がっかり日経平均

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昨日の夜、アメリカ時間での下げがきつかったですね。日本時間21時30分の指標発表では良い数字が出ていたのでアメリカ市場も上昇から始まったのは良かったけれど、結局は「ウクライナ問題・中国景気減速懸念が重し」という理由で急落。それに引きずられて日経225も下がった。

私としては、一昨日の時点で下がったものの崖っぷちで踏ん張る形で、ここから反転して上がってくるだろうと期待していたのですが、小さな打ち上げ花火が上がった後、急落。ここを死守して欲しいと思っていたポイントをあっさり下抜けしてチャートとしては非常にうまくない形になってしまいました。

Nikkei225 CFD 1D

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今年に入ってから下降トレンドが始まり、それが戻してきて、上昇トレンドに戻るかどうかの一番大事なところで結局は失速して下げトレンド継続の形になりましたね。本当に残念です。

これからの見どころは2月頭の安値を超えて下がるのかどうか。ここだけは死守して欲しいですが、どうでしょうかね。これを超えるとかなりうまくないはず。ウクライナ、中国問題があって、なおかつ消費税増税ですから希望は大きくても現実は厳しいと見るべきなんでしょう。

しかしまぁ、相場はやっぱり期待しながら見てもしょうがないわけで、「相場のことは相場に聞け」で対応するしか無く、日本再生だの、株価は上がって欲しいだの考えても無駄。売りどころは躊躇すること無く売るしかないんでしょう。そういう意味で大勢を見るのに良いと思っている4時間足なんて素直に動いちゃったわけで、売りもちゃんと出来る人、ロングもショートも関係なくトレードできる人たちには勝つチャンスはいくらでもあるってことでしょう。

Nikkei225CFD 4H チャートを冷静に見れば、陰転すればショート出撃すべき綺麗な形になると書いた通り、残念ながら綺麗な形になってしまった。こういうのに素直についていけるようじゃないと駄目なんでしょうねぇ。

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丸印をつけたBB_MACDは綺麗な売りサインが出ていますね。下降トレンドははっきりしていて、ボリンジャーバンドを超えるほどの強さ。その中で短期オシレータが上がって、そしてそれが陰転する瞬間、ここがショート出撃のポイント。

株式市場の下げと逆に上がっているのが金(ゴールド)。強いですね。金投資を始めると私に連絡してきた人はもうポジションを建てたのでしょうか。

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相場のことをブログに書く場合、一体どういう読者を念頭に置いて書くべきなのかいつも悩みながら書いています。このブログを相場ブログと捉えている読者もいるのですが、皆さんそれぞれ投資対象も売買手法も違うのがわかります。本当は個別の問題に対して詳細を書きたいのですが、そうそうしょっちゅう問い合わせや話題があるわけでもなく、私としては一般論的な最大公約数を考えて書くしかありません。

となると、やっぱり日経平均の動きに多くの方の興味があるようですが、私は日経平均のトレードを勧めたことは一度もありません。それどころか日経225は非常に難しいと思うと何度も書いています。でも、株式投資をしている方々が多く、日経の動きに興味がある人が多いというジレンマがあります。私としてはそういう方々に関しては、株式投資を止めたほうが良いとは言いませんが、やるなら先物(あるいはCFD)なり信用取引をして「下落に備える」「下落で利益を出す」重要性を書くしか無いと思っています。

多くの方々は(このブログを読む年齢層に関係があるのでしょうが)古いタイプが多く、つまり上がるであろう株を探して購入し、長期で持つという古典的な考えに固執している方が多いと感じるのです。私としてはどうにかして、こういう方々に違う考え方を持ってもらいたいと思いつつ書くことが多い。私が日経平均に関して書くときはそういう考え方でいつも書いています。売りもできなければボクシングを片手(買いのみ)で戦うのと同じであるし、そして「長期投資」という考え方は捨てたほうが良いんじゃないかと考えているわけです。長期投資は難しすぎます。って私が苦手なだけでしょうが、短期投資やデイトレってプロ、半プロがやるようなことのように考えていると逆で、初心者だからこそデイトレが良いと考えているくらいです。何百億、何千億のお金を動かす機関投資家や巷の評論家達と同じレベルで世界の動向を見ながら売買するなんてことは所詮無理なんですから。またそういう機関投資家たちが実際にどのくらいのパフォーマンスを出しているのかを考える必要があると思っています。

私達ゴミ投資家は買いだろうが売りだろうが、対象は何でもありで、顧客の金を運用しているわけでもありませんから勝ち負けに責任もなければ、買った理由、売った理由の説明責任も我々にはないわけです。デイトレじゃないにしても4時間足が大きな流れを見るのに良いというのはいつも書いていますが、もし機関投資家が同じように感じてもそれで売買なんか出来ないわけですよ。4時間足のチャートで下降トレンドで戻り売りのチャンスと見たから100億売ってみました、なんてことは絶対にあり得ないわけです。もしそんなことをしたら即刻首のはず。株もそうで、なぜその株を買ったのかを「上がると思ったから」、なぜ売ったのかを「下がると読んだから」と言っても首になるはず。また大きなお金を動かす人たちは、短期売買なんかできないんですね。自分の注文だけで相場が動いてしまうわけですから。

でもテレビや雑誌でああじゃこうじゃいう専門家やファンドマネージャーはそういう機関投資家の目で市場を、そして世界を見ているはずなんですね。為替もそうですよね。世界情勢を分析し、ああでもないこうでもないと、機関投資家、あるいは貿易関係の企業の様に何時の時点でどのくらいの外貨交換をしなければならない場合、今後どう動くのかを常に読まなければならないわけです。

でも我々は明日上がろうが下がろうが、3ヶ月後にどうなっていようかまるで関係ないし、気が乗らなければ何ヶ月でもなにもしないでいても首にはならないわけです。また市場に大きな動きが出た場合、なぜそう動くのか、それにどう対処するのかを考える必要もないし、それを顧客に説明する必要もない。そして動かす金額なんかたかがしれていますから、自分の注文で値が動くこともあり得ない。だからデイトレだろうとスキャルだろうと自由自在。こういうゴミ投資家にはゴミ投資家の利点がありますからそれを大いに利用するべきで、四季報をどれだけ読もうか、経済関連のニュースや解説をどれだけ研究しようが、それでゴミ投資家が勝つのは難しい。ウォーレンバフェットを尊敬するのは良いですが、彼と同じには絶対になれないわけです。こういうことが投資の経験が浅い人にはわからないんですね。それこそ40年、50年も前から相場に手を出す個人投資家なんかゴマンといたわけで、その当時だって神様と言われる人はいたわけです。評論家専門家もいくらでもいた。今と全く同じ状態。そして同じようなことを考えてやってきたんですね。でも勝てるかというとそんなこともないのは今も過去も同じ。では自分に何ができるのか、自分には何があっているのかを考え、そこに道を見出した人だけが勝つ世界であるということにある日ある時気がつくわけです。それに5年掛かるのか、10年掛かるのか、20年掛かるのか、それとも気がつく前にやめるのかの違いがあるだけ。

そういう意味で、私なんか可哀想なもんで(笑)、株に興味を持ちだしてから、これしか自分に勝つ道はないと思うようになるまで何年かかったと思います?30年ですよ、30年。その切っ掛けはやっぱりネットだと思います。ネットの中の情報量って半端じゃなくて、世界中のプロの情報が手に入る。これがなかったら今の私は存在しないはず。逆を返せば素直に世の中を見ることができた人たちは数年どころか、数ヶ月でコンスタントに利益を出すようになった人も多く出てきた。これは特に若い人たちで、日本でもメディアで有名な何百億稼いだ若者がいますが、桁は違うにしても勝ち組って結構いるんですね。でも私は、四季報を暗記するぐらい読みましたとか、ウォーレン・バフェットの手法で勝っていますという人には未だかつて会ったことがありません。

ですから、投資歴30年でも、1年でもその年数ってまるで関係ないんですね。勝てない人は勝てない。勝てる人は勝てる。ではどこがどう違うのか、これを真剣に考える必要があるし、まるで自信がない人でも勝てるようになる道はある。私はそこの意識改革をしたいと思って相場のことを書いているわけです。難しいようで難しくないんですよ。「平均足」と「ストキャス」があれば勝てると豪語する人に会ったことがありますが、「だろうな」と思いますもの。でもチャートをどう作るかどう読むかとは別に、基本的なお約束事があるんですね。実はそのお約束ごとの方が大事で、いくらチャート分析がうまくてもそのお約束事がわからないと何十年やっても駄目なんですね。

極論を言えば「いかにうまく負けるか」ということだと思うのですが、負けが少なくなれば嫌でも勝つわけですよ。そのポイントは何度も書いているように「リスクリワードレシオ」を理解するということであり、昔からの言い方をすれば「塩漬けをしない」であるし、そういう基本に立って細かいことを覚えていくわけで、「所詮ギャンブルだ」なんて考え方を持っている限り絶対に勝てない。基本がわかれば、「トレンドの重要性」「トレンドの中でいつ出撃撤退するか」「トレンド変換点をどう読むか、どう対処するか」「ヨコヨコの動きにはどう対応するか」とか技術を積み上げればどうにかなるってこと。そして「待つ」ことの重要性があるわけで、これが私が考える一番難しいことなんですが、それに耐えられない場合はデイトレとかスキャルに向かうのだろうと思っています。一日の中にチャンスはいくらでもありますから。

今ここに書いたのが私の本音で、日経平均のことを書くのも、最終的にそういう方向へ持って行きたいから。出来ることなら、そういう方向へ向かうことができた方々と細かい技術的な話をしたいのですが、このブログではまだそこには至っていません。それは多分書き方も悪いのだろうと思っているのですが、この4,5年書き続けてきて結局どうなったかを考えると、このまま同じことを進めても時間の浪費で意味が無いとも感じています。

そういう意味でこのブログでの相場の扱いを考えないとならないわけで、どうでも良いような最大公約数的な内容を書き続けても意味がなさそうですから、また長男と私とでそろそろ動き出しますから、それを切っ掛けに相場に関してはブログを分離し、興味がある方だけ集まってクローズドでやるほうが良いと考えています。

でも相場のことをブログに書かないとなると、本当に書くネタがないブログになってしまう。(笑)

ま、どうでも良いことをだらだら書いてもしょうがありませんし、こういうスタンスでもう4,5年やってきましたから、そろそろやり方を変えようと思っています。

とりあえずは、需要は少ないにしても(笑)、細かいこと、でも大事だと思うことを書いていくべきかなと思っています。

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