知らない医者から電話が来た

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知らない医者から電話が来た。そしてその女性は腕の骨を折ったヨメサンの話をしてる。あんた誰?

聞いてみたら、ピンダラの救急病院で紹介されたスペシャリストだった。こちらから電話をして予約を取ろうと思っていたのに、向こうから電話があったということ。

サービス良いですねぇ。

そういえば、前にもそんなことがあったような気がします。また救急病院から電話があって、「その後、どうですか?」と聞かれたり。

こういうところはオーストラリアの良い所かもしれませんね。医療の腕はわかりませんが、こちらは「患者ありき」の感じがします。日本は「現場優先」みたいな感じで、本当に医療水準が高いのかどうかわからないと思うことがあります。系列は系列で、良い医者がいようと系列外は無いも一緒だし。また点数制ですから、点数を稼がないと経営が成り立たないなんてこともあるようで、本当に患者が必要としている治療がなされているのかも良くわからない。

また患者は患者で、ちょっと頭が痛いだけで有名な脳外科の先生のところに行ったり、風を引いたぐらいで大学病院に行ったり。そして薬をくれないと不安になったりね。(笑)

こちらはホームドクター制で、とにかく何かあったらホームドクターの所へ行くのが普通。で、ホームドクターの手に負えない場合は専門医を紹介するというシステムで、我々が勝手に専門医の所へは行けないシステム。全く行けないこともないのだけれど、料金が高かったり。で、今までを思い出してみると、専門医に回されたことって本当に数えるぐらいしか無い。20回に1回ぐらいの割合?

その代わり、具合が悪くなくても半年に一回ぐらいはホームドクターのところに行って様子を話したり、場合によっては血液検査をしたり。予防医学という点でもホームドクター制って良いと思うなぁ。ところがホームドクターが窓口になるわけだから、この先生がヤブだとうまくないことになるのね。そんなので問題が出た話は何度も聞いたことがある。そういう意味で、患者がどうしても不安な場合は、「とにかく専門医に診てもらいたい」とゴネるのが良い。(笑)

「どこで診てもらっても同じだ!!」なんて自分が信用されていないと思って怒るホームドクターもいるのね。我が家のホームドクターもそのタイプ。でもいつも真剣にやってくれているのがわかるから、OK。

ところで、その骨折のスペシャリストだけれど、予約は10時過ぎなのに朝7時半以降は一切、食べない、飲まないで来てくれとのこと。え?と思ったら

「場合によってはすぐ全身麻酔で手術することになりますから」ですと。

ヨメサンの手のレントゲン写真を見ていないのに何を言うかと思ったら、骨が二本とも折れて、それが捻れたようになっているというのを救急病院の医者から聞いている様子。そういうことも電話でちゃんと申し送りしているんですねぇ。感心感心。

でもま、手術が必要じゃないにしても、万が一ってことがあるから「そのつもりで・・」っていうんでしょうね。多分そうに違いない。いや絶対にそうだ。その通りだ、手術なんか必要ないだろうと誰か言ってくれ~~~~~~~~。

    

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