スロークッカーでカルビシチューを作った

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スロークッカーに関してはいつもボロクソに書いている私ですが、それは(私が凝っている)「低温調理」を基本に考えるからであって、「煮込み」を作るにはこれがベストだと思っているのはいつも書いている通り。

いわゆる「コトコト煮る」のが上手いのがスロークッカー。

ただ時間が掛かるんですね。いや、時間をかけるから美味しくできるわけで、「次の日のカレー」を最初から作りたいと思えばスロークッカー。早く食べたければ圧力鍋になるんでしょう。そして素材重視で調理するなら低温調理。この辺の住み分けが最近はっきりわかるようになりました。

ということでスロークッカーでカルビシチュー。

お約束通りのミレポア炒め。今回はこれも食べますし、長時間煮込むので大きめに切りました。

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使った肉はカルビ。いわゆる牛の中落ち。肋骨の間の肉です。中国人の肉屋で1キロ9ドル。

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これを大きめのぶつ切りにして、かなり熱く熱したフライパンで焼き目をつけます。火を通すのが目的ではなくて、あくまで焼き目をつけるため。これが旨味になる。

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これらを全てスロークッカーに投入し、チキンストックとガーリッククローブを少々、ベイリーフを数枚。それだけで8時間「Low」で調理。その後、ハヤシの素やクラッシュしたトマトなどを入れ、更に2時間。時々味見をして味を調節します。

出来上がりがこれ。

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まさに昨日作って一日置いた美味しさ。(笑)

スロークッカーが面白いのは圧力鍋みたいに「味が出切らない」「肉の繊維が硬くならない」「野菜が溶けない」「それぞれの味が残る」ところにあると思っています。これと同じように圧力鍋で作るのは結構難しいかも。圧力を掛ける時間の調節によって出来上がりがかなり変わりますから。でもスロークッカーはボタンを押して放置するだけ。楽勝。

ただ気になるのが「アク」なんです。アクが出やすいものは下茹でしたり、韓国風に1-2時間、肉を水につけて血抜きをしたり。あるいは途中でアクを取らないとならないのが面倒。でも純粋なスープを取る時でもアクが回ってしまったり、油が乳化してスープが濁ることもないのでスロークッカーは使い方一つで面白いと思います。

温度の上がりぐらいを見ていましたが、2時間経っても80度ぐらいでした。最終的には100度弱で気泡が若干出てくるまでの温度にはなるのですが、この60-80度あたりで時間をかけるのが味噌かもしれませんね。焼き芋もそうですが、電子レンジや熱湯で茹でると美味しく無いというのはまさにそれで、60-80度近辺の温度の時間を長く取るとペチプドがどうてらこうてらで美味しくなるという理屈。

でももし同じものをスロークッカーと圧力鍋とで作って、どちらがどうかと問われても私のベロじゃわからないかも。(笑)

 

 
    

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