三代目のスロークッカーを買おうと思うのだけれど・・

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今のスロークッカーは二台目で別に問題があるわけでもないのですが、やっぱり多機能のものが欲しい。その機能とはもちろん「温度調節機能」。

これがあれば低温調理(湯煎)にも使えるし、スープや料理そのものを好きな温度で調理が可能ということ。

そんなものが必要なのかどうか。さて、そこは疑問。(笑)

ただ調理実験をいろいろやっていると、今の環境ではどうしても真似できないレシピが出てくるんですよ。それは何かというと、中華でスープを80度で蒸らすとか。あるいは洋食では非常に頻繁に出てくるコッコーヴァン(Coq Au Vin)という鶏の煮込み料理みたいに、フライパンで焼いてからオーブンでじっくり火を入れるという調理法。中華なら蒸し器、洋食ならオーブンを使うわけですが、我が家には蒸し器は無いし、オーブンは使用できない状態。またもし出来たとしても温度管理が難しいんですね。材料の中に温度計を入れておいて管理するオーブン料理みたいなことになる。

これって素人にはかなりの重荷なわけです。

でももしスロークッカーのようなものに温度調節機能があれば、それが簡単にできることになる。ターゲットの温度で保持すれば良いんですから。

オーストラリアでは温度調節機能があるスロークッカー、いや、低温調理(Sous Vide)とスロークッカーの両方の機能がある製品がSunbeam社から売りだされています。前に何度か紹介したことがありますが、これ。

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MU4000 Duos™ Sous Vide & Slow Cooker  ←クリック

これの取扱説明書がありましたのでそれを見てみたのですが(これ クリック)、案の定、詳しいスペックが書いてありません。低温調理機(Sous Vide)として温度調節が40~90度まで一度単位で出来ること、そしてスロークッカーとしてはLow,High,Warmがあるというだけで、何ワットの伝熱機が搭載されているかとか、Low,Highは何ワットかとかそんなことも書いてない。それどころか、やっぱりLowは温度が低いと勘違いするようなことが書いてある。

機能がわかる表がありますが、この程度のことしか書いていない。

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この表のDefault Cooking Temperatureを見てください。スロークッキングの機能はLowと書いてある。これってデフォルトの温度設定はLOWって意味ですね。でもスロークッカーは温度調節が出来ずに、LowでもHighでも沸騰状態にまで達するわけですから、温度設定という言い方そのものが正確ではない。

私がスロークッカーは誤解を招く器具だというのはこういうことなんですよ。サーモスタットが付いているとも書いてありませんが、この機種に限っては低温調理機能があるのだから間違いなくサーモスタットは付いているはずだと想像するしかない。これはオーストラリアで売っているスロークッカーのほとんどがこんな感じです。でも中には「温度調節は出来ない」と親切に書いてあるメーカーも有る。(笑)

普通、日本ですとメーカーに電話をすればすぐにわかりますよね。販売店だって良く知っている。また日本で売られている製品のサイトを見てみると、きっちり仕様が書いてあるケースが多い。

こういうところが工業先進国と普通の国の違いなんですね。また顧客サービスの考え方がまるで違いますから、電話をしたところで、今私が見た取扱説明書を見てくださいと言うか、あるいはそれを見ながら説明をするかどちらか。書いていないことを聞くと「わかりません」で終わるのが普通。そこを突っ込んでも話が先に進むかどうか、これが難しいんですね。下手をすると「そういうことがわからなくても、書いてある通りにすればちゃんと料理ができます」ぐらいのことを言われてしまう。またこのメーカーはSunbeam社ですが、ここはかなり多くの製品を扱っているんですね。でもメーカーではないというか、中国で作られているものに自社名を付けて売っているだけのよくあるパターンだろうと私は想像しています。小国のメーカーってそんなものでしょう。

あとやっぱり参考にしたい口コミですが、これがほとんど無いのが普通。またあったにしても日本人みたいに突っ込んだレポートがないのね。便利だとか気に入っているとかそんな程度。

スロークッカーの中には良い物もあるのではないかとも思って、また最近はいろいろ出ているはずですからどんな製品があるのか調べてみました。すると、なんとオーストラリアでは44機種もあった。

Slow Cookers Reviews – ProductReview.com.au
44機種もあった。(笑)

これを一つ一つ調べているのですが、気が遠くなりそうです。今の私はスロークッカーがどういうものかわかっていますので、仕様書を見ればだいたい分かるのですが、仕様書そのものがないのが多いんです。上に紹介したサンビームのスロークッカー&低温調理機も同じ。

でもいくつか面白そうなのも見つけました。以前、読者に紹介されたもの(日本で売っている)と同じだろうと思うのですが、マルチクッカーとでもいうのでしょうか、様々な調理ができるものがありました。我が家にはフライヤーもないのですが、油の様子を見て温度が高いとかまだ低いとかそういうことがきっちりわかる私ではありませんから、揚げ物をするときには必ず温度計を使います。

でももし175度なら175度をきっちりキープしてくれるフライヤーがあったらどれだけ助かることか。それもワット数が高くて、材料を多めに入れても短い時間で設定温度まで戻してくれるフライヤーがあったらいいなと、揚げ物をするたびに思っています。

で、これも良いかなと。8in1で、8種類の調理ができるとのこと。80ドルですと。安い!

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オーストラリアではSheffield 8 in 1 Cooking Masterという商品名ですが、日本ではアマゾンでWonderCooker/ワンダークッカー DF-2828Aとして売られているもの。12,300円。あれれ、オーストラリアのほうが安い。こういうこともあるんですねぇ。容量が違うのかも。

Amazon.co.jp: 1台8役 WonderCooker/ワンダークッカー DF-2828A: ホーム&キッチン

詳しい仕様書はないのですが、パワーは1500ワット。これはかなり良いと思います。ただ、温度調節が80~240度。う~~~む、微妙。これでは低温調理機としてはまるで使えません。最低温度が炊飯器の「保温」より温度が高いんですから。ただし、今回、私が新しいスロークッカーが欲しいと思ったのは80度くらいでキープしたいからですから、これでも大丈夫かもしれません。でもそれは低温調理機を持っているからであって、これで低温調理機の代用は不可能。

難しいですねぇ。もしこれが50度からの設定ができればこれで決まりなんですが。

これにしようかなぁ。これが今持っているスロークッカーの代わりになるのかどうか。ワット数が1500ワットってかなり強力なわけですが、スロークッカーの良さは50-60度辺りの「美味しくなる温度」をゆっくり通り過ぎて行くところにあると思うんですよ。あっという間に100度に達したら意味が無い。ただフライも出来る、炒めものも、蒸し物もできるのは良いかも。シチューとかカレーも炒めるものは炒めて、その後、ゆっくり80度ぐらいで調理するとか出来るわけだから。

8種類の調理ができるということですが、それぞれ切り替えるとどう違いがあるのかの詳しいことがまるでわかりません。でもユーチューブにいろいろ映像は出ているので、そこから判断すると8種類の調理とは温度設定が違うだけの様子。ま、値段が値段ですからややこしい機能があるわけでもないのでしょう。

でもこの製品に心が惹かれる・・・・。

その理由ですが、これって煮物ができるわけですよね。それも電源があれば良い。つまり、家の中ではやりたくない豚足の煮込みもベランダに出せば出来ちゃうってこと。(笑)

蓋で密封できるということは、これでスモークもできるかもしれない。

問題はヨメさんにどういう言い訳をするか・・。 (笑)

シンガポールのテレビ通販の動画。

--------(後記)----------

口コミを見つけました。

○ 容器のコーティングがすぐに剥げてしまう。特に電熱器の位置。
○ 水蒸気が蓋の隙間から下向きに吹き出て、テーブルが水浸しになる。中の水分がすぐになくなって焦げ付くことがある。
○ タイマーは120分までしかなく、スロークッカーとして使えない(放置できない)。

日本製の製品だとこういうことはないんでしょうね。海外ものって難しい。

 

 
    

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