ゴールドコースト超ミニオフ会が開かれました。各地から皆さんが集まって、総勢、なんと3名。(笑)
いや~、なんてことは無い、マレーシア関連で知り合った方がゴールドコーストに遊びに来たのでお会いしただけです。
でも楽しかった~~。
手料理もご馳走になりましたし。焼き豚つくりにちょっとアイデアももらいましたし。(笑)
3時間半ぐらいおしゃべりを続けましたでしょうか。
その方はここの読者でもあるのですが、一緒に来られた娘さんが凄いんですわ。お会いしたのは二度目ですが、彼女は日本の大学を卒業し、今はメルボルンの大学院に通っていらっしゃるんですが、1を聞いて10を知るタイプ。話をするときの目つきが違う。決してあちこっち向いたロンドンパリじゃないですよ(笑)。気迫があるんですね。一言も聞き漏らすまいとする熱心さが伝わってくるような若者。私は最近の若者でこういうタイプを知りませんので、話をしていても本当に楽しいんです。
私はいつも留学とか移住、早期退職に関しては難癖ばかりつけていますが、やっぱり正道ってのがあると思っています。留学ですが、日本でちゃんと教育を受け、日本人という軸足もしっかり出来た状態でそれに海外経験をプラスする。良いと思うなぁ、こういうのが。
その点、日本には遊びに行ったことが数回ある程度の我が家の息子達は継ぎ接ぎだらけで、わけがわからん連中かも。それでも彼らが言わなければ、オーストラリア育ちというのはまずわからないくらい日本人らしいですが、中身は???です。
でもかなり小さな頃から催眠術をかけて育てましたので、「俺は日本人だ!文句あるか、バーロー」みたいな連中で、アイデンティティ作りにおいてはシメシメとは思っています。(笑)
今日お会いした娘さんもすんなりメルボルン大学(オーストラリアのトップ校)の大学院に入って学んでいるんですから、英語力もたいしたものがあるだろうし、こちらの大学院の勉強量の多さ、スピードの速さは次男坊から聞いていますが、大学とは全くレベルが違うらしいですし、苦労はするでしょうが2年後の卒業時にはどんなになっているのか私も非常に楽しみです。
語学じゃグローバル化じゃなんてのはやる気があればどうにでもなるし、海外で育たなければその能力を得られないなんてことは全く関係無いのがこういう若者を見ていてそう思います。それほど出来る子じゃないから・・・なんて子こそ海外に出すと大変なことになるのを忘れないほうが良いと思っています。(親が子供を過小評価して、結果子供が苦労する)
また日本の学歴社会ってちょっと変わっていて、どこの大学を出たかが重視される時代があったし、私の時代はまさにそれでした。出ちゃえばそれでOKで、どの程度の力があるかは二の次。ところがオーストラリアの教育現場を見てみますとのんびりしていますし、ゆとり教育をやっているようで、実は学歴社会でもあって競争がかなり厳しい。そしてもちろん偏差値みたいのがありまして、高校生になるとそれが常に着いて回ります。大学入学はその高校時代の偏差値で決まりますし(入試はない)、そして就職時は大学時の成績がかなり重視される。だから上を狙う子は、高校生になってから気を抜くとかなりうまくない。
これはマレーシアも同じだと読者の方から教えていただいていますし、多言語社会であるが故のややこしい問題もあるようですし、我々が見るとマレーシア人って何ヶ国語も扱える凄い人たちに見えるけれど、実は子供レベルの言葉しか使えていないのが普通という、その言語がわからない私にはわからない問題点もあるようで、でもきっちり教育する家ではちゃんと教育指針にそってやっているとのこと。多言語だから良いんじゃなくて、多言語だから余計苦労があるという視点を持つのも大事だと思っています。でもインター校なら楽チンかも。
こういうのって子供が中学高校、あるいは大学生にしても、「どう?」って聞いてみるとすぐわかるんですね。「結構楽しくやってるよ」なんて返事だとどの程度になっているのか想像がつくわけで、「駄目、もう死ぬ」と言えば、シメシメなのかもです。(笑)
そして彼らに取ってはもう一つの外国語である日本語、おまけに日本文化を理解させるには、もう一段階上の苦労を避けて通ることは出来ないってことでしょう。