

私はラーメンは結構好きなんですが、旅行で食べることはまずありません。だって食事の回数は限られているのにラーメンを食べたら他のものを食べるチャンスが減るわけですから。(笑)

でもヨメサンの具合が悪く彼女は部屋で寝ていましたので、一人で「お食事」というわけにもいかず、ま、ラーメンでも食べようかと・・・・。

これは正直Xでした。駄目。写真と現物と差がありすぎますし、チャーシューが美味しくなかった。また麺も私の好きなタイプじゃなかったし、この店に入ったのは失敗したと思いましたっけ。でも後で聞いたところ、スープは私が頼んだ「赤」じゃなくて「白」は美味しいとのこと。でも再び行こうとは思いませんでした。

この一角に「一郎」という寿司屋があって、これはあの「天」の姉妹店。ネットでも美味しいと書かれていたので楽しみにして行ったのですが・・・・・

あの「天」の姉妹店ですから悪いはずがないと思うものの、いわゆるなーんちゃって寿司の部類でした。多分オープン当初は良かったのかもしれませんが、場所、客筋、売り上げによって内容を変えるのは当たり前で、あの場所にあった店に変更したのかもしれないと思いました。

やっぱり海外での和食って難しいのはどこも一緒みたいですね。日本人の口に合わせたら原価はどんどん高くなるし、それでも日本人は高いの美味しくないのと文句を言うし、それでいてしょっちゅう来るわけでもないのにね。

でもクアラルンプールはまだまだチャンスがあると思います。やっぱりねらい目は金持ちの現地人でしょう。ごっそりいますもんね。日本人を相手にしてもしょうがない。ゴールドコーストに比べてよい和食の店が多いのも、結局、それを支える現地人がいるからってことなんでしょう。

和食の店で気に入った店があります。それはカーブの中にある「稔(みのり)」という店。元々、ワンウタマの「蔵」にいた板前さん(中島さん)が板長でやっている店。オーナーはマレーシア人とのこと。

この店は良いと思いました。雰囲気も良いし、また出し物もしっかりしていると印象があります。そして料金はリーズナブル。昼食で二回行きましたが、大満足です。

この刺身を見てください。グレードの高さがわかると思います。

焼肉と寿司のセット。寿司はアップグレードしてもらったものですが、これが2000円そこそこって信じられます?

別の日に食べた鯖の塩焼きとお寿司のセット。私はこんなしっかりした立派な鯖を食べたのはこれまた何年ぶりかで本当に大満足でした。オーストラリアで食べる鯖は日本からの物、韓国からの物(これはそこそこいける)ももっと小さくてペラペラの寂しい鯖です。もちろん脂の乗りがまるで違う。

セットのお寿司もアップグレードしてもらったとは言え、グレードの高さにビックリです。鉄火巻きもなんとトロ巻きです。それも赤身と脂身を混ぜて作った回転寿司にあるような専用の具材じゃなくて、ちゃんと中トロから作った鉄火巻き。私はこんなのを食べるのは本当に20年ぶりかも。バブルの頃を思い出したりして。(笑)

マレーシアで日本食を食べるとお金が掛かるとよく言われますが、確かに食材を伊勢丹とかで買えばそうだろうと思います。それはゴールドコーストとて同じ。でもこういう和食の店に行ってこの値段、もしかしたら日本より安いかもしれないのは驚きです。ゴールドコーストでこのレベルの寿司を食べたら大変なことになります。というかこのレベルはゴールドコーストには無いと断言しても良いくらいで、もしあったとしてもあの「天」ぐらいでしょう。その代わり料金が・・・・・。

マレーシアの食は本当に面白いと思います。レベルも様々で種類も多く、いかようにでも出来そう。

私が気になっているのはまだ一度も行ったことのない韓国スーパーです。と言いますのはゴールドコーストでも日本食材は高いわけで、昔から中国スーパー、韓国スーパーで和食の代用品を探してやりくりするのですが、近年韓国スーパーが非常に面白いと感じています。かなり多くの食材を韓国物で代用できるし、値段が日本物とはまるで違うのね。ですから自宅での食材はその辺をうまく利用して、どうしても無いものは伊勢丹、あるいはこのブログでも何度も紹介しているように日本の楽天が最近頑張っていて、海外送料無料キャンペーン、つまり日本にいるのと同じ値段で食材を買うこともできるようになって来ましたので、それらを組み合わせればいろいろ出来そうです。

ゴールドコーストの食生活と比べたら雲泥の差がでるであろうことは間違いが無く、和食党でも全く問題なく、そして安くやりくりするのは可能だと思います。

でも外食がここまで安いと、夫婦二人で家で料理をする機会はかなり減るかもしれない。子供がいるわけでもないし、家でパーティをやるなんてこともほとんど無いだろうし、もし気の合う仲間が出来たら家でパーティより食べ歩きのほうが面白くなるはず。

それと話は和食に戻りますが、お店の人と仲良くなるのはやっぱり大事だというのを再確認しました。これは日本でもオーストラリアでも同じですが、大都会のマレーシアでさえ、そして我々のような旅行者でもそれがわかるくらいなのは面白いと思いました。良いと思う「稔」も実は姉たちが常連で、良くしてもらっているというのがわかりますし、初日に行った「蔵」も板さんと仲良くなると出てくるものも変わるのがはっきりわかりました。やっぱり店と客って持ちつ持たれつの関係維持が大切だと思いました。

これを比べてみてください。初めて行ったときの100RMの刺身と二度目に行ったときの100RMの刺身の違い。

これが初日。

二回目。

気に入った「稔」ですが、意地悪な私達はあえて日本人の板長が休みの日に行ってみました。板場に日本人の板前はいません。さて、どんな違いがあるのか?

それがですねぇ、全く変わらず。ブレが無い。これも凄いと思いました。これが店の実力なんだろうと思います。

マレーシアには超高級店と言われる和食の店がいくつかありますが、正直なところ、我々には全く行く必要がなさそうです。「稔」や「蔵」で十分。

あとは飲める店を見つけなくてはなりません。これは和食にこだわりがある店の必要もまったくなくて、普段使いで気軽に食べて飲める店。

それの第一候補はおおにしさんの店「さくら桜」。スバンにあるとのこと。実は今回の旅行でもおおにしさんの店に行くのを夫婦で何よりも楽しみにしていたんです。でも酒を飲む雰囲気の旅行ではなかったし、ヨメサンの体調も良くなかったのでとうとう行くことはかないませんでした。

おおにしさんには行くからねーなんて適当なことを言ってしまって行かずじまい。ここを読んでるかな?ごめんよぉ~、おおにしさ~~ん。

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