椰子農園投資 その3

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マレーシア国内における投資話にどんなのがあるのかという興味を持っている方は多くいらっしゃると思います。私も同じ。

ですので、良い悪いは個人が判断するものとして、私が見つけたり、積極的に情報提供をしてくれる方がいらっしゃればそれをこのブログで紹介したいと思っています。

で、椰子農園投資。今まで数回に渡りこれに関して書いてきましたし、ブログの読者の方からのコメント、代理店の方のコメントもあり、理解は多少深まってきたと思います。

今までの日記のやり取りはこれ。それぞれクリックするとそのページが表示されます。

○ マレーシアこんな投資案件がある
○ パーム椰子農園投資に関して
○ 椰子農園投資 その2

このスキームをやっている会社は何社かあるわけですが、8-12%という驚異的な配当があるので非常に面白そう。ただ日本では安愚楽牧場の破綻もありましたし、なんて名前か忘れましたがアメリカの医療費の保険請求代行業務みたいなもので日本円で8%程度の配当を出していた会社が結局は詐欺で、莫大な被害が出たのは記憶に新しく、また配当が高いのには必ず裏があると考えるのが普通で、そうじゃなければ一般に売らず、自己資金、借り入れでやれば良いわけですもんね。

ですから「あやしい・・・」と思って見るのが当たり前で、そのまま信じるのは馬鹿げているというのが私のスタンスです。これは銀行が薦めて来る案件も同じで、金利の低い現在では仕組み債のように一般にはわかりづらいものが氾濫していますし、日本においても個人法人問わず、大きな損失がでて裁判沙汰にまでなった。これは説明不十分で、いかにもその利益、配当が確約されているような説明をした。リスクの説明が足りなかったという点が問題になりました。

考え方として、見えないリスクがこの投資にもあるのではないかと考えるのが当たり前ですが、正直なところ、それを払拭するだけの(私にとって)十分な情報提供はいまだありません。代理店からの資料、販売会社のサイトから考えるしかありませんが、そもそもこういう未知の投資案件に関しては「何を聞いたら良いのか」さえもわからないというのが私の本音です。

読者の中には徹底的に各社のファイナンシャルデータを調べ(各社のサイトに載っている)、これには手を出すべきでは無いと判断したかたもいらっしゃいました。私は確認できていませんが、というかファイナンシャルデータの読み方がわかりません。特に、このような投資の場合の資金がどう動き、どのように会計上扱われるのかが全くわからず、会社のB/Sなどを見ても私には判断ができません。

ただその方は、ある会社は債務超過に陥っている、銀行からの借入金が無い(これも投資会社としては不思議)、また非常に大事な監査法人が途中で入れ替わり、再監査が行われたというまともな企業ではありえないことが起きていると指摘もありました。

またある会社は、このスキームを途中で終了させていたのも調べているうちにわかりました。これは破綻をし投資家に被害が出たわけでもなく、約束の配当に上乗せをする形で終了させていただきたいとの会社の申し入れに投資家がそれを受け入れたと言う形。ただ、なぜそうなったのかは新聞にでも出ていましたが、「このままでは続けられない」という経営サイドの判断。理由は他の日記にも書きましたが、「土地が痩せていて急斜面だったこと、害虫被害がコントロールできなかったこと、悪天候が理由であったと。」

つまり予定通りの収穫ができなかったと言うことですね。でも倒産することは無く、それどころか投資家は予定より早くスキームは終了したものの、予定より多くの配当を得ることが出来た。これは不幸中の幸い。

でもこの事実を知ったときに私は、まるでお話にならないじゃないかと思いました。私が気になったのはこの会社が破綻(という言葉を使ってよいでしょう)したことじゃなくて、その事実に関して代理店からはなんら情報提供されていなかったってところなんです。

そんなことも含め、情報が足りないと私が書きましたところ、この様なレスを頂戴しました。

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これだけ時間が立つまで回答をしていなかったら、普通の人は私が回答をする術がなく、姿を消したと思っているでしょうね。(汗)

遅くなったのには、夏休みは行ってから業務が忙しく、まともにPCに向かい時間が無かった(ブログも更新できなかった)のが主原因でしたが、一度、半分まで書き上げた際に文章が消えたり、コメントの投稿欄が表示されなかったりと言い訳が沢山有りまして・・・

先ずはCHGSの件についてお話をさせて頂きます。

今年の2月、旧正月イブの日に投資家緊急ミーティングが行われ冒頭から、Tansri Limが出てきて、「理由は聞かないでほしい、これ以上貴方たちに渡す配当が確保出来ないので、残念ながら投資した金額に12%を上乗せして払い戻すのでスキームをキャンセルさせて欲しい、多数決で決めるので投票をお願いする」と言う、通常では考えられない説明会と成りました。 会場には中華系を筆頭に1000人以上の投資家が集まっており、私の中華系友人も何人も参加していました。説明会では信じられないかもしれませんが、誰一人として声を荒げるものも出てこず、Tansri Limに詰め寄る者さえいない状況に正直不思議な感覚を覚えました。 友人に聞いた所、「The End」さっさと原資を返却してもらい、次の投資に回すとの事で、昼過ぎには7割以上の参加者が帰路に付いていました。

8%×5年+12%=52%が今回の我々の5年間での配当で、先日、全ての投資資金が小切手で返却されて来ました。

先週には新聞広告でCHGSのスキームクローズに対する理由と、TanSri LimがRM20Mもの個人資産で全ての投資家に原資を返却した等と、称える内容で、何とも言い難い記事に複雑な気持ちにさせられました。 実際の所は解りませんが、CHGSは破綻など絶対にしていないし、今後はパーム油の販売により莫大な利益を得るのだと私は見ています。 では、なぜ、この様な画策がまかり通り、実行に移されたか? また、他の同等のスキームを販売している会社もCHGSと同じ様な手口で、初期投資分の資金を集め、役割を果たした後に同じ手口でスキームの解除を申し込まれるのではないか?と不安にも思って不思議ではないと思います。でも正直私は返金された資金をすぐさま他社スキームの購入に充てています、その理由は、他の投資案件とのリスク分散を決定して、パーム投資にはある一定の投資をすると決めていると共に、私の中では、今回の事が有ったも更に購入に値する魅力を感じているからです。 

今回、私が損失を出したのなら、当然ながら追加購入などもっての外でしたが、幸い原資も配当も途中までですが、頂いた結果での行動です。 私の友人も相当数が他のスキームに乗り換えています。 今後増えていく人口と食品需要を考えると私にはパーム油の需要が益々盛んになると読んでいます。

危惧する点としては、パーム油の品種改良が進み、マレーシアやインドネシアの気候以外の地域での栽培が可能になった際、供給過剰に成り、市場価格に影響が出るのかとも思っていますが、今の所、多くのパーム農園運営会社はマレーシア企業の為、市場への影響力を保てるのではないかとの希望的観測をしています。

投資商品と言う観点ではないのですが、私は、上記の様な需要と供給の観点からパーム油投資は有望と読んでいます。前回もここに書きましたが、パーム農園の採算ベースは数年前の事ですが、RM600/トンでしたので、今は諸々物価も上昇したのでRM800前後ではないでしょうか? RM1000以下では配当を支払わない、辻褄が合う数字かと思いますが、如何でしょうか?

先日、ビデオの話で少しコメントを頂きましたが、あのビデオをアップした理由はパーム農園の説明がされていたので、パームと言う馴染みのない農園に付いて映像で見て頂ければより理解がしやすいかと思っただけの理由でしが、混乱させてしまい申し訳ございませんでした。

購入に当たり不安点に付いては、直接質問して頂ければ、出来る限り確認して情報の提供をしますので、納得して頂けた結果購入に成ればと思います。 最後に成りますが、このブログを通じて、連絡を頂いたお客さんが多々いましたので、ここでご報告とお礼をさせて頂きます。
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この説明で納得する方もいらっしゃるだろうし、なんで今更・・と思って不信感を増大させる方もいらっしゃると思います。

私としては「良いも悪いも最初から『全部』教えて欲しい」という事に尽きます。上にも書いたように、我々が自分でどこまで調べられるかには限界があるからです。また何を調べたら良いのかさえもわからないのが普通だと思うんです。

会社のサイトを見ればかなりのことがわかるわけですが、市場での評価や既存の投資家の動きなどは会社からの自画自賛の情報からは何も見えません。そこで頼りになるのは代理店で、代理店が会社のいう事をそのまま見込み客に伝えるだけでは代理店の存在意味がないと私は思うのです。逆を言えば、悪いことばかり並べてくれる代理店の方が私は嬉しい。(笑)

私としては今の時点でも全く何もわからないと言って良い状態です。私が知りえた情報では積極的に投資してみようかと考えるまでにも至っていません。でも今でも面白いと思っています。

この辺は私の個人的な偏った考え方でしかないのですが、このスキーム自体が運営会社にとっては非常に儲かるビジネスモデルであろうと確信の様なものがあるから。ここの説明は難しくて「勘」のレベルであると言って良いと思います。本音としてはこれらの各社のスキームではなくて、これらの会社そのものへの投資の方が面白そうだと感じます。

このスキームですが、椰子を育てるわけですから初年度から利益が出るはずが無い。売り上げそのものが上がらないんですから。椰子が育ち、収穫し油を取り、それを販売して売り上げが上がるまでに何年掛かるかその辺も良くわからないのですが、6年かもしれません。この間は本来なら配当も出ないはずですが、でも配当がある。

つまり、6年間8%の配当を出すとしたら、単純計算で投資額の48%は蛸の足を食うがごとく、自分の投資額の中から配当を得るというバカな話です。つまり本当の投資額は48%を引いた52%で、6年を過ぎた7年、8年目に実際の配当が行われる。本来の投資額は約半分と見れば、その額から換算した配当は2倍。つまり、細かい話は前の日記、各社のサイトを見ればわかるように、20%以上の配当だと言うことになります。(そしてそれだけの配当を出せる利益はその後も続くはず)

また、会社によって違いますが、配当を決める一番大事な要素はパームオイルの価格。これが低ければ赤字。高ければ大儲けになるってことですね。またパームオイルのチャートを見てみますとこんな感じ。

ある会社がパームオイルの価格がRM1500を超えたら配当を出すと書いていますので、RM1500にラインを入れました。

パームオイルが世界でどういう立ち居地なのか、また今後の値動きがどうであるかというのは私はこのスキームの判断材料には一切しません。その辺を考える人が多い様ですが、相場に長らく携わってきた私としてはそんな読みになんの意味もないと思っています。

WTIの石油を思い出してください。145ドルから一気に35ドルまで下がったことがありましたよね。4分の1です。これはリーマンショックがあったからですが、相場とはそんなもんで、将来何があるかは絶対に「絶対に」わからない。でもパームオイルは大丈夫なんでしょうか。豪ドルしかり105円が半分になることがあるなんて誰が予想しました?日経平均も同じで、まさか6掛けの価格なんかにならないだろうと思った人たちが仕組み債でごっそりやられたわけです。

WTIの月足。

こういういくら以下にはならないだろうとかの相場の見方って、根拠が無い「期待」だけなんですね。これを投資判断の真ん中に置くのは大間違いだし、「値ごろ感」で売買しないというのは投資の初歩の初歩じゃないでしょうか。というか私はしません。

でも実際にはその値で天国と地獄に分かれるわけで無視はできないのですが、その「期待」で投資をするべきじゃないという考え方です。

また椰子農園投資と言うジャンルとしては良いのかもしれませんが、各社スキームも違うわけで、それぞれの会社の特徴も内情もわからない今の状態は何もわかっていないのと同じ。マクロとミクロとごっちゃにするわけにはいきませんものね。

代理店さんからの情報ではパームオイルの生産コストはRM800ぐらいだろうとの事です。「パーム農園の採算ベースは数年前の事ですが、RM600/トンでしたので、今は諸々物価も上昇したのでRM800前後ではないでしょうか? RM1000以下では配当を支払わない、辻褄が合う数字かと思いますが、如何でしょうか?」

この数字の出所も根拠も書かれていないので、はいそうですかとはいえません。またRM1000以下では配当を払わないのはどの会社かわかりませんが、そういう会社もあるのでしょう。

でもま、その辺りの数値が根拠になっているだろうことは「想像」できますし、パームオイルの市場価格が上がったからと言ってコストも何割アップなんて事は無いはずで、運営会社にして見ると、リスクは(配当しないという形で)抑えられて、利益は青天井に近いものがあると私は読んでいます。

そんなことからも、ある会社がスキームの中止を願い出た時にもプラスアルファを支払うことが出来る(ほど儲かる)、もしかしたら想定利益より彼らの利益が少ない様だから中止を願い出たなんて辺りが真相かもしれないなんて思っています。ですから一般的な破綻とは違うものではないかと勘ぐっています。

会社によってスキームは違いますが、ある一定の年数が過ぎた時点で償還するタイプのものがありますよね。当然、値は販売額。

これも面白いですよね。うまく動いていればその土地はパームオイルをどんどん生み出すわけで、その利益率たるや上に書いたように投資家に実質20%以上を支払っても会社は利益がでるような試算。それが数年後には最初の投資額を返せば会社のものになるんですから。

ましてや過去チャートにあるようなRM3000なんていう時代が来たら凄いことになる。

私はこんな妄想をしながら、このビジネスモデルって面白いなぁと思うわけで、首を突っ込んでみたいというスケベ根性が出てくるわけです。

ま、そんなのは一般的には投資の理由にはなりませんが、私のこのスキームに興味があるのはその点です。

ただ、わからないことばかりですので、真剣に投資をするというスタンスではありません。大変失礼な言い方ですが「興味」を越えることはないと思っています。

というか、私も長年営業畑を歩いてきたわけですが、売り上げを上げるには3種類の情報をきっちり区別し提供しないと駄目なのは明らかで、そういう点で客から見ると上に書いているようにあまりにも判断材料が少なすぎるんですね。で、何を聞いたら良いのかもわからないし、聞いたところでわけがわからない未知の世界であるということ。この情報提供がうまい会社には乗せられちゃうって事もあるわけですが(笑)、最終判断は客がするわけですから、私は情報は多いほうが良いという考え方です。(情報が多いと安心して、故意に大事なところを抜くという手法に引っかかる可能性も増えるんですが)

情報には三段階あると思うんです。

○ 見込み客を集めるための情報(広告とかパンフとか一般的なもの)
○ 成約率を高めるための情報
○ 約定額を高めるための情報

この3種類の情報の中身ってまるで違うわけですが、残念ながら私が持っている情報は一番上の一般的な情報レベルでしかないということ。

そしてそれから思うことは、「なんとなく面白そうだなぁ」ってことだけです。ですから投資をするにしても当然そういうレベルの投資しか私は考えていません。いや、投資と言う言葉を使うのも間違いかもしれません。巷で聞いた「XXX会社」の株が上がるらしいという情報で「よし、俺もちょっと買ってみるか」というレベルです。

この投資話は結構面白いと思うわけで、3番目の情報も入ってくればまた考え方も変わるのでしょうが・・・・。

ま、私の「今の」考え方ってそんなレベルでしかなく、私がこれをこのブログに書いたことによりインクワイアリが増え、成約もあったそうですが、私としては他人様に薦められるような状態では全くありません。世の中にはこういうのに興味を持つというか、もしかしたら「病気」かもしれませんが、そういう性格の人向けぐらいに思っています。

投資に関してですが、私が持っている一番大事な考え方があります。それは

「借金してでもやりたい、利益が出る投資かどうか?」

これに尽きます。実際に借金はしなくても、世の中って銀行にしても機関投資家にしても他人の金を扱って投資をするわけですよね。これってジジババがへそくりで投資をするのと全く違っていて、「損したら損したでしょうがないね」という考え方は全くないはずです。でも素人の投資って「自己責任」という言葉を自分なりに解釈して、損が出たら損が出たでしょうがないのだ、と言う風に間違った方向の言い訳を認める考え方だと思うんです。

これって面白いもんで、投資も商売も同じで、良いところばかり見たら駄目なのは明白で、一つ二つ問題点はあるんだけれど・・という内容のものは、まさにその一つ二つが現実化して失敗するケースが多いんですね。私の過去はまさにそれの連続でした。「絶対に売れる!」と信じた商品でも問題が全くないことはありえなくて、「こういう問題点がなくはない」なんてのがまさに問題として出てくるなんてことの連続でした。

人間の心理って面白くて、9割がた大丈夫だと思うとゴーサインを出すのね。でも解決できない最後の1割が常に邪魔をする。これは比重の置き方の問題で、項目数で%を決めるべきじゃないんですよね。私の人生なんてそれによる失敗の人生と言っても良いくらい。

だからある時考え方を変えたのです。自分の資金でやるからそういう甘い考え方が出てくるのだから、借金してやるとなったらどうかという視点で全てを見るようにしました。これだと失敗は許されないわけで、失敗すれば返済をしなければならないから非常に神経質になる。と、同時に借金と言うことは利息が必ず付くわけで、予想利益にもそれを計算として入れないとならない。

こう考えるとゴーサインが出る案ってかなり減るんですね。でも本来それが正しい姿なんだろうと思います。

また借金にはコストが必ず掛かりますから、そのコスト意識も大事だと思うんです。自己資金だとこのコストを考えないのが普通ですから、いつまで経っても利益が出ないことばかりしてしまう。

ま、そんな考え方ですから、定期預金だとか一般大衆に勧める巷の投資案件なんてまるでお話にならないわけです。利益が出るどころか、彼らが我々に提示する利益とは、実は彼らのコストでしかないんですね。彼らはそれを運用して利益を出す。

どうやって?

ここが我々一般投資家でも考えるべき、最初の一歩だと思うんです。

ま、世の中には我々一般人をその気にさせて金を出させる投資がたくさんありますが、それって川で言えば一番の川下、ピラミッドで言えば一番下の底辺。我々がそれで満足しているからそれを利用して世の中が動いていくわけで、我々が社会を支えているんだろうと思います。でもその中で何か良いこと無いか探しても無駄で、私達を利用して生きる彼らと同じ様にコスト意識を持ち、リスクに関してもシビアに見てリスクを取っていかない限り、原資を守り、利益も出せないはず。我々の一般的な意識ではインフレに勝つのでさえ難しいのが現状じゃないでしょうか。私はそんな風に考えています。

でもどんなに頑張っても情報が少ないのは間違いがなく、プロと同じ土俵で利益を出そうなんてことは非常に難しい。だからこそ、情報提供側には本気で頑張ってもらいたいわけで、一般的な広告やパンフ程度の情報発信でよいだろうなんて考えられたら本当に困るわけです。

でもま、最後の最後は勘に頼る、あるいは運を天に任すしかないのが現実で、無駄な抵抗をしてもしょうがないのかもですね。でも私としてはそれを認めるわけにはいきません。特にジジババになれば失敗を埋めることは不可能なんですから。

ま、そんなこんなでこの投資話は非常に興味があるのだけれど、そこから一歩踏み込んで考えるほどの情報が無いし、また情報があったところで未知の分野の話ですから決定は難しそうです。だからと言って、宣伝文句に乗るほどイージーゴーイングじゃない。

それと最後に、どうして私がこの投資話に真剣になれないのかですが、リスクコントロールのしようがまるでないということなんですね。勘で投資しようが、丸め込まれて投資しようが、調べに調べ抜いて投資しようが、世の中は常に動くわけで、状況が変わったときに、あるいは変わると予想したときに、この投資話はどうにもコントロールが出来ないわけです。

一番重要な点としては、逃げ道が無いということ。撤退ができない。つまり既発スキームの売買市場が形成されていないってこと。撤退したい理由はいろいろでしょう。世界経済の読みだろうが、個人の都合だろうが、途中解約、転売ができない。もちろん会社のサイトを見ますと、転売自由となっていますし、売りたい、買いたい情報も出ていますが、それが実際の市場として機能しているようには全く見えないということ。買ったら買いっぱなしにするしかないんですね。

ですから、この%だけが気になってのめり込むとうまくないと思うわけで、「興味」の域を出て考えることは私には不可能というのはそういうことです。投資額もそれなりってことです。

リスクを数値化して期待利益からそれを引けば、BBクラスの社債を買っても米ドル建てで7-8%に回るのはいくらでもあるわけですから、表面の%に惑わされてはならないと思います。でもすんなり行ったらこの利回りはやっぱり嬉しいですね~~。(笑)

ま、細かいことをグチャグチャ考える投資でもないし、こういうのが好きな人には面白いと思うって感じです。最低では15万円ほどから始められるというのもマレーシアの国情というより、そもそもそういう投資なんだろうと私は思うわけです。全力投球は残念ながら私にはできません。

投資って本当に難しいと思っていまして、あの世界史、日本史に大きく関わっていたリーマンブラザーズ(彼らが資金提供しなければ日露戦争はあり得なかった)でさえも破綻した事実を忘れるべきでないし、日頃はうまく行っている投資でも911、311、リーマンショック等で全財産を失う人がいる。投資で失敗するとはそういうことで、万が一で破綻するんですね。日頃の失敗の積み重ねで破綻するんじゃない。でも全力投球しなければ面白い投資もあるのは事実で、私はこの椰子農園投資もその部類であると考えています。乗るか乗らないかじゃなくて、どのくらい突っ込むかがポイントだと思ってます。

少なくともそういう見込み客は少なからずいるはずですから、成約率を高め、どうせやるならもうちょっと真剣に考えてみようと思うような約定単価を上げるような情報が入ってきたら面白いと思っていまし、それが出てくればまた日記で取り上げたいと思っています。

きっとマレーシアの投資家の中にはウン千万、いやウン億つぎ込んでるような人もいるんでしょうが、そういう人たちが私達と同じ様な情報しか持っていないとはとうてい思えないわけです。判断基準も違うところにあるような気がしてならないのです。

情報提供をお待ちしています。

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