海外住まいで困るのが和食。そして和食材ですが、多くの人が中国や韓国の食材を使っているはず。
我が家もそうで、特定のブランド品じゃないと駄目ってのは別にして、粉類とか冷凍モノは日本食材店で買うと「高いだけ」みたいなものが多いと思っています。
とは言うものの、食の安全とかが気になりますし、やっぱり「安かろう、悪かろう」のイメージは常にありました。
ところがこの数年、韓国ものも中国ものもかなり良くなってきているんですね。まだまだ恐ろしげで手を出したくないものもたくさんありますが、韓国物はかなり良くなってきていると思います。
もしかしたら、我家の場合、一番お世話になっているのは韓国食材店かもです。値段が全然違うのね。
今日は美味しそうな鯖を見つけました。以前から韓国物の鯖を買うことが多かったのですが、今日見つけたのは今まででベストですし、これだけの鯖は日本食材店でも売っていません。鯖と言っても開きで「一夜干し」だろうと思います。
頭を落とした状態で30センチ以上ある大型。
私は鯖は小型のは全く食べる気がしなくて、大型の脂がジュルジュル出てくるようなのが好きなんですが、大きさとしてはこれは文句なしです。そしてこれは「マサバ」ですね。「ゴマサバ」ではない。ま、どちらが良いのかって難しいところですが、私は昔から釣りをしていまして、ゴマサバって外道の部類なんですね。いくらでも釣れて、全く嬉しくないのがゴマサバ。市場価格もマサバの3分の1ぐらいかもしれません。
ゴマサバでも型が良ければ、またマサバが美味しくなくなる時期とかはゴマサバのほうが良いとは思いますが、小型のものはどうにもならず。でもここまでの大きさがあれば、これがマサバではなくてゴマサバだとしても全く文句なしです。
我が家は煙を出せる環境ではないので、魚を焼くときもフライパンです。ノンスティックの紙を敷いて焼きます。
焼き鯖となれば当然、大根おろしが欲しいわけですが、これっぽっちの大根を一々おろすのは面倒ですので、興味本位で買った「フリーズドライ」の大根おろしを使ってみました。
本来はこれを水で戻すのですが、前にそれをやった時に「グズグズ」「ベチャベチャ」「歯ごたえなし」「味もなし」状態でしたので、今回は醤油をそのまま掛けて戻しました。
でもこれも駄目。まぁしょっぱすぎてどうにもならず。でも無いよりかはあったほうが良し。冷蔵庫の中に大根はあるのに、こんな中途半端なもので食べようとする自分がアホに思えましたが、ま、これも経験。(笑)
見た目は悪いですが、結構美味しいと思いました。日本食材店で売っているものより良いと思います。そして安い!
話は全く変わりますが、前の日記に、「ハムやソーセージは恐ろしい作り方がされている」というのを書きました(ここをクリック)。製造過程を知らない方がおかしいのかもしれませんが、ハムなぞは針が何百本も付いている注射器で、水やタンパク質、味の元になるものを肉そのものの50~100%も注入すると聞いてびっくりしました。最終的にはそれで肉の重さより150%重いようなハムになり、製造期間の短縮にも繋がると。
そもそもハムって手をかけているのに肉そのものより安いってのがおかしいですよね。ここにその謎が隠れている。だから良いハムはとんでもなく高い価格なのでしょう。
それとですね、そういう「溶剤」を注射するのは「魚も同じ」なんだそうです。
生魚には流石にやらないようですが、このような干し物とか、切り身の冷凍はまずそれがなされていると思って間違いがないとのこと。本当ですかね。
そういう処理がなされているかどうかを確かめるのは簡単で、背骨の脆さを見ればわかるとのこと。何百本の注射針を刺すわけですから、背骨には穴があく。だから背骨を曲げてみると簡単に折れる。
今日の鯖もそれをやってみたところ、簡単に折れました。(笑)
私は結構ホッケが好きなんですが、定食屋で出されているようなものはやっぱりその類だそうです。またフライにするような切り身もそうなんだそうです。
注射針で溶液を注入すれば、そりゃしっとりもしますし、油成分も入れれば、「脂が乗ってるね~~」なんてことにもなるんでしょう。
ハムにしても美味しいのならそれで良いとは思うのですが、そういう処理がされているというのが全く消費者には見えないってのはうまくないと思います。
こんなことをするのが業界の常識だなんて知らないほうが良かったかも。 (笑)