私が糖質制限をしている理由は2つありまして、一つは血糖値対策。医者に「そろそろ正規軍かもだ」なんて脅かされまして、ネットを見てみると正規軍の人たちがどれだけ苦労しているのかがわかりますし、自分でどこまで低い血糖値を維持できるのかそれの実験。
そしてもう一つはダイエットです。私はそんじょそこらのデブと違って筋金入りですから <( ̄^ ̄)>エッヘン これをどうにかしないとなりません。で、ダイエットそのものは若い頃から趣味みたいもんで何度となく繰り返しています(そして何度もリバウンド)。過去に自己流でやったものも(レタス+マヨネーズとか)効果があったものは今思い返せばいわゆる低糖質ダイエットであって、アトキンス式みたいなもんです。
で、これは徹底した低糖質食を最初の2週間やりまして、あとは穏やかな制限にするのですが、現在は徹底した糖質制限中。
でもねぇ、本当に不思議なんですが、若い時にはすんなり痩せたのに段々と効き目が悪くなるのがはっきりわかります。今までなら簡単に15キロは落ちてて良い期間やっているのに、5,6キロの減量で止まったまま進展がありません。
そこでこの数日、かなり気にして糖質制限をしているのですが、なかなかエンジンが掛かりません。本当に不思議です。いくら食べても痩せるという摩訶不思議なことが起きるダイエットなのに(かつては一日3000キロカロリー摂っても痩せた)、今では一日1200キロカロリーぐらいしか摂っていないのに全く動かないんですから。私の基礎代謝に必要なエネルギーも摂っていないはずなのに。
アトキンス式は何度もやりましたし、40代の頃はそれで25キロの減量に成功したこともあって、自分としては熟知しているつもりなんですが、今になるとやっぱりわからないことばかりです。
そもそも膨大なエネルギーがどこに消えていくのか。多分、自分の身体を維持するのに必要なエネルギーって2500キロカロリーぐらいだと思うのですが、これって500グラムのステーキ一枚分なんですね。つまり、一日500グラムのステーキだけ食べたと単純計算してもプラマイ0。ところがですね、このアトキンス式が不思議なのはそれ以上のカロリーを摂っても痩せるんです。それも一日300グラム~600グラムもコンスタントに落ちる。
このダイエットを開始した直後は大きく落ちるのが普通(たとえば2日で2キロとか)ですが、それは身体の水分が関係していることははっきりわかっています。身体から糖分が極端に減ると水分も減る。でもその後、毎日300-600グラム減るって不思議ですよね。それが全て脂だとして2700~5400キロカロリー分もあるんですから。つまり食べたものが2500キロカロリーだとしても、それにプラスされて合計では5000~8000キロカロリーものエネルギーが毎日どこかに消えているということ。
私は消費という言葉は使いたくないんです。だって一日に5000キロカロリーを使うなんてありえませんから。フルマラソンを走ってもそれだけのエネルギーは消費されない。
アトキンス式、あるいはそれに似たダイエット法を提唱するお医師が結構いるのですが、ある医師は「食べたいだけ食べたら痩せない」と書いていました。そりゃそうですよね。そうじゃないと理屈が合いませんから。
でもアトキンス博士がこれを提唱しだした当時は「いくら食べても良い」という方法だったんです。ですから私もこれなら出来そうだと思って始めたわけですが、実際に毎日3000キロカロリー以上摂っても痩せるという不思議なことが起きる。
これに関してはかなり調べましたが、そのメカニズムを説明している人は一人も見つけられませんでした。
ですから、私としては素人ながら「ケトン体が水溶性であるから」だと想像しています。身体の中にあるエネルギーは糖分にしても中性脂肪にしても尿や汗で体外に出ることはありませんよね。そんな漏れ方をしたら大変なことになります。でも極端な低糖質食を摂ると2つのことが起きます。一つは糖新生と言うタンパク質、アミノ酸などから糖分を作るメカニズム。そしてもう一つは脂肪を分解してケトン体を作るメカニズム。(実はもう一つあるらしい)
こうやって人類は飢餓から身体を守ってきたわけですが、その脂肪を分解してケトン体を作り出すのを目標にするのがアトキンス式で代表される糖質制限ダイエット。で、そのケトン体だけは水溶性だというところに私は注目しているんです。つまり、汗や尿に溶けて体外に出てしまう。あるいは出すことが出来る。
だから一日5000キロカロリーとか大量のエネルギーがどこかへ消えてしまうみたいなことが起きるのではないかと。
もしそうではないとしたら、アトキンス式は全く科学的ではなくてオカルトの部類になってしまいます。だって
「孤立系のエネルギーの総量は変化しない」
という物理学においてエネルギー保存の大原則があるわけですから。エネルギーの形は変わっても総量は変わらないんですね。でもアトキンス式では数千キロカロリーに相当する脂肪分が分解され、それがどこかへ消えてしまうんですから。
科学的思考をする人はこの物理の大原則から逸脱することが出来ませんから、アトキンス式では痩せることは出来ないとか、エネルギー摂取量を下げなければ効かないとか、脂が減ったのではなくて水分が減ったのだと理屈を付けるわけです。
いつも不思議だと思うのがテレビで良くやっている「大食い選手権」。かつてはギャル曽根が凄いと思っていましたが、最近のトップ争いは「10キロ食べられるかどうか」なんですね。これって一体どうなっているのか本当に不思議です。そのまま下痢するように出てしまうならわかりますが、これを全て消化したとすると最低でも40000キロカロリーにも達する。ケーキの大食いなんてもっと凄いことになるはずで、そのエネルギーは一体どこへ行くのか。
「彼らは代謝が良いんだよ」なんて言う人がいますが、普通の人の20倍ものエネルギーを代謝しちゃうんですかね?そんなことはあり得ないでしょう。時速50キロで何時間も走れるならそういうことも起きるでしょうが。(笑)
でも食べたいだけ食べて痩せた人は世界中にいくらでもいるんですね。私もその内の一人。ただ、最近効き目が悪くなってきていますが。(笑)
これってやっぱりオカルトか? (爆)
なんでもいいから体重よ、落ちてくれ~~~~~~~~!!