この数日、家庭菜園とか種に関して書きましたが、その中でニームツリーに関してちょっと書きました。これを改めて書いておいたほうが良いと思うのでちょっと詳しく書きます。
家庭菜園で気になるのは害虫ですが、これに効く薬って結構あるんですね。噴霧して害虫を殺す、近寄らせないものから、水に混ぜて植物の中に取り込ませるタイプのものもあり、かなり強力。市販の野菜の多くはこういうものを使っているはずで、だから怖いわけですが、自分で栽培するときにはこういうものは使いたくない。
専門店に行きますとオーガニックのものが売られていますが、オーガニックなら大丈夫かというとそうでもないと私は考えています。毒は毒でそれが化学薬品だろうと自然由来のものであろうと同じ危険があると思っています。
そこで探して見つけたのがニームツリーオイルというものでした。
これは日本でもユーザーは結構いるようで、元々はインド原産かな?インド人の家庭には必ずあるようなものらしいです。これを体に塗ったりあるいは飲んだりするらしい。詳しいことは調べればすぐにわかりますが、これが虫除けにかなり効くんです。ニームツリーオイルと言ってもベトベトしたオイルではないし、またオイル状ではない水で成分を抽出したものもあり、私はそれを主に使っていました。
これを虫に直接噴霧すると簡単に死にますし、また植物に噴霧しておけば虫は近寄りません。日本で言う除虫菊をイメージすると似たようなものかもしれません。
これは別に家庭菜園に使う必要もないわけで、我が家ではミジ対策にも使っていました。窓という窓には網戸がついていますが、オーストラリアにはミジと呼ばれるとんでもない虫がいます。蚊と同じように人の血を吸うし、噛まれると非常に痒く、耐性ができないとかなり酷いことになる虫なのですが、こいつがかなり小さいんですよ。網戸も通り抜けてくる。そこで殺虫剤を網戸に吹きかけるとかしていたのですが、ニームツリーを知ってからはこれを噴霧するようにしていました。
そしてこのニームツリーオイル、あるいはニームツリーエクストラクトの元になるニームツリーも売られていることがわかり手に入れました。
この木は育つと大きくなる木がですがせいぜい100-150センチで留まるようにするのは簡単。芽を摘めば良いだけですから。これをポットで育てて家庭菜園の周りに配置するとかなり効き目がありました。虫が寄ってこないんですね。
私は3本しか入手せず、全て地下室の水耕栽培菜園用に使っていましたが、これをリビングとか寝室に置けばかなり蚊よけ虫除けに有効だと思います。
インド人がごっそりいるマレーシアにこのニームツリーがないはずがありませんので、私は簡単に手に入ると考えています。
ニームオイルや抽出液(エクストラクト)がゴキブリに効くのかどうかの実験はしませんでしたが、少なくとも蚊とか植物によく付くアブラムシ(ゴキブリではない)にはかなり有効だと思います。ですからニームツリーとその成分があるオイルなり液状のものの二本立てならきっとデング熱も怖くはないかもしれない。
私がマレーシアに行ったらこれらを速攻で探すつもりですが、興味のある方は是非探してみてください。またすでにこれの存在をマレーシアで確認した方がいらっしゃったら是非、入手方法などを教えて下さい。
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ニームツリー Neemtree Wiki
インドセンダン(印度栴檀、学名:Azadirachta indica)とはセンダン科の植物。インド原産の常緑樹で、熱帯地方全域に広く植樹されている。英名の「ニーム」で知られる。種子に含まれるアザジラクチンという成分が虫除けに効果があるとされ、利用されている。日本でもハーブの木として、苗木が市販されている。
大きな木になりますが、盆栽でも作るつもりで小さく育てることは可能。
オイル状、そうでないもの、また石鹸とか化粧品もいろいろあるはず。もしかしたら水虫とかニキビにもよいかもですね。
追加情報:
マレーシアでは”Pokok mambu” or “Pokok semambu”と呼ばれることが多いらしい。インド人が良く行くナーサリーには間違いなくあると思うんですがどうでしょうか。またインド人街では関連商品が売られているはず。