前に書いたとおりですが、飲茶の定番である豆鼓蒸排骨(ポークスペアリブ)は簡単で、しかも激ウマに出来るのはわかっていて、それを豆腐に掛けるだけのものを過去に作りました。これもグッド。勝手にダボ流「豆鼓蒸排骨豆腐」なんて名づけていたのですが ^^;、ただ豆腐の上に乗せただけのものだったわけです。
じゃぁ、麻婆豆腐みたいにしっかり豆腐を煮込んだらどうなるのか、それの実験をしました。
もう一つ平行してやった実験は、豚肉に「豚バラブロック」を使うということ。この豚バラはかなり薄いブロックで、皮も肉も柔らかい。切った状態で売っている、肉厚もあって皮がゴム状態の物とは全く違う豚バラ。角煮ですが、いろいろ悩んで、結局はこの薄くて柔らかい豚バラブロックを使ったら思い通りの柔らか~~~な角煮が出来て、それ以来、豚バラといえばこの手のものしか買いません。
でも豆鼓蒸排骨にそれが合うかというと未知数。お店の飲茶で出てくるものは、普通小さな骨が付いている豚の肋に近い肉、あるいは中国語で「脆肉」と呼ばれる軟骨の部分を使うわけで、表皮に近い部分を使うなんて聞いたこともありませんから。
まず、豚バラブロックを油を結構ひいた鍋で皮側だけ焼きます。いくら皮が柔らかいといえ、皮は皮ですから、歯ごたえとして皮らしいものがない方が良いと思ったから。また油をたっぷり使うのは、脂は油に溶けるからその方が良く脂が落ちる。
こんがり焼くのではなくて、この程度。
これが冷めるのを待って、大きめのサイコロ大に切り分けます。火を通して縮むと飲茶の豆鼓蒸排骨と同じぐらいになる感じにする。それを豆鼓蒸排骨のレシピ通りに味付けをします。
豆鼓
生姜
ニンニク
塩
砂糖(ステビアなどの代替品を使う)
米酒
醤油
ホットチリ(赤い唐辛子)
ごま油
これをしばし馴染ませている間に、豆腐の用意。豆腐はこの韓国産が気に入っています。安くて美味しい。日本人のは美味しいけれどかなり高いですから。
これを刻んで別の鍋の沸騰したお湯の中に入れておきます。
肉をフライパンで、中火で炒めます。本来は蒸すわけですが、これだけの量を蒸せませんのでフライパンで炒めることに。煮るって感じ?
弱火で5,6分コトコト煮ていますとかなり汁が出てきます。この汁がこの料理の命ですので、ここで味見をして味を調整。
火が入り過ぎないところで肉だけ取り出して、残った汁で豆腐を煮込みます。
適当なところで肉を戻し一緒に煮込みます。ここでおかしいなと思ったのは混ぜるとどんどん豆腐が崩れていきます。はっと気がついたら、肉をどけた時に使ったメッシュのおタマで混ぜていた。馬鹿だ~~。
片栗粉でとろみを付けてゴマ油を入れて、ちょっと焦げるかな?みたいなところで完成。
皿に盛りつけてネギと唐辛子を乗せて完成。
さてお味は?
うーーむ、75点ってところかなぁ。
美味しいことは美味しいんですよ。全体の味もあっさりしていて味は深い。肉もバラ肉~って感じはなくて、でも固さは全く無いけれどちゃんと歯ごたえはあって味もかなり良いのだけれど、なんというか和中折衷料理みたいな感じ。中華のパンチがないのね。でも中華の味だから何か物足りない感じ。
でもこの発想は間違いなく面白いと思うし、麻辣豆腐だったらかなり行けるはず。
残念でした~~。でも豆鼓蒸排骨としてはほぼ完璧。豆腐は邪魔。(笑)
ご馳走様でした~~~~~
血糖値は122.4mg/dl。思ったより高かった。
--------(後記)----------
緑豆春雨にこれを掛けてちょっと醤油を足したら激ウマだと、家族内では大好評。中華としては初めての食べ物だそうです。
味付けを工夫すれば大丈夫かな?
豚バラを食べてる感触が良いとのこと。
あっという間に売り切れ。(笑)